切ないヒロイン・まめの純情ラブストーリー、ついに完結!
【あらすじ】
結婚前提のおつきあいを始めたまめと河田さんだが、義姉・秋恵を拒絶できない河田さんはまめに別れを告げる。聡ちゃんは自分の心を見つめ、まめは本当は全然妹じゃないことを自覚する。そして二人は2度目の「おためしのおつきあい」をすることに。聡ちゃんが抱えた春子の思い出、まめが初めて知る春子の思い。フラれてもフラれても、あきらめられなかった恋の結末は――。
続きは感想ネタバレ注意
https://kojimangavip.com/2018/08/koiiji9/
2019.2/13こいいじ最終巻発売しました〜*\(^o^)/*
当ブログでも1巻発売当初から追いかけてた作品なので、終わってしまい寂しいです…。
こいいじの主人公はまめなんですが、1話ずつ主役が変わっていく描き方なので、それぞれのキャラにどっぷり感情移入しちゃう為、登場人物全員(むしろ町の人たちまでw)愛しく思えてしまう不思議な作品でした!!(それが魅力であり、読み手によって誰に肩入れするのかは変わりそう…。)
私はずっとまめの幸せを願って、総ちゃんと結ばれることを祈って読み続けていましたが、なんだか10巻ラストで総ちゃんの亡き奥さん・春さんに感情移入してました…(^^;;
優しく穏やかなラストに心がとても暖かくなります!
こいいじ10巻ざ〜っくりあらすじ&感想です♫
【こいいじ10巻】
まめの告白に、『うん知ってる』と答えた総ちゃん。
『知ってて気づかないようなふりをしていたなと思って』と、続けます…。
総ちゃん『ゆめさんを思い出すから
まめのことを見ないようにしたかのかもしれない
そう言ったのは春さんなんだ』
春さんが初めて総ちゃんに告白した日にそう言ったそうです!
(総ちゃんは春さんに、まめの存在を話して相談に乗ってもらってましたw)
一途なまめの姿がまるで自分の姿を見ているようで、ゆめちゃんの姿がちらついてしまうから…まめを受け入れ難かったようですね…。
まぁその後、春さんと総ちゃんは付き合いはじめ結婚に至るわけですが…。
が、しかし!!
その後、総ちゃんはまめに“おためしのおつきあい”をもう一度やってみようと提案します♡!
驚きつつもソッコーで受け入れるまめw
ただ、“春さんのことをもっと知りたい”と総ちゃんにお願いします。
そして自分のことも知ってもらいたい、と。
1人帰り道で、春さんが自分の総ちゃんへの気持ちも知っていたことを考えるまめ…。
まめ:春さんはずっと知っていたんだ
知っててずっと…
家族みたいな顔をして あたし
春さんにとってあたしたちはどんな存在だっただろう
あたしは
うとましい存在だっただろうか……
友達・リンリンの結婚式に総ちゃん同伴で出席するまめ。(ドレスアップしたまめ可愛い〜♡)
その帰り道、酒に酔いまくってしまったまめは“しあわせのかたち”について総ちゃんに語り始めます…。
が、自分や総ちゃんだけでなく、春さんの気持ちに感情移入したまめは道端で大泣き。
まめ『春さんは ほんとはもっと長生きして
総ちゃんたちと一緒にいたかったはずなのに
外野のあたしが死んじゃった人に
しあわせだの不幸じゃないだの
おためごかし言ってんじゃねーーー…て
あたしなら思う…』
泣き崩れたまめに優しく『まず おまえはすこし休め…』と声をかける総ちゃんなのでしたw
そして!次はそうです!ゆめちゃんのお話!!
ゆめちゃんのお腹の子の父親は誰なんだーーーー!?で終わってた9巻でした…が!
お腹の父親であり結婚相手は、大学時代のサークルの後輩・竹尾!?
いや〜〜〜どっから出てきたwww
って感じですが…うま〜くこいいじストーリーに当てはめられてます。←言い方。
ゆめがブラジルにいた時、春さんの悲報を伝えたのもこの人で、ゆめのことを昔から慕い一時期(ブラジルにいる時)付き合ってたようですね。
ブラジルで仕事をしてた彼に対し、ゆめが帰国することになり…ゆめの『待つのがは苦手なんだ』発言で破局したようです。(総ちゃんの時に続き、ここでもか。かっこいいw)
彼が帰国したのをきっかけに復活したようで…
ゆめ『待ったときもあるし
待たなかったときもあるかな……
それなのにあたしでいいの?』
竹尾『はい』
(は〜ゆめちゃんの堂々っぷり、やっぱ好きだわ〜w)
ということで!ゆめちゃんの未婚の母になる宣言は撤回で、この“竹ポン”がゆめと結婚し婿入りし、銭湯・すずめ湯をついでくれることになりました〜*\(^o^)/*
49話では、ある日優(総ちゃんの娘)が、総ちゃんと春さんが行っていた交換日記の存在を知り、読みたいと言い始めます!
