ついに謎が解き明かされる、感動の最終巻!
【あらすじ】
めでたく大人の身体に戻ったかなでは、改めて確信した勇紀(ゆうき)への想いを証明するため、一からのやり直しを決意する。強がりを捨て、コンプレックスの源に向き合い、勇紀の真の恋人になる、と。一方勇紀は、これまで隠していた本音と真実をかなでに語り始めるのだ。かなでに呆れられ、嫌われる覚悟で…。ついに感動の最終巻!
続きは感想ネタバレ注意
2020.5/09さよなら、おとこのこ最終3巻発売しました〜!
もう読めば読むほど謎だらけだったこの作品。志村ワールドに翻弄されていました、が!この3巻で謎が解き明かされます。
2巻までの管理人の考察は見事にハズしておりましたw
“愛を叶えたいという、切ないほどに強い思いが、不思議を作り出していた”
ざっくりとしたあらすじ&感想です♪
最終巻!さよなら、おとこのこ3巻
【最終巻!さよなら、おとこのこ3巻あらすじ】
劇団に戻り、研究生として出直したかなで。
かなでと勇紀に見えていた“謎の男”は、実はかなでの父親にソックリなのでした。
(かなでの父親は、演劇界で鬼才と言われる大物演出家・灰島丈。)
そして今までふたりに見える“謎の男”は、かなでの父で描かれていましたが…勇紀が昔から心の中に聞こえていた「謎の声」の顔は…
勇紀自身でした!!!
勇紀とかなでは不思議な出来事を乗り越え、また一緒に生活し愛を育んでいました♡(久々の○シーンあざっす!)
が…3巻中盤で、この不思議な出来事の謎が全て明かされます。
それは勇紀のモノローグ。
勇紀:どうしてもどうしても
かなでの心が欲しい
心が離れそうになったとき
願ってしまった
かなでを困らせたかったわけじゃない
ただ漠然と
時間が戻ればいいと思った
かなでに愛される世界が欲しかった
心の中で願えば
なんにだってなれるけど
それも束の間だ
はい…。実は、昔から勇紀は、心の中で願った事を叶えることができる不思議な能力を持っていたのです!
好きでもない男に抱かれる日々。心で願えば、一瞬は相手の顔が好きな男の子に変わる。
弟・裕太が幼い頃、大事な本を川に落としてしまい、勇紀が願ったことでその本が手に入るなどなど…(すぐに消えてしまうけれど)。
ある日勇紀は、かなでに嫌われる覚悟で、本当のことを全て話します。
ファミレスで話すふたり。
話している途中、かなではまた幼い姿に戻ってしまったり、大人に戻ったり…。
勇紀によって、かなでの身に不思議な現象が(その場で)起こります…(;゚Д゚)
勇紀『むしろオレが驚いたのは
かなでがしばらく戻らなかったことなんだ』
と言う勇紀。
かなで『ちょっと待っ
これ これって
ユーキのしわざなの?
オレは…ずっと
自分のせいだとばかり…』
と、かなでは困惑します。
かなでが家(父親)のことを話してくれたことで、自分も全てを話そうと思った勇紀なのでした。
勇紀『かなでに捨てられたくなくて
その結果が
かなで小さくなることだったのは
オレにとって好都合で
何よりも卑劣だったと思ってる』
と、打ち明ける勇紀。
(かなではそこまで欲しがられたことにテレてますw)
全てを話した勇紀に『これこのまま別れ話の流れだろ』とツッこむかなで。
(勇紀もそのつもりだったようです。)
かなで『わかるわ!
大体物語ってのはそーなの
罪の告白をしたら死ぬか去る!…って
おまえまさか死ぬ気じゃねーだろうな
死ぬなよ』
と青ざめた顔で説得するかなで。
ふたりは一緒に家に帰りますが、翌朝、勇紀は姿を消してしまいます!!!
勇紀は家に帰らず、ネカフェで寝泊まりしていました。
心配するかなでは勇紀の弟・裕太に相談。
捜索願を出そうか、と心配する裕太でしたが、かなではあることを思いつきます。
それは、劇団のブログに(きっと見ているであろう)勇紀にメッセージを送ること。
“公演を観に来て下さい。スタッフ・かなでより。”…と。
それを見た勇紀は舞台初日、足を運びます。
勇紀の弟・裕太が今回脚本家デビューという事もあり、勇紀たちの母親も見に来ていました。
勇紀は幕間中、母親に好きな人がいて、(ここの)劇団のスタッフだと打ち明けます。
勇紀『さっきの
この執筆協力ってところの
灰島かなでっていう
男の子』
初日の打ち上げを終え、勇紀とかなでは手を繋いで一緒に帰ります。
誰もいない商店街でキスをするふたり。
翌朝、朝食を食べるふたりの姿が。
かなでは勇紀に、まだへんな声が聞こえるのか、と尋ねます。
勇紀『あー…たまにね』
かなで『ふーん まぁいーんじゃねえの?
長いつきあいだろ
そいつとも』
勇紀『うん
オレもちょっとそう
思ってたとこ』
ここまでが、さよなら、おとこのこ最終3巻のあらすじでした〜!
【最終巻!さよなら、おとこのこ3巻感想】
な…なるほど〜〜〜!!
と、謎がすっかり解けた3巻でございました…。
全ては不思議な力をもつ勇紀が、かなでの心が欲しい、ただただ(離れていきそうな)かなでとの時間を戻したい、と強く願った事で起こった出来事だったんですね。
本当なら、すぐに解けるはずの“魔法”が解けなかったのは…かなで自身も子供に戻って逃避したい、という思いがシンクロしたから???
“願えば叶う”勇紀の能力だったり、謎の男の声だったり…まぁとにかく不思議満載な作品だったわけですが…勇紀、かなで、裕太、スズメ…この4人はきっと結びつきがあって、勇紀とかなでの出会いは“運命”だったんだろうな…と思わされた作品でした♡(読まないと伝わらないのでwぜひ読んで感じていただきたい!)
表紙のはにかんだような二人の笑顔。
これからもきっと二人の関係は長く結びついているような気がします!
かなでの愛をつなぎとめる為に子供に戻してしまった勇紀だけれど、その必要はもうない、“さよなら、おとこのこ”なのだと解釈しました♪
かなりざっくりとしたあらすじなので、ぜひ!さよならおとこのこ3巻を読んで、全ての流れをチェックしてみて下さい♪
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