横浜流星×浜辺美波主演で実写ドラマ化・わたどう!
【あらすじ】
素性を隠して椿と結婚した七桜は、幾多の困難を乗り越え椿との絆を深めていく。妊娠を告げ二人の愛に懸けようとするが、そんな矢先15年まえに死んだ椿の父・光月庵の旦那様は亡くなった最愛の母と恋仲で、しかも自分の実の父であることを知る。次々と明らかになっていく過去の真実。ショックを受け思い詰めた七桜は、光月庵から姿を消そうと決意。そんな七桜の前に椿の元婚約者・栞が現れ……波乱を含んだ第1部クライマックス!
続きは感想ネタバレ注意
七桜(なお)の妊娠、そして、七桜の実の父親が亡くなった旦那さま(椿の父)という衝撃の事実が判明した6巻。
椿の前から姿を消そうと覚悟した七桜ですが!?
7巻は…ついに七桜の正体が椿にバレてしまいます…。
愛し合う二人の悲しい別れに涙がこぼれます〜〜〜( ゚д゚)!!!
ざっくりとしたあらすじ&感想です♫
私たちはどうかしている7巻
【私たちはどうかしている7巻あらすじ】
実の父親が旦那さまだったという真実を知り、椿の前から姿を消すことを決めた七桜(なお)。
七桜は唯一頼れる“多喜川(たきがわ)”の元を訪ね、どこかだれにも知られず雇ってもらえる場所を尋ねます!
多喜川は、七桜の頼みを受け入れますが…すぐに光月庵を出ようとしない七桜にやり残したことはないのか、後悔しないのか、と問います。
七桜(なお):私はまだ
15年前にあったことの真相を明らかにしていない
椿が見たのは
ママが旦那さまの部屋にいたっていうことだけ
私が見つけた手紙では
二人は昔から愛し合ってる感じだった
それなのにどうして二人は
一緒になれなかったの?
そう考えながら、光月庵に帰ります。
そこで会ったのが、椿を尋ねて来ていた、椿の元婚約者・栞でした!!
栞は3日後に開かれる大旦那さま主催の茶会に出席してもいいか、と椿に了承を得にきていました。(まだ椿に未練があるようです…!)
そして椿も薄々、七桜(なお)が幼なじみの“さくら”なのではないか、と気づき始めていましたが、頭の中で打ち消します…。
七桜は、姿を消す前に何か思い出そうと…母の潔白の真相を探る為、事件があった旦那さまの部屋を探します。
でもその部屋は今は鍵がかけられていて、大旦那さま主催の茶会の日にだけその鍵が開くということを知ります。
椿との挙式の1週間前…茶会を終え何か掴めたら、光月庵から姿を消すことを決める七桜(なお)。
その頃、大旦那さまは遺言書の手配をしていました!
全ての財産は椿に…。ただし、高月家の血を引く者が現れた場合は、その孫が全ての財産を相続する、という内容でした。
その遺言の内容を知った女将(椿の母)は激怒し、大旦那さま主催の茶会の日、遺言書を奪おうと大旦那さまの部屋に侵入。
そのことが大旦那さまにバレ、二人は揉み合いに…。
女将が遺言書を取り上げた瞬間、大旦那さまは転倒し、机の角で頭をぶつけ気を失ってしまいます。
(その後部屋のろうそくが畳に移ります…!)
この二人の会話から、椿はやはり女将と他の男との間にできた子供だと判明。
死んだ旦那さまは一度も、女将に触れることはなかったそうです…。
茶会の最中、嫌な予感がした七桜は大旦那さまを探しに行きます。
そして鍵の開いた旦那さま(椿の父)の部屋に入った七桜が見たのは…旦那さまの着物に愛しそうに触れる女将の姿でした。
そして、その時七桜は事件の日のことを思い出します…!
旦那さまが血を流し倒れているところ。そして…
七桜:そうだ
15年まえの朝
私はたしかに見た
椿の花が咲き乱れる庭に
佇む一人の女の人ー…
女将の姿を。
事件の日のことを、女将に問い詰める七桜。
発狂した女将は…
“さくら(七桜)の母”を父(旦那さま)の部屋で見た、と警察に話した幼い椿に、“二人がもめていた”と嘘の証言に誘導したことを打ち明けます。
自分を欺き、影で愛し合っていた旦那さまと七桜の母への憎しみ…。
自分の母に罪を押しつけた女将に、七桜は『旦那さまを刺したのもあなたですか』と問います!
