私たちは慣れすぎていた。
自分を大事にしないことに。
【あらすじ】
妻帯者・白浜との恋を引き裂かれたよっさん(香織)。
余命わずかな白浜のそばにいたいという彼女と、薫、大浦氏、黒岩嬢は本音で話し合う。
悩む薫に小鳥遊は寄り添い…。それぞれの恋が動き出すー!
続きは感想ネタバレ注意
2020,1/10初恋の世界7巻発売しました〜!
6巻で大きく動いた大人女性4人の恋。色々な形で収束に向かいます。
家庭を持ちながら、妻帯者に恋をしたよっさん(香織)の恋は…。涙が溢れました!
登場人物ごとのざっくりとしたあらすじです♫
初恋の世界7巻
【初恋の世界7巻あらすじ】
【香織(よっさん)の恋】
妻帯者・白浜との不倫旅行がバレ、引き裂かれてしまった香織。
薫、修子、富子に相談します。
白浜は病気に侵されていて長くはないこと、奥さんにも愛人がいて夫婦間の愛はない事、そして自分(香織)の夫にも愛人とその子供がいる事を打ち明けます。
薫にその恋愛は『やめろ』と言われても、ただ彼のそばにいたい…と言い返す香織。
香織『私はー
あの人のそばにいてあげたいだけ!
せめて…
おだやかな気持ちでいてほしいだけ!
病室にいて…
付き添っていて
あげたいだけなの…!』
…と。
それぞれが考えをぶつけ合い4人の話はヒートアップ。
結局、結論を出すのであれば、『捨ててもいいことから消してく 1番を決める』方法を提案する修子。
婚姻、世間体、実家…。全てを消して、香織が残したのは
“自分の気持ち“と”子供”
でした。
真剣なタイミングで、薫のお腹が鳴りw小鳥遊の料理で小休憩する4人。
香織は決断したようです。
後日、香織の両親、香織の夫・智博(ともひろ)の両親、両家で話し合いが開かれます。
智博にヨソに家庭があった事を知り、黙認していた智博の両親。
怒りに震える香織の両親とは対照的に淡々と悪びれる様子もなく、離婚となれば香織たちの息子(長男)をもらう、と言ってきます…。
その後、夫・智博と話し“私は子供達の親に徹底しよう”と抜け殻状態で決意する香織。
でも、ある事をきっかけに薫が白浜の入院する緩和ケアを知ってしまいます!
白浜の様子を見に行ってしまい、面会謝絶の上、妻にないがしろにされ最期を迎えようとしている白浜を見て同情した薫は、看護師の目を盗んで香織(よっさん)の友人だと話しかけます…。
そこで白浜の思いを聞いた薫は、一目香織と白浜を会わせようと、香織にモリノコーヒーの配達員を装わせ、白浜と二人になる機会を作ります!!!
病室で白浜と二人きりになれた香織。
抱き合い、キスをし…なんと香織は病室から白浜を連れて駆け出します!!!
看護師に止められ、病院の入り口で最後の別れを香織に告げる白浜…。
白浜『…もし 生まれ変わったら
私は必ず香織さんを見つけます
…またあなたに恋をするでしょう
そのときまで
少しだけ…さよならです…
…さよなら…笑って…』
その言葉を聞き、涙を流しながら白浜に笑顔をみせる香織。
香織のそばには、薫、修子、富子がついていました。
そして後日、香織の元に、白浜のケアをしていた看護師から連絡が入ります。
白浜は自分が死んだらこの(香織の)番号に知らせて欲しいと願っていたようです…。
白浜の葬儀を知り、足を運ぶ香織。
白浜の妻に頭を下げた後、こう伝えます。
香織『彼のおかげで
私は人生のなかでも価値ある時間を
過ごさせていただきました
彼も最期は幸せだったと思います』
と。
(結局、白浜の妻も愛人に見捨てられる結果になってました( ´Д`))
【富子(黒岩嬢)の恋】
薫に恋する竹下(竹下食品の次期社長)の妻の座を狙う富子。
竹下の両親に気に入られ(6巻チェック!)婚約者として竹下家に出入りしていました♫
ただ、当の本人(竹下)は富子との結婚を会社の為であって“しょうがない”と感じていて…。
薫に気がある事を知る富子は、
富子『いいよ
小松くんのこと一生好きでも
心はどうにもならんよ
それに私
二番手三番手には慣れとる』
とまで言います。
それでも竹下は踏み切れないまま…。
そんな時、竹下食品である事件が!
竹下食品の社員が床にばらまいた冷凍餃子(商品)の上を滑る悪質な動画がネット上で拡散されます!
この事で窮地に立たされる竹下食品。
怒りに震える社長と動揺する竹下。
問い合わせに追われ困惑する社員たちの中、富子が的確な指示を出します!
富子の指示通り、現在庫を全て破棄し、クライアントに謝罪に周り、記者会見を開いた竹下食品はピンチをまぬがれます!
その夜、竹下は富子を海沿いに呼び出し、以前約束していたケーキをご馳走し、今回のお礼を伝えます。
そこで竹下は自分の弱さや卑怯な部分をさらけ出し、『こげな男やけど』と前置きし、富子にプロポーズ!
竹下『俺のそばにずっとおってくれんか
…………結婚してくれ』
富子『……私 でも…いいの?
ホントに……?』
竹下『“でも”じゃなく
あんた“が”よかとじゃ
…………富子』
ずっと強がって見せていた富子でしたが、竹下の言葉に涙が溢れます!
【修子(大浦氏)の恋】
長年の不倫から抜け出せずにいる修子。
不倫相手から“娘が難病にかかり、しばらく会えない”と連絡が入ります…が、SNS上でその妻の投稿を検索すると…とても元気そうな娘の写真や、3人家族の幸せな投稿が載っていました!
修子に片思い?中の寿三郎(香織のイトコ)も頑張ってますがw全く相手にされてません。
【薫の恋】
小鳥遊と順調に交際を進める薫。
初恋の世界7巻ラストでは、小鳥遊の店にニシュランから“星をくれる”という連絡が!
でも小鳥遊は断ります。
驚く薫たちに
小鳥遊『…………星もらうとですね
世界中からお客様が来るんです
俺が働いてた
レストランはそういう店でした
でも俺は
この土地のお客様の
“ちょっといい店”でいたいんです』
と言います。
小鳥遊の考えをきき、『それがいいわ』と言って小鳥遊に抱きつく薫。
ここまでが、初恋の世界7巻のざっくりとしたあらすじでした〜♫
【最新刊!初恋の世界7巻感想】
薫に続き、富子の恋も実りましたね〜〜♡!!!
とても悲しい“死という別れ”になってしまいましたが、葬儀場での香織のあの表情。白浜と永遠に気持ちが結ばれた事で、生き生きとした自信を持った顔になっていましたね。
あとは…不毛な不倫関係から抜け出せずにいる修子だけだなぁ。
本当に本当に頑固そうだもんなw
不倫相手の“嘘”に気づいた修子。どうするんでしょうか。
初恋の世界8巻も楽しみです!
そろそろ終盤かな???
かなりざっくりとしたあらすじなので、ぜひ初恋の世界7巻チェックしてください!
《引用元 作品DATA》
出版社:小学館
著者:西炯子
掲載誌:フラワーズ
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