後輩男子と急接近!器と恋の物語
【あらすじ】
青子は長崎・波佐見の窯で働く絵付師。後輩として同じ窯で働き始めた龍生と、器の共作を通じて、心の距離を近づける。けれど青子は、元彼・熊平との恋に傷ついて以来3年間、恋愛することを遠ざけてきた。龍生に、陶磁器の美術館に誘われ、喜んで出かけるが、デートのような距離感に戸惑いが隠せず…!?恋が動き出す、第5巻。
続きは感想ネタバレ注意
2020.07.10青の花器の森5巻発売しました〜♫
絵付け師・青子と職人・龍生の製作者としての絆も、男女の仲もグッと深まる第5巻。
ラストでは…♡!!
ざっくりとしたあらすじ&感想です♫
青の花器の森5巻
【青の花器の森5巻あらすじ】
龍生と美術館に行く約束の日。
車で向かいながら、(デートっぽさに)緊張しつつも、あえていつも通りのテンションで龍生に接する青子。
美術展では、絵付け師と職人の見るポイントの違いなどを互いに感じます♫
さりげなく触れてきた龍生にドキッとしてしまう青子。
美術展の後ふたりは、龍生の作ってきたサンドイッチを公園で食べます♫
そこで龍生が子供と上手に接する姿を見た青子は、『龍生くんって子供に慣れとるよね』と言います。
その会話をきっかけに、龍生のフィンランドでの過去の出来事を聞くことに…。
龍生が春馬と二人でフィンランドで制作していた頃、工房によく出入りする女の子がいたそうです。
その子の母親と春馬が親しい関係だったので、遊びに来れば家族のように迎えていた…と。
ある日、工房から火が上がっているのを見た龍生が女の子を探しに行くと、声が奥から聞こえ、そのことを春馬に伝えると春馬は助けに入って行ってしまいました…!
でも、女の子はすでに救助されていて…その時一気に火が燃え広がり、春馬は亡くなってしまったそうです…。
青子に過去を打ち明けた龍生。
でも、火に対する恐怖心も克服していきたいと伝えます。
青子『私にできることあったら言うてね
なんでも協力する』
と言う青子。
その後ふたりは有田の街を散策し、採石場に向かいます♫
そこでグッと距離が近づく2人…。
手が触れ合った時、龍生は青子の手を握ります…♡
そして、
龍生『よかったら
俺とつき合ってもらえませんか』
と告白します♡!!!
が、しかし!!青子はとっさに龍生の手を振り払ってしまい、『…ご…ごめん…』と断ります。
龍生の告白を断った青子。
それ以来、窯でも龍生と気まづい日が続きます…。
龍生との出来事、拒絶してしまった事を友人・しのぶに打ち明けると、原因は“あの人”のせいじゃないかと指摘されてしまいます!熊平、ですね…。
しのぶ『あの人のせいで
恋愛するのが怖くなっとるんやない?』
と。
龍生と熊平は違うから重ねちゃいけない、と青子に助言するしのぶでしたが、青子は否定し笑い飛ばします…!
龍生と気まづい日々が続きますが、ある日龍生は青子に、告白のことはあまり気にしないでほしい、と言ってきます。
龍生『仕事は仕事で
ちゃんとやりたいので
窯の仕事もですが
今 作ってる波の器シリーズには
青子さんの力が必要なんで』
…と。
そんな龍生の言葉に励まされる青子。
数日後、あることがきっかけで青子は“波の器シリーズ”の新作に“入れ子”を思いつき、提案します!
龍生はさっそく製作に入り、龍生の作った器を見た青子は感動します♫!
龍生が作る形は、青子の想像力を刺激するようで、“見てるだけでドキドキする”と感じる青子。
青子:これは龍生くん
本人への気持ちとは
別だよね
一緒にしちゃいけない…
と、思っていました。
龍生と仕事のあと、窯に残って打ち合わせの約束をする青子。
その日が青子の誕生日だと知った龍生は、青子の為にケーキを買ってきます♫
そして、チャッカマンを取り出す龍生。
火の苦手な龍生を心配する青子でしたが、龍生は深呼吸をし、火をつけます!!!
喜ぶ青子。
龍生は青子に…
龍生『あの火事以来
初めて火をきれいだと感じました
記憶ってこういうふうに
少しずつ
塗り変えていけば
いいのかって思いました
時間はかかるかもしれないですけど
確実に変われる気がします』
そんな龍生の言葉に泣きそうになる青子。
その後、少し距離の近い龍生の行動に青子は思わず顔を赤くしドキドキしてしまいます。
でも、心の中で“好きになりたくない”と感じていました。
“好きになったら その先が怖いから”…と。
青子が家族や親戚とお盆を過ごしていると、突然実家に、製作した器を持って龍生が現れます!
うまくできたのが嬉しくて、青子に早く見せたかったようです♡
その時、青子の実家の玄関前に熊平が現れます。
波佐見でのパン屋の手伝いが終わり、北海道に帰ることになったそうです。
多分、もう二度と会わないから、最後に青子に一目会っておきたかった、と。
熊平『青子
一緒にいてくれた頃
本当に楽しかった
壊してしまったのは
俺だけど
あの頃の
思い出までは否定したくない
ありがとう
忘れないよ』
と。
そう言って立ち去ろうとする熊平を、青子は引き止めます!!
そして、ずっと胸に溜めていた気持ちをぶつけます。
青子『そういうとこだよ!!
いいかげん気づいて
私のことなんか忘れて
二度と思い出さんでいい
その代わり
これから帰る家の
人たちを大事にして
絶対裏切らんで
一生 どんなことがあっても』
…と!!
沈黙のあと、『わかった』と言って去っていく熊平。
その後青子はやっと、涙を流すことができました。
そんな青子を抱きしめる龍生。
そして、龍生と青子の“波シリーズ”第二弾が完成し喜び合います!!!
(タッチと見せかけて、ガシッと手を掴んで喜ぶ青子…かわいいwww)
そして5巻ラストでは…さらにグッと距離が近く2人が描かれてました♡
完成した波の器をギャラリーに展示する龍生と青子。
青子はこの器を量産して売ってみたい、と龍生に話します♫
龍生も同じ気持ちでした!
2人で器を触りながら、どんどん距離が近くなります…。
青子:ーああ
近いなあ
どうしよう
どうしようーー
器を触る2人の手がふれあい、青子と龍生はキスをします…。
ここまでが、青の花器の森5巻のざっくりとしたあらすじでした〜。
【青の花器の森5巻感想】
わ、わ、わーーー♡♡♡
2人の距離とか、視線とか、最後の手が触れ合ってキスするとことか、なんか…めちゃくちゃドキドキしちゃいました〜♡!!!ドラマみたい!!!
お互いに過去の傷と向き合い、乗り越え始めた龍生と青子。
職人としても互いを必要としていて、気持ちも結ばれて…♡最高だなぁ。
ただ、龍生は波佐見には1年しかいるつもりはない、と最初に言っていたので…。
その辺りはどうなってしまうのか。
次巻の予告では、“キスのあと、波佐見に嵐がやってくる”とかかれていたので、少しソワソワしてしまいます。
青の花器の森6巻は2020年冬発売予定です♫
かなりざっくりとしたあらすじなので、ぜひ読んでみてください〜♫
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