おとなになっても2巻【感想・ネタバレ】

おとなになっても2巻

絡みもつれて、後戻りできない、おとなの三角関係。

 

【あらすじ】
小学校教師の綾乃は、行きつけのバーで出会った朱里と初対面ながら意気投合し、そのまま朱里の部屋へ。
惹かれあう二人はキスをして再会を約束するが、実は綾乃は「人妻」だった。
綾乃は初めての気持ちに戸惑い、夫・渉に「気になる人がいる」と打ち明ける。
綾乃に振り回されながらも思いを募らせる朱里と、夫を裏切る後ろめたさを抱えながらも朱里に会いたい気持ちを止められない綾乃。

 

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おとなになっても1巻【感想・ネタバレ】(kissコミックス)

 

2020.3/13おとなになっても2巻発売しました〜!
不倫×大人百合という驚き(?)の設定なんですが、2巻では2人の恋愛関係が大きく進展する…という感じではなかったです!
主人公を取り巻く家族や、その家族の設定や現状などに物語が波及していくザ・志村ワールドな展開。

ざっくりとしたあらすじ&感想です♫

 

おとなになっても2巻

 

【おとなになっても2巻あらすじ】

 

 

気になる女性ができてしまった、と夫・渉(わたる)に打ち明けた綾乃。
ある日、綾乃の家に義母が訪れ、事情を知った義母から綾乃の浮気の“禊”として“同居”を提案されます…!
渉の父親が倒れ入院してしまったらしく、同居して家にお金を入れて欲しいという義母。

 

 

言われるがまま、綾乃は渉家族との同居を受け入れます…。
渉の実家には引きこもりの妹がいて、義母は娘のことが気がかりなのもあり同居の話を持ちかけたのだろう…と、察する綾乃。

 

モヤモヤと考えながら綾乃が足を運んだ先は、浮気?相手・朱里の働く店でした。
(朱里は『ちょっとダンナさん平気なの?』と、めちゃくちゃ驚いてますw)

 

 


 

 

綾乃は実の妹・楓に同居が決まったことを報告しました!
もともと渉の家族が苦手な楓は、同居の理由として“何か弱みを握られているのか”と綾乃に尋ねます。

 

 

楓『まさかお姉ちゃん…
不倫とかそーゆー…?』

 

 

(鋭い!て、それ位しかないのか…?)

 

 

結局、綾乃は楓にふんわりと理由を話したようで、数日後の引っ越し準備の時、渉と二人きりになった楓は、渉に謝ります…!
すると渉はダイニングバーの名刺を楓に渡し…

 

 

渉『相手の人いるよ

どんな人か気にならない?

苗字は「ひ」からはじまる人

オレのカタキとってよ

 

 

 

そう言い、苦笑いします。

 

 

帰り際、一人になった楓(綾乃の妹)は渉のことを“ちょっと怖かった”と感じます。
あんなキャラじゃなかったのに、そうさせたのは姉なのだ…と考える楓。

 

 

翌日、渉に渡された名刺のバーに足を運ぶ楓。
姉の浮気相手を“男”だと思っている楓は、スタッフの朱里に声をかけ、男性スタッフで“ひ”がつく苗字のスタッフはいるかと尋ねます。
でもある瞬間、朱里の苗字が“平山”だと知った楓は、再度朱里に声をかけます。

 

 

 

 

 

楓『あの たびたびすみません

大久保綾乃をご存知ですか?』

 

 

 

 

その質問に、顔を真っ赤にしてしまう朱里。

 

 

その夜、朱里は綾乃に電話します!
綾乃の妹が店を訪ねてきたことや、自分は(結婚していると知らなかった)被害者なのに、邪魔者扱いされて…と、綾乃を責めます。

 

 

そして…

 

 

朱里『でも好きになっちゃったんだよ

 

あんたもあたしが好きなら
最後まで責任もってよ

 

会いたい

 

会いに来て

 

 

 

と泣きながら伝えます…!

