横浜流星×浜辺美波主演で実写ドラマ化・わたどう!
【あらすじ】
共同作業でふたたび熱く燃え上がるかに思えた椿と七桜だが、金沢に戻った二人はそれぞれの宿命を受け入れ、別々の道を歩む。光月庵への反撃を開始する七桜は、意識が戻りつつある大旦那に自分こそが光月庵の正統な後継者だと宣戦布告。18年前、七桜の母に樹をとられた女将は激怒するが、大旦那は先祖の言いつけを破り、椿と七桜に御菓子勝負をさせることに。勝つのは一人。運命の逆転はすぐそこに!?
続きは感想ネタバレ注意
殺人犯にされた母の潔白を証明し、光月庵から母の菓子を出すという夢を叶えること。そして、(憎まれる覚悟で)愛する椿を光月庵から解放すること…が七桜(なお)の目的になりました!
跡取りは自分だと名乗り出た七桜。
ついにこの11巻で後継者が決まる!?
ざっくりとしたあらすじ&感想です♫
私たちはどうかしている11巻
【私たちはどうかしている11巻あらすじ】
大旦那と会えた七桜(なお)でしたが、目の前で大旦那が倒れてしまいます!
焦る七桜の前に現れたのは椿。
七桜に救急車を呼ぶよう指示し、必死に心肺蘇生を始めます!!
そこに(七桜を殺人犯に仕立てようと仕組んだ)女将が登場。
でも、椿のおかげで大旦那は意識を取り戻します。
その瞬間、七桜が持って来ていた(亡き旦那様と七桜&椿の)DNA鑑定書をビリビリに破る女将(;゚Д゚)!!
大事な証拠を破かれ焦る七桜でしたが、大旦那はハッキリと意識が戻っており、七桜と“2人きりにしてくれ”と言います…。
大旦那『おまえが
本当に「さくら」なのか?』
と尋ねる大旦那。
証拠として七桜は、自分の作ったお菓子を差し出します。
その菓子は大旦那の息子である樹を感じさせるものでした。
そして、大旦那は七桜に、息子にはずっと想い人がいたのに別れさせ、家のために結婚させたことを話します。
七桜(なお)や母、父の幸せを奪ったきっかけ。
大旦那『すべての原因を作った私を
許せるのか?』
と、七桜に問います…。
七桜『ゆる…せません……
私は……
父と母が大切にしていた
この店がほしいです
この店で御菓子が作りたい』
そう大旦那に伝えます…。
大旦那は七桜を連れ、椿の元に。
そして、本来であれば光月庵を継ぐのは“正式な血筋”を持つ者。
しかし…大晦日の夜に、それぞれ御菓子を作って来るよう命じます…。
よりおいしく魂をふるわす御菓子を作ったものに、光月庵を譲る…と大旦那は断言します!!!
それから、寝る間も惜しまず必死で御菓子作りに励む七桜(なお)でしたが、大旦那の心に響くものが何か分からず苦しみます…!そんな七桜を支えたのは、多喜川でした。
多喜川は“自分が好きだと思う御菓子を自信を持って作ればいい”とアドバイス。
いつもいつもどうして欲しい言葉をくれるのか…と尋ねた七桜。
多喜川『気づかない?
きみがそうさせるんだよ
ねえ七桜ちゃん
きみの夢が叶って
なにもかも終わったら
僕と結婚してほしい』
多喜川は七桜にキスをし、プロポーズします。
一方、女将はなんとか椿に光月庵を継がせるため動いていました。(栞を巻き込もうとしたり)
実は、火事の夜、椿が守ったという“後継者のみが使える道具”を運び出したのは女将で、従業員の士気を高めるため、椿が持ち出したと嘘をついていました。
本当は椿は、七桜の元に行こうとしていた…と栞が椿に打ち明けます。
そんな女将の裏工作を知った椿は、栞にすがる女将に『関係ない人を巻き込むのはやめてくれ』と頼みます。
そんな椿を女将は睨み、もしも大旦那が七桜の御菓子を選んだらどうするのか、と激怒。
女将『いやよ……
あの女に樹さんを奪われて……
今度は光月庵も奪われるなんて……』
と、怯えます。
椿は、七桜は母親がやったと思ってない、と言いますが…
『あの女が殺したの』と断言する女将。
女将はある夜、七桜の母が樹(旦那さま)に
『私と一緒に死んでくれる?』
と言っているのを聞いたと言います。
そして、直前になって裏切って自分だけ逃げたのだ…と。
それを聞いた椿は
女将『なにもするな
栞さんにも七桜(なお)にも
除夜祭の勝負は
かならず俺が勝つ』
…と言います。
多喜川の言葉に揺れる七桜の元に城島が訪れます!