総ちゃん『正直あんまりおすすめしない
これ ほぼ 看病日記だから
ゆうがもう少し大きくなったら
読むのもいいかもなぁ』
と言われてしまいます。
そこで、まめに一緒に読んで欲しいと頼みます。
“優と未来の誰かへ”
日記にはそう書かれていました…。
生前春さんは総ちゃんにこう言っていたそうです。
春さん『あたしにとっては
ソータくん以外の誰かにも見せることを意識して書いてる
で それは誰かなって考えたら
やっぱり優だったの
優が読んでくれることを
考えながら書いたらさ
これは遺言だなと思った
大事なことは
ここに全部書くからね
これでも頑張って書いたんだよ』
…と。
走り書きのようなつらい字で書かれた文章。
日記の最後には、(総ちゃんに)5年待ってと言ったけれど…“そろそろあなた自身のことに身勝手になってください”と書かれていました…。。。
その夜、日記を読んだと総ちゃんに伝えた優。
2人はすずめ湯(まめの実家の銭湯)にいきます。(ゆめちゃんが番頭してる♫)
その後、銭湯の店前のベンチで座って話すまめと総ちゃん。
その日記には、キョーイチ(まめの幼馴染で元カレ)から預かっていたまめの写真が挟まっていたようでw
その写真を総ちゃんに持っていて欲しいとまめは渡します!そして
まめ『あたしは5年でも10年でも待てるよ
20年思い続けた執念の女だから
とか言って
待ちきれなくて
他の人と結婚したらごめん』
と。
それに対し総ちゃんは、
総ちゃん『大事な人に先立たれるのはつらいよ
誰の時間も無限じゃないと思うと
気持ちがはやる
なのにおためしなんて言ってごめん
オレたちちゃんとつきあおう』
と、まめに再び交際を申し込みます!
同時に春さんの言葉を思い出していた総ちゃん…。
5年は待ってほしい
あれは春さんの春子の本心だ
春さんごめん
これ以上待ってくれとは
オレは言いたくない
君にもずっとお別れを言えずにいた
オレたちは最後の最後で
すれ違ってばかりいた
まめが愛しいんだ
総ちゃんの突然の言葉に、思わず涙が溢れるまめ。
(慌てて総ちゃんは謝っていますwww)
こいいじ最終話は…街中を辿っていくように…それぞれの登場人物のその後が描かれていました♫(ぜひ見ていただきたい〜〜!!)
移転し再オープンする総ちゃんの店の前には、ふらり引き寄せられた春さんの姿が…。
ゆめちゃんの子供も成長し、優は春に高校生になります*\(^o^)/*
総ちゃんのお店のプレオープン前日、総ちゃんとまめは井戸のある公園に手をつないで行きます。
遊具で遊んだりと公園を満喫する2人。
ブランコに乗りながら総ちゃんは春さんのことを考えます。
昨日の夜
春さんの夢を見たよ
店の前に立っていた
オレはエスコートしたくて
手を伸ばしたのに
ふしぎそうにオレの顔を見るだけだった
バカげたことかもしれないが
誰かに生まれ変わった君を考えた
だとしたらうれしい
君がまたこの世界のどこかに
生まれたのだとしたら
とてもうれしい
まめを家まで送り、帰り際にキスをする総ちゃん。
翌日、お店はオープンしました…!
新しいお店で働きながら…
“春さん ただいま”
そう感じるまめなのでした…。
ここまでが、こいいじ最終10巻のざ〜っくりあらすじでございました〜!!
春さんの思いも抱えながら、まめと一緒にいることを選んだ総ちゃん。
まめの長い長い長〜〜〜いこいいじが実った瞬間でしたね…♡!!
そして、ゆめちゃんが願ったように、総ちゃんがどこかそう感じたように、春さんはどこかで生まれ変わっていると信じたい…!ゆめちゃんの娘・遥なのではないかなぁ…なんて、思いました( ^ ^ )!
こいいじでは大切な人が亡くなった時、その人を取り巻く人々の様々な感情描写や、大切な人を亡くしたその後の気持ちの変化が繊細に丁寧に描かれています。
忘れることなく、でも、進んでいく。
本当に素敵な作品に出会えてよかったなぁと思います!
ぜひ、ぜひ、ぜひ!こいいじ読んでみてください♫
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:志村貴子
掲載誌:KISS
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総ちゃんじゃなくて、聡ちゃんですよ!読んでいて漢字違うなーって違和感…