最終巻!ふつつか者の兄ですが6巻【感想・あらすじ】(モーニングKC)

2人の成長物語、ついにクライマックス!

 

【あらすじ】
志乃は、波乱万丈な青春を過ごしながらも、将来の夢・プロのヘアメイクに向かって驀進。己の道を突き進むためにどうすればよいかと考え、下した決断とは・・・。引きこもり時代を取り戻すように、恋をしたり失恋したりしていた保だが、ついに運命の人(?)と出会う・・・そして壁にぶち当たりながらも幸せに・・・いや・・・やっぱり不幸に・・・。2人の成長物語、ついにクライマックス!

 

ふつつか者の兄ですが各巻レビューはこちら

続きは感想ネタバレ注意

https://kojimangavip.com/2017/05/futsutsukamononoanidesuga5/

うっかり発売から約1ヶ月経ちましたが…“ふつつか者の兄ですが”最終巻のあらすじ感想です♫
最初の頃は引きこもりの兄を持つ志乃の気持ちが主に描かれてましたが、徐々にその兄・保にスポットが。
志乃と保は全く違うタイプなんですが、しっかり心で支え合っている二人を見てラストはウルウルで読みました。
ざ〜っくりネタバレです。

 

 

【ふつつか者の兄ですが6巻】

 

 

 

ふつつか者の兄ですが5巻ラストで、ひったくり犯からバッグを取り返した保!
なんと、そのバッグの持ち主である女性と急接近します〜〜〜!!!

 

 

その女性の名は幸(ゆき)。
バツイチ・シングルマザーで保の9つ上!
バッグを取り返してくれたお礼にと菓子折り&保への手紙をスーパーに持って来てくれたのをきっかけに、家にお邪魔し食事をしたり、ピクニックに行ったりする仲に♡

 

 

明らかに自分に気がある幸を見ていて、優越感を覚える保www
保もどんどん幸や幸の息子・拓人の事を好きになっていきます!!

 

 

 

 

保:こんな俺を
誰が想像できただろう

あの頃の俺に教えてやりたい
俺の人生に
こんなシーンが待ってることが

 

 

 

 

そしてついにっっ!!!
保、脱DTの時が!?
幸の子供・拓人がお泊り保育の日に家に遊びにいきます。
夕食を終えた時、幸の方から…

 

 

 

 

幸『…保くんもさ
今日 お お泊りしてく…?』

 

 

 

ち、直球〜〜〜〜!!!!
少し照れながら冗談だとごまかす幸でしたが、保、ここで男を見せます!!
幸に近づき……キスして首筋いって、おっぱいーーーー!!!!!おっぱいーーーー!!!←おい
持ち合わせている全知識で攻めますwww

 

 

 

 

 

 

 

ベッドに行きながらも保の攻めモードは続きますが、、、
まさかの……また勃たない∑(゚Д゚)!!!!
保が緊張しているのかと感じた幸は、ご奉仕(←おい)しようとしますが…

 

 

 

 

拓人への罪悪感なのか、この“母と子”の部屋で“出来ない”と感じたのか、保はストップをかけてしまいます!!!

 

 

 

 

 

 

 

案の定…超気まずい雰囲気〜〜〜〜(´Д` )!!!!

 

 

 

 

なのになのに…保、やっちゃいます、言っちゃいます。
優しい幸(ゆき)なら、情けない自分を晒してもきっと大丈夫だと、むしろ励ましてくれるんじゃないかと…。

 

 

 

 

 

保『お…俺ってさ 人より4年も出遅れてるじゃん?
3歩進んで2歩下がるじゃないけどさ
こうやって這うように…
地道に進んでいくしかないんだよなぁ俺の人生

 

ま…まぁ こういう体験も必要っていうか
ステップアップするためには…ね

 

ホラ 俺今
人生の勉強中だし何事も経験だよね!』

 

 

 

 

 

と。
その言葉に…
『じゃあ…私は踏み台?通過点?』
と、幸がブチ切れてしまいます…!!!
自分の事をバカにしていたのか、と!!!

 

 

 

 

幸『…なんなのよ 私は…っあなたの人生のなんなのよ!!!』

あ…幸さんの涙で 幸さんが見えない…

 

 

 

 

幸の家からの帰り道、大粒の涙をこぼしながら一人帰宅する保。
どうしていいかわからず連絡した先は、志乃の携帯でした。

 

 

 

 

志乃は保を公園まで迎えに行き、事情を聞きます。
志乃『どんな事情があったってそんなふうに人を傷つけていい理由にはなんないよ!!』
と保に怒りますが、ただただ泣きながら謝る保。
そんな兄を見ながら志乃はこう感じてました…。

 

 

 

 

志乃:端から見たらそれなりに社交的な青年
引きこもってたなんて言われなきゃわかんないレベル
だけど内面は まだ“あの頃”のまんま…
人はこんなに過去にとらわれるものなの?

