広瀬すず主演!2016年、二部作映画化決定!!
千早・新・太一が、近江の地でいま再び巡り会うー。
【あらすじ】
全国高等学校かるた選手権大会準決勝。昨年の雪辱を誓う富士崎を相手に、千早(ちはや)たち瑞沢高校かるた部は連覇の夢を追いかける。が、勝利の女神に願いはわずかに届かず…。そんな中で残された、3位決定戦というチャンス。大好きなかるたを、もう一度みんなとできる――。思いの先に現われたのは、新(あらた)率いる藤岡東だった。高校最後の団体戦最終戦。運命の対戦カードは、千早と新との直接対決を導き――!?
続きは感想ネタバレ注意
ちはやふる31巻届きました〜〜〜!!!普段はどんなにピンポン鳴っても、寝てたらド無視なワタクシですが、ぼっさぼさなドすっぴんも全く気にせずバッタバタ玄関にダッシュ!!
で、amazonの無駄にでかすぎる箱開けて、ちはやふる31巻の背表紙をすぐチェック!(内容は上記のあらすじが載ってるんですが…。)で、唖然。
え????読む前に結果ネタバレしすぎじゃない????
でしたwwだってだって、もちろんこの巻のメインは新VS千早だと分かってはいつつも、、、高校最後の全国大会の行方を背表紙でネタバレされるなんてっっっ!!どんだけ、月刊誌のちはやふるネタバレを書いてるブログを見まい見まいと我慢してきたことかっっっ。
なんてどーでもいいことは置いといて、ちはやふる31巻ネタバレ感想です!
【ちはやふる31巻】
全国大会、準決勝。
富士崎VS瑞沢(ちはや達)の戦いでした。千早や太一、瑞沢かるた部を想い、戦う肉まんくん(西田くん)の姿、感動的だった。習ったコンパクトな取りで責めつつも、最後は自分を表すような体ごとぶつかるダイナミックな取り。
だれのことも助けられたりなんかしないんだ
でも おれらは
真島が好きだ
綾瀬が好きだ
みんなで過ごした時間が
好きだ好きだ
大好きだ
みんなそれぞれを想い、戦います。
が、3対2で富士崎の勝利。千早たちは連覇という目標をここで失います。新率いる藤岡東も、ヒョロくん率いる北央に負けてしまいます…。
魂が抜けたような千早たちを切り替えさせたのは顧問の先生。
『終わってないですよあなたたち 優勝しか眼中にないほどいい気になりましたか 3位決定戦がありますよ』
『あなたたちが大好きなかるたがもう1回できるんです』
そうです、、、、、。
ついに来ましたこの時が。決勝ではなく、3位決定戦での戦いというところがこれまた末次先生にくいな〜てなるんですがw
藤岡東がどうするかわかる
瑞沢がどうするかわかる
(引用元 ちはやふる31巻)
『よろしくお願いします』
あ〜〜〜。ここ、近江神宮でついに、千早VS新の瞬間が。なんでここに太一がいない、そう思う気持ちはその試合を見守るメンバーも、そしてちはやふる読者もきっと同じ。
でもでも!!!くるんです、太一が。周防名人の取材を離れ、母親に電話すると、母親は近江神宮にいたんです。そしてこれから始まる千早と新の戦いを太一に伝えるんです。しかもその電話をしていた時が新幹線が京都で止まった瞬間で。(なんだこの設定、震えるww)
(引用元 ちはやふる31巻)
新幹線を降り走る太一、急げ〜〜〜〜〜〜!!と、読者みんな思ってる(はず)。
そして、千早と新の戦いは序盤、千早がまさかの5枚差リード。
これが千早?
と、新や、今まで千早を見てきたみんなが感じるほど、強い。そしてメンバーを見ている。
そこで新は気付くんです。
ああそうや
最初から感じてた 千早はきっと
この全国大会できっと一度も『千早』にならんかったんや
瑞沢の主将(キャプテン)
(引用元 ちはやふる31巻)
それでも新は冷静になり、千早の強み、そして弱点を分析。水の中に浮かんでいる様な、新らしいかるたの取りが戻ってきます。
いつも通りいくよ
よろしく千早
瑞沢、藤岡東、北央、富士崎それぞれのメンバーも自分らしい、粘る、粘るかるたを行います。そこに、、、、キターーーーー!!!!太一、キターーーーー!!!!
でも、『音と札』そしてメンバーのみに凄まじい集中を向ける千早は、太一が来たことに気づきません。きっと今の対戦相手があの新だということも。後半、新が攻めます!!千早にとって、いやーないやーな攻めにくいかるた。
そしてあえて敵陣(千早の方)に『せ』の札を送り、取りに行く!!新はこう感じてたんです。
千早 おれやよ
千早があの日取った一枚
今日に続く一枚
ずっと取り返したかった
音と札だけでない
目の前にいるのは おれやよ
ここにきて、『ちはやぶる』のから札が…。
ふと周りに目を向けた千早の視線の先には…!!!太一!!!!!
(引用元 ちはやふる31巻)
千早の中で、子供頃の初めてかるたをした時の記憶、幼い自分、太一、新を思い出し、今ここにその3人がいること、そしてあの新とかるたを取っていることに気づく千早。
表情がガラっと変わります。
新とかるたが
新とかるたがまたできる
そこに『瑞沢1勝!瑞沢2勝!!』とかなちゃん、机くんの声が聞こえて来る!!!
ハッとした千早…そのまま肉まんくん3勝、田丸さん4勝と続き、最後は…
千早『瑞沢5勝!』
2枚差なのかな。勝ちました。千早。新に…。
ここで、ちはやふる31巻終了です。
ハーーー。やばすぎる巻だったな〜〜〜〜。これ、神巻なんじゃないか???
末次先生のあとがき的なやつにも『たった31音の言葉にどれだけ助けられ導かれているか。』と書かれてるんですが、特別な31という数字、それに合わせこの31巻で、千早と新を戦わせ、そして千早に勝たせた、のかな〜。と思います。
そして帰ってきた、太一。もう涙止まらない。
太一が今戻れないのは、『千早が俺のことで傷ついたらいいってどっかで思ってたんだ 最低で戻れない』…と、肉まんくんたちに話してました。
それでも太一がかるたを続けていると知り、号泣する肉まんくんと机くん。に号泣ww
そして周防名人の太一の背中を押す言葉。クイーンの詩暢ちゃんのかるたへの愛情。太一のハチマキだと気づいた後も、そのハチマキをし続けた千早の想い。本当に胸がぎゅっと熱くなる巻でした。も〜〜〜ぜひぜひ、読んでくださいっ。
音と札のみに集中する千早に気づいて欲しくて、感じて欲しくてヤなかるたを敢えてする新を、どこか可愛いと感じたのは私だけ、でしょうか???
ただ、新派の私としては、千早が新に教えてもらった情熱=かるた、であり新は千早が追いかけてきた存在と思っていて、ずっとずっと新と千早の試合を楽しみにしていた分、千早がキャプテンとしてしかかるたをとっていない瞬間がちょっと寂しかったんです。
瑞沢かるた部(太一)>新な感じに思えて。太一という存在がいない今、部の為、そして千早の成長のために必要なことなのかもしれないですけどね〜。
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:末次由紀
掲載誌:BE LOVE
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