はしゃぐ気持ちとほんの少しの不安 そんなふたりの前に──
【あらすじ】
「弓弦くんはやっぱりあったかいですね」再会して初めての冬、初めてのクリスマス。弓弦からのまさかのお誘い…!気持ちが通じ合ったふたりは…?
続きは感想ネタバレ注意
4/25発売しました〜〜僕メラ5巻♫!!!
離れていた距離、時間によってすっかり変わってしまった幼馴染み・弓弦(ゆづる)と主人公・花が、再び気持ちを通い合わせることが出来た様に思えた4巻…♡
でしたが!!!5巻ラストでは恐れてたことが…(- -;
それではざっくりネタバレ&感想です♫
僕に花のメランコリー5巻
弓弦の故郷に“雪”を見に行くと約束し、2度目のキスを交わした花と弓弦♡
弓弦のバイト前に夕食を差し入れたり…相変わらずの貢ぎグセ…ではなくw甲斐甲斐しい行動をとる花♫
そんな花の為に弓弦は(クリスマス)バイトの休みを取り、花へのプレゼントを買い、クリスマス直前に花を呼び出し…!!!
弓弦『…おまえ どうすんだよ』
花『え…?』
弓弦『…クリスマス』
弓弦『おまえ どこ行きたいんだよ』
と〜〜〜〜♡
が、しかし!!!!花の答えは…
花『おうちでクリスマスパーティーするので…えっと…あの ごめんなさい』
フラれたーーーーーwwww
で、ソッコー帰ろうとした弓弦に、『待ってください…っ』と後ろからタックルする花www
花『違うんです!!ちゃんと聞いてください 12月は…クリスマスもありますが もっと大事な事…弓弦くんの…弓弦くんの誕生日!!』
花にとっては26日の弓弦の誕生日の方がクリスマスよりも大事だと言い、サプライズでお祝いするつもりだったみたいです♫
弓弦はその時どこに行きたいかを花に尋ねます。
花のリクエストは、弓弦が約束してくれた弓弦の故郷へ雪を見に行く事…♡
花『これって弓弦くんとはじめての』
花『旅行…ですか…?』
25日、23時55分発の夜行バスを予約し、『0時ピッタリに一番最初におめでとうって言えますね』と喜ぶ花。
後日、親からも弓弦との日帰り旅行の許可を得て、花はクリスマス当日を本当に楽しみに待ちます♫
そしてクリスマス当日…弓弦は、花へのクリスマスプレゼントと花と初めて会った日に花が弓弦の部屋に落としたストラップを持って待ち合わせ場所に向かいます…。
その途中に義理の兄・未来に遭遇。
未来『…久しぶり 偶然だな あ 弓弦もこっちの電車?』
未来『あーこの格好?…今日ウチの病院の小児科でクリスマス会あって これ子供達から色々もらったんだ』
と、その時弓弦の電話が鳴ります。
電話の相手はルカでした!!!そして『…わかった 今どこ』と言って、乗りかけた電車を降り、ルカの元へ向かう弓弦!!!(弓弦が落とした花のストラップを未来が拾います…。)
一方花は待ち合わせの少し前に、約束のバスセンターで待っていました。
弓弦の為のプレゼント、ケーキ、手作りの夕食を持参して….。(ああ切ない(- -;))
その頃、ルカのいる病院へついた弓弦。
実はルカの父親が倒れ、今晩がヤマだとルカは呼び出されていたんです。弓弦が病院についたものの、手続きだけをしすぐに帰ろうとするルカ。
暴力を受け続けた父親に対し、『お父さんが死ぬって聞いてもちっとも悲しくない』と弓弦に話し…
ルカ『自分の嫁にも娘にも看取ってもらえない そうさせたのは自分でしょ自業自得 死んでいく人間には優しくしなきゃいけないの?情けをかけろって?どんな奴でもどんな事をしていても』
ルカ『あたしはあの人を許してない』
…と。
それでも父親の事を話し続けながら、『悲しくなんかない』と言いながら涙を流すルカ。を、弓弦はなだめる様に抱きしめます。
ルカ『…弓弦 死ぬんだってあの人 本当に もう死んじゃうんだって』
ルカ『うん… …もういい ルカ 病院に戻ろう』
そのままルカと病院に戻り、付き添う弓弦。
ルカが母親に電話をしに行ったタイミングで、弓弦は花に電話します。
電話先からは弓弦が来るのを楽しみに待つ花の明るい声。
そんな花に、今ルカの父親が危篤状態で付き添って病院にいる事を伝えます…。
弓弦の説明を聞きながら花は頭がパニック…。
え…?
なに?
弓弦くん
これは
なんの話?
ルカさんは気の毒で 今…とても大変で
それは十分理解できる
でも
それでも
そんなグチャグチャな自分の気持ちを抑え、『ルカさんのそばにいてあげてください』…と弓弦に伝え電話を切ろうとする花。
でもその瞬間、携帯を落としてしまい…
電話先の花のこぼれた様な声が、一瞬弓弦に聞こえます…
花『…いかないで…』
その言葉に驚き、その後なんども花に電話をかけますが一切電話に出ません。
ルカに呼ばれ室内に戻った弓弦でしたが、ルカの母親が来たタイミングで病院を抜け、急いで花の元に…!!!!
