加害者・加害者・まきこまれた男、みんなニーナに夢中!
あらすじ
憧れの超美少女・ニーナの“ボディーガード”になった厚志。いくえみ綾のグローイングアップ・ラブストーリー、待望の第2巻。
続きは感想 ネタバレ注意
1巻ラストで牛島が婦女暴行で逮捕され、厚志とマサに一瞬平穏?が訪れる。でも根本的な事は何も解決してなくて…厚志は思う。
悪自身が変わらなければ
悪は悪でずっと存在するんだ
マサは学校に出て来る様になったけど、まだ事件から前に進めてない様子。
マサの気持ちが少しでも楽になれば…とニーナに謝罪する様すすめてはみるけれど、マサは『詫びた所で許してもらえると思えない』と逃げ腰。厚志とマサの間もなんだか気まずく…。
どうしたら埋まるんだろうこの溝は
放課後ニーナのボディーガードとして会っていた厚志。厚志の様子に気づき、ニーナからマサの様子を聞いてくれる。そして謝罪を受け入れてもいいと言ったニーナ。
驚く厚志、なんで?と聞くと…
ニーナ『あんたの友達だから』
くーーー。かわいい!!厚志、そりゃホホ染めちゃいます。
そしてその機会が訪れ、ニーナに土下座で謝罪するマサ。
もういい、と言ったニーナが厚志と夜連絡を取っている事を口にすると…糸が切れたようにマサはどんどん厚志へのコンプレックスを噴出し始めて…
ニーナを先に見つけたのは俺だ!とか中学時代自分がいじめられてた時厚志は見てみぬふりをした!とか…しまいには…
マサ『外山厚志は偽善者だ!』
ニーナ『…そんなに友達をおとしめたいの?』
マサ『友だちじゃない 友達だなんて思った事ない 今まで…一度だって』
うっわーーー言われちゃいました。そしてそこにいるんです、厚志。隠れてるんです。
ニーナ『厚志 SOS こいつ変』
自分でも正義ふりかざしちゃってるのか、とか悩んでただけに、そーとー落ち込む厚志。
マサの言ったことはあまりにも思い当たりすぎて
一人友だちを失ったことについて悲しむ気持ちすらわいてこない
あまりにも痛い所をえぐられて
痛い所だったことに気づかされて起き上がる気力すらない
そんな厚志を励ましてくれるのは、マサが厚志を疎む原因のニーナなわけで。
ニーナ『バイバーイ』
ニーナの笑顔に元気をもらい、翌日学校に行くとマサが同級生にいじめ?られてて、あんな事を言われたけどそれでもマサを助ける厚志。そしてマサに…
厚志『おれはニーナが好きだ 大好きだ いつかおれのものにしてやるぞこんちくしょーーーーっ』
その後のなんやかんやで仲直りした厚志とマサ。
あっつになりたい、と言ったマサはなぜかダイエット発言。うん。よかった。厚志の本当の友だちになれなくてごめん、よかった。
これが青春か
一方次はニーナさまがご乱心。厚志に向かって電話越しに…
ニーナ『私を無視したら許さない!って言ってんの! あんた立場わかってんの?自分の立場! あんたは私から目を離したらだめなのよ あんたの時間は私を中心に回ってんのよ 勘違いしたら許さないから!』
わぉ。強烈ですねw。
後日、ビビってニーナに連絡取るも冷たくあしらわれ…かと思いきや、急に助けてコール。何事かと血相変えて走っていくと…
ニーナ『ごめんっちょっとしたイタズラ♡』
さすがにキレてその場を立ち去る厚志。するとニーナが追いかけてきて…厚志の服の裾をつかみ、、、、
ニーナ『なんか…私…変になっちゃったみたい…』
ニーナ『私…変になっちゃったよ…?』
厚志:ボクも変になりそうですけど?
ここでいとしのニーナ2巻終わりでっす♫3巻は厚志がニーナのボディーガードから昇格できるのか?!でも、ニーナの傷は表で見せるあっけらかんとした態度とは反対にきっとかなり深いぞ??がんばれあっつ!←マサ風。
《引用元 作品DATA》
出版社:幻冬社
著者:いくえみ綾
掲載誌:スピカ