orangeオレンジ6巻ー未来ー【感想・ネタバレ】(アクションコミックス)

完結後に描かれた2つの物語が収録された
『orange』待望の第6巻!

 

【あらすじ】
須和に10年後の自分から届いた手紙には、翔と菜穂に四柱神社へ行ってもらいたいと書かれていた。そこは、自分が菜穂にプロポーズをした場所で…。翔を失った世界と翔を救おうとした世界の二つの<未来>、それぞれの今とその先ー。
収録作品:『orange-未来-』『orange-須和弘人-』

orangeオレンジ各巻ネタバレはこちら

続きは感想ネタバレ注意

なんと!2017.5/31オレンジorange6巻発売しました〜〜〜♫!!!
待っていました!orangeファンにはたまらない1冊ですね!!
このorange6巻では翔(かける)がいなくなった世界で、過去に手紙を出して翔を救おうとする5人の話《orange-未来-》と、翔の死後、菜穂の心を救った須和の話《orange-須和弘人-》が描かれてました!!!
ええ。どちらのお話も、主人公は須和ですよっっ。←興奮気味。

 

orange-未来-は先日記事にしてましたので、詳しくはこちらを読んでください〜↓

【orangeオレンジー未来ー】

Orangeオレンジー未来ー《アニメ映画原作エピソード》【感想・ネタバレ】(アクションコミックス)

 

この記事では、上記の作品の後に収録されている【orange-須和弘人-】のあらすじと感想をザックリ書いていきますね♫

 

 

【orange-須和弘人-】

 

 

翔が事故(自殺)で亡くなった後、須和はサッカー部もやめ、菜穂たちとも距離をおきます…。

 

須和:もうやめよう
考えるの全部

なにが正解かわからないなら
全部捨てよう
大切にできないなら
持っていても仕方ないから

 

 

そして20歳になった須和。同じ大学に通う菜穂との距離は開いたまま。
でもある日、弁当屋でバイトする菜穂と再会します!!

 

 

菜穂『…須和…』

須和『菜穂…?』

 

 

 

久々に話し、菜穂の笑顔を見た須和は“5人でいた楽しかった頃”を思い出す。忘れたくても、忘れられないあの日々。
それ以来、菜穂と大学でも話す機会が増えます♫
菜穂にいい寄る先輩から守った時、まだ菜穂の心に翔がいることを思い知らされる須和。

 

 

菜穂『私は好きな人がいるから』

菜穂『叶わないけど ずっと好きな人』

 

 

 

 

あんな顔させたくなかった”と自分ではどうしようも出来ないけれど、もう一度菜穂の笑顔を見たい、と感じた須和は菜穂を遊びに誘います!!
翔が死ぬ前、いつもいつも話していた菜穂のこと。
翔が菜穂と一緒にしたい、してあげたい、と言っていた事になぞるように行動し…少しずつ菜穂の笑顔を取り戻していく須和。

 

 

公園に行って“あーん”ってご飯を食べさせる。

 

 

 

 

翔が言っていた通りにすると、菜穂は昔の笑顔を須和に向けます♫

 

 

“翔のおかげだ
やっぱりすげぇなおまえ
ごめんな もう迷わないから
菜穂には翔が必要だった”

 

 

 

 

その後も、翔がしたいと言っていた“映画館ででかいポップコーンを食べる”。(現実ではアズも来たwww)
薄川で一緒に遊ぶこと。(現実では貴子も来たwww)
一緒に浴衣を着て花火大会に行き『可愛い』って言うこと。

 

 

 

須和は『翔と3人で行こう』と花火大会に菜穂を誘い、(翔が言っていた通り)『浴衣…可愛い』と伝え、告白します!!!

 

 

 

須和『好きだよ ずっと 好きだ 高校の時からずっと…』
菜穂『…私は 翔が好き』

 

 

 

 

菜穂『ずっと 一生好き』

 

 

 

須和:俺はズルいやつだ
菜穂と2人になりたくて
翔と3人で花火を見ようと言った

 

(過去の翔との会話を思い出し、菜穂と翔の事を)
応援なんて
きっと俺は最初からする気がなかったんだ
俺はズルいやつだ

 

 

 

そう自分を責める須和。
それでも菜穂のことを大好きな須和は、諦めずに菜穂を誘います!!
翔が菜穂を連れて行きたいと言っていた“城山公園の展望台”。そこから見える夜景。

 

 

『…きれい…』とつぶやく菜穂。
須和は『翔…どこかで見てるかなぁ…』と言って涙を浮かべ、夜空を見上げる。

 

 

 