バスセンターに着いた頃にはもちろん花はおらず、電話にも出ません。
弓弦『…くそ…っ』
その頃花は、一人で夜行バスに乗り二人の故郷へ向かっていました。
バスの中で本心が溢れ出てしまいます…。
花:ルカさんが呼んだの?
そばにいてほしいって言ったの?
私よりルカさんの所へ
“弓弦くんもお母さん病気で亡くしてるから 気持ちわかるから弓弦くん優しいから しかたないですよね”
だから我慢しなきゃ
“私よりルカさんの方がつらいんだから”
そう思った事は全部本当で
全部嘘なのも本当
弓弦へ言った言葉は全部“私への言葉だったんですよ”…と。
花:弓弦くん 私だってひとりぼっちなんです
『ルカさんのそばにいてあげてください』
上から目線の言葉
精一杯の強がり
ずっとこぼれないようにしてたのに
“いかないで”
私も
弓弦くんに一度も好きだなんて言われてないから
『うそつき』と花の口から漏れ、、、
花:弓弦くんにとって私はなんですか?
ここまでが僕メラ5巻でございました〜〜〜〜〜!!!!
はぁあああ〜〜〜やっぱそっか〜〜このタイミングでルカか〜〜〜〜。だよな〜〜〜〜。そんな予感はしてたんだ…。やっぱね〜〜〜って感じで、とりあえずチーンですwww
作者のあとがきでは“弓弦 終ー了ー!!”なんて書かれてて思わず笑ってしまったけど……弓弦の行動を責める事は出来ないな〜〜〜(- -;
でもでも、今までは花が“いい子”ちゃん過ぎてぶっちゃけ感情移入出来なかったけど、初めて花の(弓弦を好きだからこそ、自信があるワケではないからこそ)漏れた本心を見て……なんだか花を好きになったというか、頭で分かってはいるけどどうにもならない花の感情・想いに胸が締め付けられましたっっ。
弓弦も花にピッタリのプレゼント用意してたんだけどなぁ〜〜。くぅう。
ざっくりしか内容書けてないので、ぜひぜひ僕メラ5巻呼んでくださいね〜♫
弓弦は花を追いかける事ができるのか〜〜〜!?
そして、この僕メラはいつも購入してるマーガレット掲載作品なので、次回からは1話ずつ感想書いて行こうかな〜と思ってます♫
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:小森みっこ
掲載誌:マーガレット
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初めまして、フラワーです。
「僕に花のメランコリー」、1巻から5巻まで、コミックスを一気に読みました。
そして、それ以降は、こちらのネタバレを読ませて頂きました。
う〜ん、6巻に収録される話を知っていても、この5巻の後半からのストーリーは何度読んでも胸が痛いですね。
花の心に湧き上がる感情?
ルカを思い遣る気持ち…それを白と言うなら、それに対する弓弦のとった行動に対する嫉妬…が黒になり、黒の感情が芽生えた時点で白い感情が「偽善」になってしまったようで、そんな思いをさせた弓弦に腹が立って仕方がありません。
どっちの感情に転んでも、花にとって楽になるどころか自分を責めてしまうから…。
決してルカを思い遣る気持ちが「偽善だ」と言ってる訳ではないですよ。
花って一見、どんなに自分にマイナスな事があっても笑ってへこたれずに前に進もうとする「健気な子」を通り越して「アホな娘」に見えるけれど、実はちゃんと自分を外から観察(俯瞰)しているところがあるんですよね。
だから、32話でも夕飯を食べてもらう事も「そろそろ嫌がられるかな」って思ってる。
いつも優しい花が人間らしい感情を吐露できて返ってよかったんだけれど、それでもやっぱり純粋な花に、あんな思いはさせたくなかったなぁって思いました。
花との電話での会話のなかで弓弦が「なぁ、俺今日ー」って言いかけるセリフがありましたが、その後なんて言おうとしてたんでしょうかね。
何度読んでも胸が痛いです。
フラワーさん
初コメントありがとうございます♫返信が遅れすみません!!
ウンウン、と頷きながら共感しながら読ませて頂きました♫!!
弓弦はどこか“自分が何をしても花は分かってくれる、ついてきてくれる”と思っていて…ルカの元へ行ってしまったんでしょうね。(あの状況であれば致し方ないのも分かってはいますが…。)でも花にその後無視され必死な姿にちょっとスッキリですww
そしてフラワーさんの“いつも優しい花が人間らしい感情を吐露できて返ってよかったんだけれど、それでもやっぱり純粋な花に、あんな思いはさせたくなかったなぁって思いました。”という言葉、同じくそう思いました♫
これから花がもっともっと幸せになれる様、これからは弓弦が努力していく番ですね!またコメント頂けたら嬉しいです♫