このマンガがすごい!2016オンナ編第3位!
この愛し愛され男子がくる!みんなが町田くんに夢中!
【あらすじ】
物静かでメガネ。そんな外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用。なのに運動神経は見た目どおりの町田くん。仲良しの猪原さんが、町田くんの前で涙をこぼしました。理由がわからない町田くんに、お父さんが言ったのは思ってもみなかった言葉で!? 気持ちがふくらむ第4巻!
続きは感想ネタバレ注意
町田くんの世界4巻出ました〜〜。《町田くんの世界12話〜15話収録》
なんと町田くん、“この少女マンガがくる!2016”の“この愛し愛され男子がくる!”に認定されました〜♫納得だわ。は〜。表紙で町田くんが牛乳持ってるだけで癒されちゃう。
体中紐でグルグル巻きにされた状態から一気に解き放たれた瞬間のような感覚。←え、伝わりにくい?
いつもいつも“優しさと癒しと気づき”をくれる町田くんの世界なんですが、今回は少し読者側も応援したくなるような町田くんの姿が♡
それでは簡単に内容を…(て言いながら長い。)
町田くんの世界4巻
12話では町田くんに恋する女の子・猪原さんの中学時代が描かれてました。
今では1巻の出会いの時の様な棘が抜けた猪原さんですが…。
猪原さんの両親はほとんど家におらず顔を合わすこともない。
置いてあるのはお金だけ。
“世界に拒絶されてる”
そう感じる猪原さん。中学校で自分に話しかけてきた(少し地味めな)真木さんと仲良くしようとすると、女王様体質の友人2人?がそれを拒否。
それでも真木さんを選んだ猪原さんでしたが、翌日学校に行くとなんと真木さんを含む女子たちからシカトされてしまう…。
一人でテレビをボーッと見ながら猪原さんはこう思う。
分かってたことなのに
親にさえ求められない私が
誰かに求められたりなんかしないって
求めてくれる誰かを
求めただけ
もう誰とも関わりたくない、そう感じる猪原さん、が高校で出会ったのが町田くんですね〜。
“求めてくれる町田くん”から、“町田くんでなければいけない町田くん”に猪原さんの中で変化していきます。
町田くんとクリスマスにイルミネーションを見に行く約束をし、明るく楽しそうに料理する猪原さん。
が、しかーし!!!
みなさん…町田くんの世界3巻ラストを覚えてますか!?
町田くんといた猪原さんが急に泣き出し(電車で)降りていくシーンを…
実はあの時こんなことが。
2巻で撮った例のアレを何気なしに見せる町田くん。ああ、それあかん。
町田くん『笑っちゃうでしょ これ幼稚園の時の先生で』
え なに これ
猪原さんの涙は、“町田くんが誰かと結婚しちゃうかもしれないんだ”と感じてでした。
一方、町田くんは猪原さんの涙をこう捉えてました。
これを見て泣くってことはやっぱり
両親のこと連想させたのかな……
違うっっ!!!町田くんそれ違うよっっっ!!!!←読み手のココロ
そんな時、町田くんの家にはお父さんが帰ってきてました!!
『お はじめ おかえり』
ま、町田くんのパパだわ〜〜〜www♡見るからに暖かく、町田くんが悩み事をしてるのにもすぐ気付いてくれます♫
町田くんのお父さんは生物学者で世界中飛び回ってるみたい。町田くんのお父さんとお母さんの馴れ初めめっちゃ笑った。猪原さんのことで悩む町田くん、がお父さんに相談すると笑ってこう言我ます…
『ははっ そうか はじめはその分野の研究が足りないな』
『その子はお前に恋をしている』
そう聞いて驚く町田くん。お父さんにお礼を言います!
全然想像もしなかった
誰かが自分に恋をするなんてー
そして24日、クリスマスイブに会う町田くんと猪原さん。
猪原さんは自分が泣いた理由を素直に話します。町田くんは…
町田くん『俺にできることなら猪原さんになんでもしたいって思うよ でも 俺にできないことも たくさんあるから』
そう言った町田くんの今の素直な気持ちに、猪原さんは…
(引用元 町田くんの世界4巻)
猪原さん『ありがとう うれしい』
そうか 猪原さんは 他人なんだ
すべての人を“家族”だと思って生きている町田くんにとっての初めて感じた“他人”という存在。
猪原さんが町田くんに言った『漠然と悲しくなったの あたしと町田くんの未来はつながっていないのかなって』という言葉を受けてなのかな。
ここから少し町田くんはまだ知らない“恋”というモノを勉強し始めます。
お正月は町田ファミリーで初詣に♫そこで町田くん、少し不思議な体験をします。
巫女さんの格好をした女性が落とした髪飾りを届けるため走る町田くん。
巫女さん…だよね
神社の人に預けたらいいのかも?
