“私は欲しい。それが幸せでなくても。愛ですらなくても。”
【あらすじ】
『俺 この店が欲しいんです』
カフェの経営方針を巡って対立する薫と小鳥遊(たかなし)。
ついに、小鳥遊から『この店が欲しい』という爆弾発言が飛び出して…!?
小鳥遊の真意は?そして、薫の友人たちの恋の行方は?
それぞれの思惑が揺れる第4巻!
続きは感想ネタバレ注意
初恋の世界4巻のあらすじ感想です!!!
女40代、どう生きればいいのか…仕事に恋に人生に…悩む4人に転機!?の第4巻でございました!
おもしろくなってきたぞ〜!!
登場人物が多いので…いつも復習して読んでます。
初恋の世界4巻ざ〜っくりあらすじです。
初恋の世界4巻
【初恋の世界4巻あらすじ】
初恋の世界3巻ラスト。
『俺 この店が欲しいんです』と、薫に爆弾発言をしたバイトの小鳥遊(たかなし)。
その理由を薫が尋ねますが、『あなたには関係がない事です』と教えてくれません!!
とにかく“ここで働きたい”のだと…。
そして、薫に“セクハラ”した理由は、“いい年してこの人中2だな”と思ったからだそうです。
(こじらせ系でいやいや来た薫なら、からかってすぐ追いだせそうと思ったんですかね…。)
小鳥遊の本音を聞き、
薫『ーなんの気持ちもなくても
つきあってる人がいても
ああいうことするの』
と尋ねた薫に
小鳥遊『できますよ
好みでなくたって 必要なら』
と小鳥遊は答えます。(で、薫のビンタ飛びますw)
その後一人になり、小鳥遊にちょっかいを出され浮かれてた自分に気づきます…。
同時に“…何かを失った気がする”と感じる薫。
小鳥遊と経営で揉める薫でしたが…モリノカフェの社長は、薫が店長を務める角島支店の経営がおかしい事に気づいてました。
スイーツの講習会で上京した鈴木(薫の店舗で働く部下)は、今の現状を社長に打ち明けます。
“小鳥遊”という名前に聞き覚えがあるという社長…。
なんと小鳥遊は、世界中のセレブが通うパリのレストランの有名なシェフでした!
以前、小鳥遊の料理を食べた事があるらしい
社長は店は今のまま続けて、小鳥遊の事は薫には内緒にするように…と鈴木に伝えます。
(面白がってんな〜〜〜。)
鹿児島に戻った鈴木は、『有名なフレンチのシェフだったんでしょう?』と小鳥遊に尋ねます…が、同姓同名の『別人』だと誤魔化されてしまいます。
何も知らない薫は、“商売でこいつには負けない店は渡さない”と燃えていました!
【修子(大浦氏)と香織(よっさん)に新たな出会い…?】
修子の不倫に反対し続ける香織。
香織は、家族ぐるみで付き合いのある“極楽酒造”の三男・寿三郎を修子に紹介します!
…て、あれ!?どっかで見たことあるぞ…と思ったら…
初恋の世界2巻で、黒岩富子が開いた合コンにいました〜!
その時、修子は寿三郎の前で大泣きしてましたね。
香織によって、海辺で半ば強引に二人きりにさせられる修子と寿三郎。
一度だけではなく二度目もありましたww
香織の手作りスイーツに引っかかる寿三郎!(スイーツ男子なんですね。)
修子の(不倫)事情を知っている寿三郎ですが…修子の雰囲気と、闇の深さに惹かれつつ…あるのではないでしょうか!?
そんな二人を見守る香織…。
修子が寿三郎のタイプだという香織の見立ては合っていたのかも!
まだ不倫相手・林田と関係が続いている修子。
林田に『子供が欲しい』と願いますが、受け入れてはもらえませんでした…。
そして、既婚者・香織にも出会いが…!?
お相手は、角島銀行の支店長に赴任していた白浜。
“中松家”に挨拶にきた白浜と、地元の話で盛り上がったり…なんと、息子がハマっているオンラインゲームのプレイヤーだった!
【竹下に猛アプローチする富子】
竹下との再婚を夢見る富子は、竹下に猛アプローチ!!
薫に気持ちを伝えて欲しいと竹下に頼まれていた富子でしたが…!?
富子『伝えるわけないわよ
私竹下くんのこと本気で好きだもん
自分の気持ちとか
そういう大事なこと
人伝手に言わそうとする
そういうダメなところも許すわ
好きだもん』
ですと( ;´Д`)!!!
そう告白しますが、『…ごめん』と言われてしまいます…!