 

 

 

 


 

 

綾乃との電話を切ったあと、自分の“めんどくさい”発言にすぐさま後悔する朱里。
でしたが…その後、玄関のチャイムが鳴り、ドアを開けると綾乃が立っていました…!!!

 

 

でも綾乃はすぐに、夫と一緒に来ていることを朱里に伝えます。(渉は駅前のファミレスで待ってました)
そう聞いて子供じみた真似して困らせてごめん、と謝り、ドアを閉めようとする朱里。
すると綾乃は両手でドアを閉めるのを止め、自分の気持ちを打ち明けます。

 

 

 

綾乃『ごめんなさい 不誠実で

でも私 正直に言います

 

本当に今
自分のこの気持ちをもてあましてるんです

 

なぜこんなにあなたのことが気になるのか

 

このあいだも
あなたがあまりにかわいいので
抱きしめてしまいそうになりました』

 

 

 

 

と。
そう聞いた朱里は顔を真っ赤にし、綾乃を家に入れ、キスをします。

 

 

(引用元 おとなになっても2巻)
おとなになっても2巻

 

 

 

朱里をぎゅっと抱きしめた綾乃に、『やだもう!タラシ!!』と半泣き状態の朱里。

 

 

 


 

 

ファミレスで待つ渉の元に戻った綾乃。
離婚を進めて欲しい、と渉に申し出ます。
…が、

 

 

 

渉『あやちゃんに決定権ないでしょ

 

浮気なんでしょ

 

不倫でしょ

 

じゃあオレからは離婚しないよ』

 

 

と、言われてしまいます…!

 


 

 

 

結局、渉の家族と同居を始めた綾乃。
2巻後半では、綾乃と(引きこもりの)渉の妹との絡みや、綾乃が教師を務める小学校の子供たちと触れ合う中で蘇った、綾乃自身の学生時代の記憶が描かれていました。

 

 

学生時代、背が高くショートカットでボーイッシュな雰囲気の綾乃を、彼氏に見立てて恋人っぽく振る舞う友人…奈央。

 

 

時々ぎゅーっと抱きしめてきたり、クリスマスにデート風な計画を立てたりする奈央…。
でも奈央の『綾乃が男の子だったらいいのにな』という発言から、綾乃は少しずつ奈央を拒絶してしまい、奈央もそれに気づくように…。

 

 

 

綾乃:わたしの
恋ともいえない初恋は

奈央だったと思う

 

あのときわたしは
傷ついたんだ…

 

傷つく気持ちを知ってるくせに
ふたをしたまま

 

朱里さんを好きになってしまった

 

 

ここまでが、おとなになっても2巻の(かなりざっくりとした)あらすじでした〜!

 

 

【おとなになっても2巻感想】

 

う〜ん。
渉の家族と同居し、綾乃はますます離婚しにくい環境になっちゃったなぁと思います。
朱里は綾乃との恋を“不毛だ”と自覚しながらも、他にいこう!と思いながらも、結局電話しちゃったりと進めずにいるし…。

 

渉も粘りそうな気がしますね〜…。
おとなになっても2巻の綾乃の記憶。
もしかすると、学生時代から自覚するかしないかのレベルで、女性を恋愛対象として見た事があった、ということなんだろうか…。

 

これからどう展開するのか気にはなるんですが…残念なことに、感情移入して読めるキャラがいない( ´Д`)!!!んだな〜。

 

ただ作品自体は、おとなだからこそ自分の気持ちのまま素直に動けないもどかしさだったり、家族との複雑な絡みだったり…それぞれの気持ちが繊細に描かれていて面白いので、ぜひ読んでみていただきたいです♫

 

おとなになっても3巻【感想・ネタバレ】運命のイタズラでご近所になった朱里と綾乃の関係は…。

 

《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:志村貴子
掲載誌:KISS

 

 

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