でも 何だろう
追いかけたい
その女性は木の陰からかなり年上の宮司さんを見つめてました。
どうやら叶わない恋をしているらしい。そこで町田くんはその女性に恋について教わるんです。
恋は そうか
叶えることに たくさんの奇跡が必要なんだ
年齢や 環境 相手の心に 誰かがいないこと
その女性はふとした瞬間に町田くんの目の前から消えてしまいます。
一体誰だったんでしょう?
その女性との出会いで、“猪原さんに何をどう応えられるだろう”と感じる町田くん。読んでみてくださいね。素敵なストーリーでしたよ♫
(実はちょっと一瞬ヒヤっとしました。町田くんはまだ猪原さんへの恋心があるわけではなく、一目見た女性を“追いかけたい”と感じたことに。でもなぜ町田くんがその女性を“追いかけたい”と感じたのか、、、読んだ後に分かった気がしました♫)
そして季節はバレンタイン…
ここで“神様からのギフト多い系男子”・氷室くん登場。
高校生モデルらしく、チョコの受け取りも抽選があるらしいw
そんな氷室くん、自分に全く興味を示さない美女・猪原さんに興味を持ち、町田くんに近づいてきます!!
友達になろうって言われて即答で『いいよ!』って応える町田くん、カワイイw
氷室くんに、猪原さんとの仲を取り持ってほしいと言われた町田くんでしたが、その理由を聞きはっきりと断ります。
氷室くん『逃げられたら追いかけたくなるってゆーオトしてみたいてきな 美人だし 特に俺逃げられることとかないからさー』
町田くん『だめだよ』
町田くん『そんな気持ちで仲良くなりたいなら 俺が氷室くんにできることは何もないよ 猪原さんは大事な友達だから』
おおお!!!
続けて、『氷室くんもだよ 誠実でない気持ちで氷室くんに近づく人がいたら俺が守るよ 友達だから』って。
あ、、ですよね。それでこそ町田くんなんだけど、なんだか、ウン。嫉妬?的なのありだといいな〜なんて1ミリ思っちゃった、許してくださいw
そう聞いても『人の気持ちが分からない』と笑いながら話す氷室くん。
そしてバレンタインの時に女の子が渡した苦手な柑橘系チョコを捨てた氷室くんを見て、町田くんはゴミ箱からチョコを拾い『ゴミなんかじゃないだろ!』と怒ります。
氷室くん『なに 偉そうに 説教?』
町田くん『そうだよ もっと人の気持ちを考えろ』
町田くん『君は人の気持ちを考えないから 自分の気持ちも分からないんだ もっと自分を大事にしろよ』
『何度でも言うよ 伝わるまで 嫌がられても 友達だから』と言う町田くん。
(ジーーーン。ここまでストレートで自分を想われて嬉しくないわけない。変な奴って言いながらも笑顔の氷室くんでした♫)
そしてこの15話で発覚したこと。町田くんまさかの“本命チョコ”を知らなかった!!!毎年12〜13個もらってるって!!!お歳暮的なものだと思ってたって!!!
あんなに人の気持ちを考えることができて、なぜそこの分野だけ超鈍いのだwww
もちろん猪原さん、渡しますよ♡
町田くん、本命なのか義理なのか聞いちゃうんだw
町田くん『難しく考えなくていーよ?』
町田くん『え?』
町田くん『大切な人に大切ですよって気持ちを伝えたいだけ!』
ここまでが町田くんの世界4巻でした〜。
今回もとてもほっこり♡少しずつまだ知らない“恋”というモノが何かを勉強していく町田くんがカワイイ。でも、ここまで恋愛に鈍い&どの人にも家族並みの愛情を持つ町田くんだと、果たして自分が感じた恋心に気付くことはできるんだろうかwww人間愛と恋心の棲み分けってやつを。
町田くんの世界、道徳の教科書とかにどうかなw
おっと。長くなっちゃった。ぜひぜひ読んでみてくださいね〜〜〜♫!!!
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:安藤ゆき
掲載誌:別冊マーガレット
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