 

 

 

 

それ以来、保はスーパーに幸が来るのを待ちますが、結局幸は半月訪れず謝れないまま。
保は落ち込む日々が続き、引きこもりの時のように“結局、俺の世界はこの部屋の中だけ”なんて考えてしまうんですが……
そんな時、自分の中のヒーロー・聖司の引退試合を見て感動し、もう一度立ち上がる決意をします!!!

 

 

 

 

聖司『そこまで言うんなら 覚悟できてるってことだろ?』

聖司『お前もプロのリングに上がれよ 保』

 

 

 

 

 

 

一方志乃は夏井との事があって以来、サキちゃんと以前と同じような関係ではいられなくなっていましたが、文化祭のショーモデルをサキちゃんが受けたのは、(ヘアメイクする)志乃と話したかったからだと知ります。

 

 

 

 

 

 

 

サキちゃんと話し、以前の“フツー”はもうないけれど、今の自分でしっかり向き合うことが出来た志乃はその夜、保にある決意を伝えます!!!

 

 

 

 

志乃『で 発表!卒業したらあたしこの家を出るよ』

 

 

 

 

志乃『だからお兄ちゃんも もう妹に泣きついたりしないで自立してよね!もうさ…部屋に戻る道はないよ 』

志乃『もう 4年間の空白なんかにとらわれないでよ 兄ちゃんの進む道だって とっくにできてるはずでしょ?』

 

 

 

 

そんな志乃に『ありがとう』と伝える保。
兄弟がいてよかったと。両親の離婚の時もそう感じていた様です。

 

 

 

そして最終話では、1年半後が描かれていました!!
志乃は実家を出てケッシーと暮らしながら、メイク学校卒業後、母親のアシスタントにつきながら現場に入る日々。

 

 

現場の仕事を終えた志乃が向かった先は…
保のキックボクシングデビュー戦!!!
そこには、サキちゃんや夏井も来ていました♫!!(保の狙いの様です!)

 

 

 

みんなが見守る中、保の試合が始まります!!!
“観てるだけなのに 思ったよりしんどい……”と感じながら応援する志乃。
あんなに引きこもって全てから逃げていた兄の戦う姿を見て、涙があふれます…。

 

 

 

 

志乃:あの兄が
こんなにまぶしいライトの下 戦っている

兄がいたから
あたしも負けじと自分の道を突っ走ってこれたんだ
よくやったね兄ちゃん
あたしも兄弟がいてよかったって気持ち
わかったよ

 

 

 

デビュー戦で無事勝利した保♫
実は、デビュー戦を見に来てほしいと、幸にあの夜以来初めてメールを送っていましたが、幸は現れませんでした。

 

 

 

…と、思っていたら…

 

 

 

幸『保くん!?』

 

 

 

来てくれた〜〜〜〜〜!!!!
15時を5時(17時)だと勘違いした様ですwww
試合に勝った保に明るく『やるじゃない…っおめでと!』と言ってくれた幸。

 

 

 

保は勇気を出して幸に…

 

 

 

 

保『…俺も 観てほしかった…
次の試合は絶対 幸さんと拓人の前で勝ちたい
勝ちたいしっ
また3人でメシ食ったり…ピクニックもしたい!』

 

 

 

溢れ出る様に、幸としたい事を次々に口にします。

 

 

 

 

幸もそんな保に…

 

 

 

 

 

幸『今日これからゴハン食べに行かない?おいしいもの食べよ 今日も明日も来週でも再来年になっても一緒に だから改めてよろしく!ね?』

保『…こちらこそ ふつつか者の僕ですが…』

 

 

 

 

 

 

ここまでが、“ふつつか者の兄ですが”最終巻でございました〜〜!!
ラストの志乃の涙のシーン、なんだか感情移入してしまったぁ〜〜〜( ´Д`)
過去の弱い兄を知っているからこそ、今の姿になるまでの小さな変化も大きな変化も、精神的な努力を感じることができる。
(私自身も引きこもりだった姉がバイトを始めると言った時、どれほど感動したか。思い出しちゃったなぁ。)
志乃と保はタイプも違うし、わかり合えない事もたくさんあると思うけど、兄弟だからこそ見捨てる事はない(だろう)し、分かろうと努力するのかな。
“つながり”を感じた最終巻でした♫

 

 

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