否定する女将に七桜は、女将を見たと訴える、と言います。
七桜『私は…「さくら」です
その職人の大倉百合子の娘です』
と、女将をまっすぐ見つめます。
一瞬青ざめながらも、『やっと言ってくれたわね』と手を叩き笑う女将。
二人の話を…椿が聞いていました…。
その時、屋敷で火事が起こり、女将は部屋を出て行ってしまいます。
信じたくない、悲しそうな表情で七桜に『嘘…だよな…』と尋ねる椿。
もう隠せない、と確信した七桜は全てを打ち明けます。
七桜『15年まえ……
この部屋でなにがあったのか
私は本当のことが知りたくて…
ママは絶対
旦那さまを殺していない
私は
ママの無実を証明するために
ここに来たの』
そう伝えます…。
混乱し、責めるように七桜にキスをする椿。
椿『お前はずっと
なにも感じてなかったんだな』
…と。
七桜が否定しようとしたその時、職人が屋敷中で火が回っていること、大旦那さまの姿が見えないと伝えにきます!
椿は七桜に『ここを出るな』と言い、大旦那さまを探しに…!!
七桜もまっすぐ椿を見つめ、『ここで待ってるから』と言います…。
七桜:椿はきっと許してくれない
でもキスされるたび
椿の愛を感じてた
椿のことが好きだった
それだけは伝えなきゃ
失うまえにー…
でも、七桜は激しい腹痛に襲われ、助けに来た城島と多喜川によって部屋から運び出されます!
一方、椿も大旦那さまを探す最中、煙に巻かれ意識を失いかけます…!
朦朧とする意識の中、七桜のことを考える椿。
七桜は自分から全てを奪いに来たんだ、と。
こんな日が来るのをずっと恐れていた、と。
椿:あいつにとって
俺は親の敵(かたき)
なのにどうしていつも
俺のほしかった言葉をくれたんだー…
七桜(なお)
俺は七桜を手放せるのか?
俺が見つけた
初めてのー…
幸せだったんだーーー…
七桜が目を覚ますと、病院のベッドの上にいました。
そこには、母親役をしてくれていた夕子の姿が…。
とっさに椿の心配をする七桜。
光月庵の火事で、誰も亡くなった人がいなかったと聞かされ一安心します…が、、、
お腹の赤ちゃんは流産してしまいました…。
ショックで泣き出してしまう七桜。
その後も入院中、上の空の状態が続きます。
ある日テレビで、光月庵の火事のニュースが流れていました。
火事の中、店に代々伝わる(後継者だけが使うことができる)道具を椿が命がけで守ったと知った七桜…。
ショックを受け、目の前が真っ暗に…。
その後、見舞いに来た多喜川に『光月庵に戻りたい?』と聞かれ、首を横に振る七桜…。
七桜『私は 御菓子を作りたい』
そう伝えます。
そして3年後…多喜川と共に、“花がすみ”という和菓子屋をオープンさせた七桜の姿が描かれていました…!
ここまでが、私たちはどうかしている7巻のあらすじでございました〜!
【私たちはどうかしている7巻感想】
いや〜〜〜〜。
急展開!!!な7巻でございました…。
七桜の正体を知った椿のあの表情…。それでも消せない七桜への愛。
母親に罪をなすりつけたのが女将だと知った七桜。
そして流産しショックを受ける七桜に、追い討ちをかけるような、椿が“後継者が引き継ぐ道具を守った”というニュース。
自分との約束よりも、道具=“後継者”を選んだという意味に捉え、七桜はショックだったんだと思います。
愛し合い始めた二人を引き裂く、辛すぎる展開でございました…。
しかも3年後、七桜から光月庵には消えてもらう発言まで( ´Д`)!!!
椿への想いは捨て、母親を貶めた女将(光月庵)への復讐を胸に決めたんでしょうか…。
そしてこの7巻では、多喜川と女将の間に何か確執があるようなシーンも。
大旦那様が見た女将の不倫相手は、多喜川の父親っぽい???
て、ことは、椿は多喜川父の息子の可能性あり???
まだまだ分からないことだらけです。
でもきっと女将はずっと旦那様を愛し、(愛してもらえず)憎み続けているのかなぁと。
私たちはどうかしている8巻(新章)のあらすじ感想に続きます♫
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:安藤なつみ
掲載誌:BE LOVE
ご購入はこちら↓