最終巻！ピースオブケイク５巻【感想・ネタバレ】(FEEL COMICS)

2015年秋、多部未華子、綾乃剛主演で映画化決定！ジョージ朝倉が描く、20代の大恋愛叙事詩！！

 

【あらすじ】
レンタルビデオ店で働く志乃は、店長・京志郎と交際中だが、京志郎の元カノ・あかりと思われる小説家・渋谷ナオミの存在を気にしていた。
やがて京志郎は朝帰りや、入院したという田舎の友人への連日の見舞いなど挙動不審に。
不安を募らせる志乃にバイト仲間のお調子イケメン・川谷が接近してきて……

 

ピースオブケイク各巻ネタバレはこちら

 

続きは感想　ネタバレ注意

ピースオブケイク４巻【感想・ネタバレ】(FEEL COMICS)

 

ついに！ピースオブケイク最終巻。
リアルに恋愛で自分が感じた事のある描写がギューっとつまってる。つまりすぎてて過去の自分とシンクロして苦しくなったり懐かしくなったり、あーーー忙しい…笑。もしかしたら今この状況の人も多いかも。だからこそ、この漫画は愛おしすぎるのだ！！とか言ってみる。
では、ピースオブケイク最終巻ネタバレ(めちゃ長いんで覚悟ヨロシク)してきます。

 

４巻ラストで志乃との約束を破り朝帰りした京ちゃんは、その後も“事故ったお友達”の見舞いを続ける。志乃も怪しい！！と思いつつも、怪し過ぎて“シロ”なのでは…と悶々として過ごす日々。

 

なんか　目の前にいていちゃいちゃしてる時はこの人絶対にシロって思うんだけどな

 

 

 

うん。ほんとわかる。だって好きな人信じたいの当たり前だし、しかも、そうじゃないと一緒にいられなくなっちゃうもん。志乃はもうちょっとシロの証拠が欲しい…と、京ちゃんの携帯から“事故った田中”に電話すると…

 

 

 

『ー何？京志郎　忘れ物？』

 

 

 

…あかりの声だった。ブチ切れた志乃は入浴中の京志郎に携帯をなげつける！！

 

 

 

『……バカっ　バカーーーーーー』

 

 

 

 

そこからは京志郎言い訳大会。あかりの本の『田中くん』やら『母親の駆け落ち』やらの明るい部分のみフィクションで、本当は植物状態の母親を置いて家をでた、と言い自分を責めながら様子がおかしかった、と。そんなあかりが心配して通ってしまった…と。
そんな京ちゃんに志乃が一喝。

 

 

 

 

 

 

 

志乃『行くなよ！死ぬわけないじゃないの　ほんとバカじゃないの　あんた何酔ってんの　幻想もちすぎだっつーの！　ギャーギャー言う女なんて結構生きていけんのよ　しかもあかりさんなんて最もしぶとい部類の女よっっ』

 

 

 

そーだそーだ！！その通りだー！！！そして私もそのジャンルだーーーw！！
その後も付き合いつづける志乃達だったが、毎日志乃の怒りは収まらず、どなりちらしたり泣きわめいたり。何を言われても納得できない気にくわない、でもまだ好き、信じてるけど信じられない。という、どうしようもない状態。元カレ・正樹の別れる前の立場に自分がいる事に気づく志乃。

 

許して信用できる日なんて来るのかな、と思いながら劇団の衣装作りをしていると志乃の電話がなり………相手はあかり。志乃が一番聞きたくなかったこと言われちゃいます。

 

 

 

『なんかバレちゃったみたいね　全部聞いたわよ』

志乃『ー会った　の…？』
あかり『え？きのうの昼間京志郎うちに来たわよ』

 

 

 

 

(読みながら、キーーーー！！！ってなります笑。)あかりに連絡取らないように京ちゃんの携帯の中のあかりの番号を消していた志乃。番号が分からなくなったから、、、会いに行ってたんだ。志乃の後ろで枯れてるクワズイモが志乃の気持ちを表してるみたいで悲しい。

あかりは『もう、うちに来るなと伝えて』と志乃に言い電話を切る。…放心状態の志乃。

その後志乃は京ちゃんが仕事の間に家を出る決意をするが、間に合わず京ちゃんが帰って来てしまう。別れを告げる志乃に必死で食い止める京ちゃん、だけど…

 

 

 

志乃『合鍵　返す』

京ちゃん『…もう別れるしか考えはないわけ？』
志乃『うん　私はもう京ちゃんの事一生信じられないもん』
京ちゃん『……信じてくれたことなんてあった？』

 

 

 

 

…２人の恋は終わった。

 

 

 

 

“大丈夫死ぬ訳じゃない”と自分に言い聞かし、志乃が電話をかけた相手は…川谷。
ここからはフラフラ女子・志乃が帰ってきちゃうんですけど。自分でもバカな事してるなー、この人じゃないのになー、でも一人よりはマシ…。＝“流され経験”。ギクっとする人多いと思うんですけど…w。

 

そのうち志乃は毎日川谷と会い始め、京ちゃんの事は忘れられないけど、なんだか川谷にときめいたりもしてみたり…。

 

 

 

埋めて
埋めて　埋めて

 

 

 

 