須和:俺は翔になりたかった
あの時も あの時も あの時も
今日だって俺じゃなければ

菜穂はどんなに幸せだっただろう
ごめん
翔の代わりになれなくて ごめん

 

 

 

そして、菜穂の誕生日が近づきます。
過去に翔と菜穂の誕生日についても話していました。でも、翔は『サプライズがいいけど…思いつかない 付き合えたら考える』…と言っていました。

 

 

初めて、翔の言葉通りでなく、自分の考えで行動しようとする須和!!!
悩む須和に、翔を通して菜穂と接する須和に、『俺じゃダメだ』と自信のない須和に、言葉をくれたのは帰省中のハギタでした♫

 

 

 

ハギタ『高宮が 最近よく笑うようになったって おまえと会うようになって』

ハギタ『翔はいないよ 今…高宮が向き合ってるのは おまえだ 須和』

 

須和:菜穂を心から喜ばせる事
俺にもできるのかな

 

 

 

そして、須和は菜穂の誕生日に想いをもう一度伝え、プロポーズします!!
自分は翔にはなれない、翔には勝てない事はわかっていても…。

 

 

 

須和『翔はもういないから この先も翔の事で泣く事や 辛い事だってあるかもしれない けど その度に俺が菜穂を幸せにする』

 

 

須和『菜穂は俺の希望だから 10年後も20年後も50年後も菜穂に笑っててほしい …だから』

須和『俺と結婚してください』

 

菜穂『…ありがとう …でもまだ付き合ってないのに…』

 

 

 

 

そうだったwww
『嬉しいけど 少し時間をください』と返事をする菜穂。

 

 

 

数日後、大学のベンチで須和の隣に座り、お弁当を渡す菜穂。
プロポーズの返事をします!!!
須和と一緒に遊んでいるとすごく楽しい…と、須和が連れて行ってくれた所、してくれた事全部を挙げる菜穂。
でも聞いていた須和は“違う 全部俺じゃない”と感じるんです。

 

 

 

でも…でも…菜穂は続けて…

 

 

 

菜穂『…でも 一番嬉しかったのは 誕生日にプロポーズしてくれた事』

菜穂『生まれてきて 一番幸せだと思った』
須和『一番…?』

 

 

 

菜穂はずっと“翔を好きでいなきゃ”と思ってたけれど、そうじゃないと須和がいてくれて気づいた…と。

 

 

 

菜穂『今 大事な事を見失ったら また後悔するから もういない人より目の前にいる人を大切にしようって』

 

 

 

菜穂『10年後も20年後も50年後も笑っててほしい人がいる 一緒に』

菜穂『私はずっと 一生 須和を好きでいます だから これからもよろしくお願いします』

 

 

 

そう伝え、お弁当の“あ〜ん”の仕返しをし笑う菜穂、を泣きながら抱きしめる須和。

 

 

 

須和:ダメかと思った
俺は一生翔には勝てないんだって
菜穂の喜びや幸せを作れるのは
翔だけだって

それは今でも思ってる
でも
俺も負けないからな

 

 

 

手をつなぐ須和と菜穂の後ろで、制服姿の翔が須和に向けてピースサイン。

 

 

 

ここまでがorange-須和弘人-でございました〜〜〜〜。
はぁあああ〜〜〜。須和〜〜〜〜。頑張ったなぁあああ〜〜〜涙!!!
orange本編の手紙で“須和は私の心を救ってくれた人”と菜穂が書いてましたが、こういう事だったんですね…。。
でもなんだか、須和と翔で菜穂の心を救ったように取れたなぁああ。

 

ずっと“翔には勝てない”と須和が抱いていた劣等感。
翔が生前残してた言葉通りに行動し、菜穂を笑顔にする事ができたけれど、それじゃあ須和はますます“自分ではダメなんだ”という気持ちが強くなってた。
そこで初めて翔の言葉でなく自分で行動したプロポーズ、が菜穂の“一番嬉しかった事”になって、どこか切なくも嬉しかったっっ。

 

現在と過去(翔とのやり取り)をリンクさせながら浮かび上がる須和の気持ち。読んでて胸がキュ〜っと締め付けられる。
ぜひ、ぜひ!!ぜひ!!!読んでいただきたいっっ。文章じゃ伝わらな〜〜〜い!!そしてあとがきでは“orange7巻で会いましょう!”とありました…!!

 

 

と、いう事は!?
楽しみだ〜〜〜〜〜〜!!!!

 

 

《引用元 作品DATA》
出版社:双葉社
著者:高野苺
掲載誌:月刊アクション

 

 

 

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