それでも、“妊娠するしかない”と諦める気配は微塵もない富子…。なんだかかっこいいぞw
【小鳥遊と競う薫】
コーヒーに合うサンドイッチを提供しようと、あるパン屋に目をつける薫と鈴木(小鳥遊のランチの代わりに!)でしたが、店主から断られてしまいます。
諦めきれずにいた薫が、ある日パン屋を訪ねるとなぜかそこに小鳥遊の姿が…!(習ってるらしいw)
小鳥遊に直接尋ねると…
小鳥遊『食事につけようかと思って』
薫『ランチに?』
小鳥遊『と 夕食をだそうと思って』
口をあんぐり開ける薫www
小鳥遊が勝手に夕食を始めようとしていた事に驚いてますwww
ここは、レストランではなくコーヒーの店だと声を荒げる薫に対し、小鳥遊はこの際食事もきちんとできる店にしませんか、と言い返します。
小鳥遊『コーヒーだけでやっていこうとして
苦戦してるじゃないですか
業態を変えるべきでしょう
俺は
この店がいいんです
ここで挑戦してみたいんです』
と。
後日、社長に呼び出され?上京する薫。(小鳥遊とのことを色々と話します。)
社長は、そこまで面倒なことになっているなら(薫に)本社に戻るか?と打診します。
小鳥遊に負けて店を明け渡すのが嫌だと反論する薫に社長は…
『じゃあどうするの?』
と。
悩みに悩んだ薫は…修子、香織、に連絡しますが、タイミング悪く会うことができません。
富子に相談しますが…竹下に気がある富子にも
富子『言っちゃなんだけど
小松くんはもうここの人間じゃないんだよ
22年もいればもう東京の人だよ
……帰れば?』
と言われてしまいます。
富子は、薫が邪魔なんですね…!
社長や富子の言葉にかなり凹んだ薫は、閉店後のモリノコーヒーで涙します。
そこにスマホを忘れた小鳥遊が現れます!
きつく当たる薫に対し、小鳥遊は……
小鳥遊『ここにいて
コーヒーを淹れてください
俺は店長のコーヒーを愛してます
失いたくありません
生きていく上で
ここまで人に何かを頼んだことはありません
ひとつの場所に
ひとりの人に執着したこともありません』
と伝えます。
そして続けて
小鳥遊『俺の店のスタッフになってください
できれば
できれば
できれば 永遠に』
突然のその発言に呆れ、店を出ようとする薫。
小鳥遊は薫の前に立ちはだかり、触れようとします…が、薫は『何やってんの 彼女いるくせに』と小鳥遊の手を払い退けます…!
何のことか分かっていない小鳥遊…。
何もかも行き詰まってしまった薫は、休みを取り離島にトリップ。
結局そこでもうだうだと考え続ける薫でしたが、あることをきっかけに自信を取り戻します!
関係ないけど、相変わらず西炯子先生の描くアラフォーはスタイル抜群だなぁ´д` ;
(引用元 初恋の世界4巻)
そして、鹿児島に戻った薫は決断しました!!
コーヒーのテイクアウトを始め、ランチをやめる(小鳥遊をクビにする)ことを。
本来モリノコーヒーでは行っていないテイクアウトですが、最後のチャンスだと社長に頼み、許可を得る薫。ランチをやめると聞き、小鳥遊は“ここにいられるなら無給でもいい”と粘りますが、薫はハッキリ“いてほしくない”と言い、頭を下げます。
小鳥遊は…
小鳥遊『わかりました
今までお世話になりました
どうぞ お元気で』
そう言って店の鍵を置き、店を出て行きます。
小鳥遊の置いていった鍵を、見つめる薫…。
ここまでが、初恋の世界4巻のざっくりあらすじでございました!
【初恋の世界4巻感想】
4人のアラフォー女性の転機となる第4巻でしたね〜!
薫はついに決断しました。
仕事しかない人生を歩んできた薫。仕事のために小鳥遊を切る決断をしたけれど…ラストの表情は、それが正解だったと思えるような雰囲気じゃないけど…な。
逆に小鳥遊!
過去が少しずつ見えてきましたね。
有名なシェフになったものの、自分の料理が“おいしい”のか分からなくなり、レストランを辞めてしまったようです。
自分の“おいしい”を探している小鳥遊にとって、コーヒーを愛し、自信を持つ薫は、とても魅力的なんだろうなぁ。
かなり新しいジャンルのプロポーズでしたね。
ぐっときましたw
一緒に部屋に入った女性は、恋愛関係ではなさそうですね!
そして、修子も香織も新たな出会いが…。
香織は既婚者ですが…夫は愛人宅から戻らない。とても孤独で寂しさを感じているようでした…。
あと、富子(黒岩嬢)は見ててなんだか清々しいw
好きな人を手に入れる為なら、存在が邪魔な友人に東京に帰れという図太さよ( ゚д゚)
アラフォー女性4人の恋、仕事、人生…どうなるんでしょうか!?
かなりざっくりとしか書けてないので、ぜひ初恋の世界4巻読んでみてください!
《引用元 作品DATA》
出版社:小学館
著者:西炯子
掲載誌:フラワーズ
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