いとしのニーナ1巻【あらすじ・ネタバレ】(バーズコミックスデラックス)

加害者・加害者・まきこまれた男、みんなニーナに夢中!

 

あらすじ
幼なじみのマサが、アブない男・牛島に命令されて起こした「拉致事件」が発端で、憧れの美少女ニーナを守ることになった少年・厚志の奮闘が始まる!

いとしのニーナ各巻ネタバレはこちら

続きは感想 ネタバレ注意

 

前回いくえみ先生のお話を書いたので、前から書こう書こうと思ってちょっとためらってた“いとしのニーナ”を書こうかと。

このお話、“監禁”“レイプ未遂”“加害者”“被害者”、実は重めなテーマがしっかりあるんですが、いくえみワールドですらすらと読める感じです。

でもただ読むだけで終わって欲しくないというか…ではでは、ネタバレしてきます。

 

 

 

主人公・外山厚志は幼なじみの押川正行に呼び出されサクっと…

 

 

 

 

マサ『拉致った』
厚志『は?』
マサ『清流の「青田新名」 がっこうがえりに拉致りました』

 



少女漫画で拉致から始まるってそーそーないw。
拉致したニーナは、厚志とマサが毎日電車でみかけてたお嬢様学校の生徒。2人はずっと好きで憧れてた存在。
マサはニーナに告白しフラレたらしく、そこに同じ学校のアブない男・牛島が絡んでニーナを拉致したらしい。

 

 

 

 

ニーナ『あんたたちのことも 誰にも言わないから… だから…お願い…』

 

 

 

牛島が出かけてる間に、厚志はニーナを逃がそうとマサに提案するがマサは牛島にビビって行動できず…。

結局牛島が帰って来たタイミングで厚志がニーナを連れて逃げる。
かわいい顔だけど以外と気の強いニーナ。厚志との別れ際…

 

 

 

ニーナ『助けてやった…とか思ったら………ぶっころしてやる…』

 

あこがれのニーナにも嫌われて、マサを置いたまま牛島からも逃げた自分とか、捕まるんじゃないかとか、全部にモンモンとする厚志。
あえてズラした電車でニーナの友人に会い、昨日の事を話すハメに…

 

 

 

『ねぇ…殴っていい?』
厚志『イヤです…』
『じゃあその牛島って奴をぶっ殺していい?』
厚志『それは…犯罪です…』
『おまえらのしたことは犯罪じゃないのかよ!』

 

 


ごもっとも。
で、ニーナの見舞いについていく事になる厚志。出てきたニーナに厚志が買ったケーキをべしゃってされ…

 

 

 

ニーナ『あー…キモ 悪夢を見て眠れません どーしてくれんの』

 

 


厚志はニーナに、マサは口べただけど小心者で本当はいい奴で、ある日電車でニーナを見つけ「俺たちは青田さんに夢中になりました」と伝える。
その話が同じ高校の牛島の耳に入りニーナが狙われたと言う。
そんな厚志に『だから何?「マサ」は本当はいい奴だから許してくれって?』

 

 

 

 

ニーナ『責任とってよ』
厚志『ハ?』
ニーナ『中途半端じゃなくあんた私を守りなさいよ 牛男の魔の手から』

 

 

それから厚志はボディーガードの為に学校後ニーナの元へ。なぜかマック食べたり、カラオケ行ったり。ニーナはカラオケで厚志に…

 

 

ニーナ『男の力はあんたたちが思ってるよりもずっと 強い力で  暴力で  ねじ伏せる奴が許せない』

ニーナ『許せない!』

 

 

 

学校に来てなかったマサとも会えた厚志は翌日、今まで逃げていた牛島の元へ向かう。

 

 

牛島『あ?なんか言ったか?』
厚志『お前は汚い豚だな』

 

 

「じゃぁ汚い豚に殺されるおまえはなんだ?」と言われ5、6人からボッコボコにされる厚志。その後、助けにきた友達に、牛島が婦女暴行で捕まったと聞き…

 

 

 

『牛島捕まった』

 

衝撃の話を聞き、ニーナの事を思い出す厚志。被害にあった女性は全く別の人らしい…。自分がしてるボディーガードって…

 

それは被害者がすり替わっただけじゃないのか?
だけど何もしないよりはマシなのか
そう思わなきゃやってられない

 

 

 

ここで1巻終了。めずらしくいくえみ先生が描くもろ“かわいい女の子”ニーナ。

見た目のお嬢な感じとはウラハラに気も強くて、私はめっちゃ好きです。サバサバして明るくしてるけど、事件後から不眠が続いてたり…。
厚志とマサが牛島タイプの男にビビってるのにも何か男ってそーいうのあるよな、とか思ったり、厚志は一番正しい行動をしてるけどなんかズルい感じのとこもあって自分でもそれに気づいてて悶々としてるとこもなんだか人間っぽくて共感できる。
加害者の立場と被害者の立場。その中間。ここから話がどう進んでいくのか。

表紙を外したら中表紙にもかわいー絵が♫それでは2巻に続きまっす。

 

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《引用元 作品DATA
出版社:幻冬社
著者:いくえみ綾
掲載誌:スピカ

 

 

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