城島は、栞は妊娠もしておらず椿とも何もない、と七桜に打ち明けます。
そして…
城島『もし除夜祭の勝負で負けたら
七桜さんはどうするつもりなんですか?
一生光月庵を恨んで生きていくんですか?』
と七桜を見つめます。
城島の言葉で、自分を見つめ直した七桜…。
12月29日、神社で祈願していた椿の元に現れ、
七桜『今夜一晩だけ
椿の時間を私にください』
旅館で待っていると伝え、七桜は去っていきます。
“覚悟を決めよう”
その夜、七桜が待つ旅館に椿が現れました。
警戒する椿に七桜は、小さい頃、椿が大好きだったと話し出します。
でも同時にいつも浮かんでくるのは、椿が母を指差したあの瞬間。
ドロドロした感情に支配されてしまう、と。
七桜:好きなのに許せない
七桜『一晩……
今夜だけ最後に
私を抱いてほしい
勝っても負けても
明後日が
私たちの最後になるから』
…と伝えます。
七桜の言葉に驚く椿でしたが、七桜の覚悟を受け止め、着物を脱がせ始めます…。
“最後だけ いまだけ ただ一人の女として椿に抱かれたい”
椿に抱かれながら、陽だまりにいるような幸せな気持ちを思い出す七桜。
この瞬間を全て心に焼きつける…。
翌朝、椿が目を覚ますと七桜の姿はもうありませんでした。
そしてついに後継者が決まる決着の日が…。
(引用元 私たちはどうかしている11巻)
七桜が用意したのは、柚子の上生菓子。
とても繊細で、五感の全てで伝わってくる七桜の“和菓子が好きだという気持ち”を受け取った大旦那は、『あたたかい菓子だ』と褒めます。
そして、椿が用意したのはとてもシンプルな“つばき餅”でした。
そのつばき餅は、幼い椿が父親に初めて教わった御菓子で、大旦那がかつて息子に教えた御菓子でした…。
椿『絶対に忘れない
大切な味です』
と、伝える椿。
椿:和菓子が伝えるのは
味だけじゃない
口にしたときの情景
感じた思い
そこに確かにあった
優しい思い出
それはおじいさまも
きっと同じだ
それこそが代々
受け継がれてきたものだー…
椿の和菓子に、思わず涙をこぼす大旦那…。
その後、大旦那は二人に別の部屋で待つよう伝え、『この菓子だと思った方の扉を開ける』と伝えます。
そして、隠れて様子を伺っていた女将に二人が作った御菓子を差し出し、『後継ぎにふさわしいと思うほうの菓子を選べ』と命じます。
そして、後継者に選んだ者の、扉を開けた大旦那。
大旦那『光月庵はおまえに譲る』
ここまでが、私たちはどうかしている11巻のあらすじでございました〜。
【私たちはどうかしている11巻感想】
わ〜〜〜!!!
ついに、ついに!!この瞬間がやってきました!!!
11巻ラストでは、どちらに決まったのかはハッキリと描かれていません( ゚д゚)!!!
本来であれば、血筋の通った七桜が後継者なのですが、椿の行動・思いが伝わり大旦那の考えを変えたんでしょう( ^∀^)♫血筋だけが正しいことなのか、と。
椿の御菓子を食べた後の大旦那の涙にもらい泣きしてしまったw
そして11巻では、椿への思いを断ち切り、最後にすると決めた七桜が、一晩だけ椿が欲しい…と本音で動いた嬉しくもあり切なくもある展開でした〜。そりゃもうふたりのアツイ夜は11巻でチェックお願いします( ゚д゚)!!!
着物を脱がせながら、憎まれ口を言い合う二人がなんか昔のようで好きでした。
そして、本当に旦那さまを死に追いやったのは七桜の母親なのか〜!?
女将がきっと勘違いしてる気がする。
でも、犯人は一体だれ( ゚д゚)!?
誰もそこを調べたり追求しようとしないのがちょっと不思議すぎるw
後継者はどちらに!?
私たちはどうかしている12巻のあらすじ&感想に続きます♫
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:安藤なつみ
掲載誌:BE LOVE
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