キスした川谷が志乃を連れて行ったのはまさかの川谷の彼女の家。川谷さまさま。ぶっとんでますなw。それでも志乃は人恋しさから川谷に会い続ける。流されるまま、ネカフェで川谷とヤッちゃいながらながら志乃は…

 

 

 

 

志乃：違うかな？って思っても　流されるまま
こんなもんかな？にすり替えて
独りよりはいいはずって

あとは好きだしってちょっと思い込めれば
惨めな気分はごまかせる
知ってる

ーこの前が例外ってだけで
うんずっと　いっつもそうだった

これが私の恋愛だった

 

 

 

本当のいい恋愛を忘れるために言い聞かせてる様にもとれる。それからもズルズルと川谷といたけど、川谷との旅行を機に全て清算した志乃。その後も劇団の団長から告白されたりしても、もう流されないようにちゃんとする、と断る。
そして、志乃が京ちゃんを思い出して泣くシーン。初めての大恋愛。読みながら、一緒に泣くw。

 

 

 

大好きだったのに
大好きだったのに大好きだったのに
どうして　わたしは　あなたは
ー大好きだったよ！

 

 

 

 

それから１年半…。劇団の衣装作りなどで生活できる様になった志乃。

ある日、友人ナナコにあかりの新作を渡され…

 

 

 

『志乃読みなよ　これってこの女とヒゲ店と志乃の話だよ　この女ヒゲと別れてるよ　ヒゲはあんたの事ちゃんと大事に思ってたんだよ』

 

 

 

そう言われても、“私だってわかってる　元通りに蘇る事は二度とない位”と２人で住んでいたアパートの前に来る志乃。
後日また近くを通った志乃の目の前に現れたのは庭に生い茂ったクワズイモ…と、京ちゃん！！

 

 

ここの花束を持った京ちゃんが志乃を追いかけて抱きしめるシーン、ほんとにほんとにたまりません。映画みたい。ジョージ先生、絵がうますぎます！！(当たり前だ)ぜひ、ぜひ見て下さいっっっっ！！！！↓ちょっとだけ♡

 

 

(引用元　ピースオブケイク５巻)

 

 

盛り上がったふたりだけど、冷静になった志乃はまた前みたいに不安になったりわめいたりするかもしれない、と京ちゃんにぶつける。それでも京ちゃんはずっと志乃の事を忘れられなかったと言い、庭のクワズイモ畑？を見せる。それは志乃が置いて出て行ったクワズイモを育てまくったモノ。
そして…

 

 

 

 

『志乃ちゃん　俺がんばるよ　一緒に全部笑い飛ばせるように　一緒にいたいんだ志乃ちゃん』

 

 

 

から〜の、京ちゃんの「愛して　ろ」の失態www！！！そして、なんだかんだケンカしながらもうまくいった様子のふたり…♡

 

 

 

最後はファンの間でも噂？になったらしい夢オチww。ジョージ朝倉先生も気にしてましたが…。読んだ時は、え？終わり？って思ったけど、ふたりがうまくいったのは間違いないから大満足でございます♡♡

 

 

 

締めは“たやすいことよね　たやすいことよ♫”劇中の歌のアレンジで終わりっ。

 

 

 

 

ピースオブケイク、お茶の子さいさい、たやすいことね、なんですね、信じ合えれば。ほんと。

 

 

 

あー、買ってた当時(10年前位？)も一番好きな漫画だったけど、今でも一番かも。抜くとしてもジョージ朝倉の“溺れるナイフ”。売れ専のキュンキュンときめく王道少女漫画を読むのも好きだけど、すぐ飽きる。

怖いくらいにリアルで自分の気持ちを見透かされたような、何度読んでも色褪せない漫画をかける漫画家って最高だよなー。絵もうますぎ。ほんとに神すぎますジョージ先生♡(ちなみに昔こっそり覗いてたジョージの2チャンでは“ジョージ神発言禁止”て項目がトップにwジョージ先生が神なのは当たり前だからww)

この漫画は共感しにくい読み手もいるかもだけど、恋愛に必死になったり傷ついたり、バカになったり、裏切られたり、それでもたまらない幸せを感じたり、そんな経験がある人なら誰しも読みながらわかる！と、うなずいてしまう素敵な漫画です。オススメは女子ですが、男性もどうぞw！！

 

あーいつかジョージ朝倉先生にインタビューしたい。(何聞いていいかテンパるけど。このブログの最終目標そこかもw)

 

スーパー長くなりましたが、この５巻は普段の1.5倍くらいの読み応えある厚さです！ぜひ復習して、映画館へどーーーーぞっっ。(ほんとのほんとはジョージの世界観を実写化なんてできればしてほしくないけどねっ笑)でも絶対見に行きます！

 

6/21追記☆↓予告編たまりません。あんなにピンときてなかった京ちゃん＝綾野剛が、ニット帽＆スタジャンで京ちゃんに見えてくるwwこりゃやばい、京ちゃんが現実にいるって妄想しちゃうと綾野剛に一生実らない片思いが始まってしまうww(いやもともと大好きだけど)あーやばいやばい。←ヒトリゴトデス。

 

念願の！番外編はこちら！(映画化サンキュー！)

 

 

 

《引用元　作品DATA》　　　　　
出版社：祥伝社
著者：ジョージ朝倉
掲載誌：FEELYONG

 

 

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