娚(おとこ)の一生２巻（FLOWER COMICS）

2015年榮倉奈々・豊川悦司のW主演映画決定！
大人の恋愛代表、西桐子が描く素直になれない三十半ば独りオンナの恋愛模様ー。

 あらすじ
３０代独身の堂薗（どうぞの）つぐみは、田舎の亡き祖母の家で、５０代の大学教授・海江田醇（かいえだじゅん）と成り行きで同居している。海江田はつぐみとの“結婚”を望むが、つぐみは彼の気持ちを素直に受け止められずにいた。微妙な関係のふたりの前に、海江田を慕う人物が現れて…！？

このマンガがすごい！2010 オンナ編 第6位
マンガ大賞 2010 第5位
THE BEST MANGA 2010 このマンガを読め！ 第5位

男の一生1~4巻ネタバレはこちら

続きは感想　ネタバレ注意

 

さぁ、大人の恋愛第二巻でございます。
過去の不倫経験を忘れられず、幸せになれないと思い込んでいるキャリアウーマン・つぐみ。そして、かつてつぐみの祖母に恋をし、一生その人しか愛する事はないだろうと思っていた大学教授・海江田。海江田はつぐみに恋をしたと伝えるが、受け入れられないつぐみ。
２人の不思議な共同生活が進む中、２人の家にお客さまが…

 

 

 

 

海江田の助手・西園寺さん。
海江田さんいわく、育ちがよくて、キレイにしてて、明るくてわがまま。男に好かれるタイプ。たしかに〜男性は結局はわがままな女性が好きで、意中の女性に貢げば貢ぐ程、自分がその女性の事を好きなんだと思い込んでしまうってテレビで言ってた♫
つぐみとはタイプ的に正反対。それを聞いてちょっと傷つくつぐみ。笑
３人で夏祭りにでかけるが、西園寺さんを撒いてつぐみと自転車で２人乗りで逃げる海江田。もちろん自転車泥棒！！こういう面白い事できる大人って好きですな♫

そこでまた過去の話をしようとするつぐみを遮り、海江田の２巻おじキュンポイント♡

 

 

 

『君をひとりにはせえへん』

 

 

海へ２人でドボーーン。あ、船の上にいらっしゃったんですね。
海ドボーンされると、愛するジョージ朝倉先生の溺れるナイフを思い出してしまう病気の私。(全く関係ない。)
そして、ここまで言われても完全に信用できていないつぐみ。なんで？って思うけども、好きって言われて好きになれるほど若くなく、色々恋愛で傷ついてきた大人なんだろう。でも、この『ひとりにしない』ってワードは、一番つぐみが欲しい言葉だと思う。

 

 

 

そこへ一通の手紙が届く。差出人は『海江田小夜子』
キターーーー！！つぐみはもちろん海江田の奥さんと思い込む、そりゃぁそうだ。でもはっきり本人に聞けない〜そんなつぐみに海江田は
『本当のことを信じひんというのは…もはや君の信仰や』ごもっとも！！
手紙の主は海江田の姉で、育ての両親が亡くなったという知らせだった。
ひとりになりたいと言う海江田に怒っているのかを聞く事もできないつぐみ。
『失う事にもう私はきっとたえられない　だからここにきてひとりになりたかったのよ　もう誰も好きになりたくなかった　ひとりで生きる道をかんがえたかった…なのに』
もう好きになってますよねー、これ…。

そんな少しギクシャクした２人に、この巻２人めのお客様。

 

『とみおかまこと５さい。』

 

 

 

なんと母親にこの家に置いて行かれたという生意気でかわいそうな男の子。
警察に行くものの母親に連絡がつかず、海江田とつぐみが面倒をみることになる。
まことに同情し、優しく接するつぐみと厳しく躾ける海江田。
なぜ厳しく躾けるのか、海江田の過去もここで明らかになります。
詳しくは書きませんが、この回、じーんときます、愛のある躾、すばらしい、感動します。
ぜひ読んでみて下さいな。

そして２巻の終盤、海江田とつぐみが結ばれます♡きゃ♡大人な絡み…！！(映画でも話題の足キスシーンでございます！！)

 

 

 

ラストでは海江田の日本エッセイスト賞の受賞パーティーにて、授賞式に妻として連れて行ったつぐみを放置し、昔の女に絡まれ酒に飲まれてしまった海江田に怒りをぶつけるつぐみ。

 

 

どうしよう…

 

 

 

私はこのおじさんが好きなんだわ…

 

 

 

海江田先生のグっとくる気持ち、分かります！！！
わがままで、自分の感情をぶつけてくる女性もそりゃぁ魅力的だけど、普段自分の感情を表に出さず内に秘め、そんな人が感情をはっきり表に出した時、男性は前者よりも何十倍もグッとくるんじゃないでしょうか…♡

そしてなんだかんだ田舎で地熱発電のプロジェクトを地域の人たちと始めるつぐみ。
結局、仕事が好きなんじゃーん♫そんなお仕事が、３巻では波乱を呼びます…！！
あとあと、表紙の絵は全てつながってますよ〜！

 

《引用元　作品DATA》
出版社：小学館
著者：西炯子
掲載誌：フラワーズ

 

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