周囲を巻き込み、それでも引き返せない
二人の密やかな恋。
【あらすじ】
夫の家族と同居を始めた綾乃と、美容師に復帰し心機一転引越しをした朱里は、運命のいたずらで“ご近所同士”になってしまった。しだいに綾乃の夫家族とも親しくなる朱里。しかし、このままでは、綾乃への気持ちを断ち切れないと気づいた朱里は、綾乃と距離をおくことを決める。朱里の言葉にショックを受け現状を打破したいと考えた綾乃はある決断をする。一方、離婚を拒否する夫の心中は……。
続きは感想ネタバレ注意
2021,1/13おとなになっても4巻発売しました〜！
既婚者である綾乃と、朱里の恋。
断ち切ろうとしても難しく、運命のいたずらでご近所になってしまった2人の恋の行方は…？
ざっくりとしたあらすじ&感想です♫
最新刊！おとなになっても4巻
【おとなになっても4巻(第16話〜第20話)あらすじネタバレ】
商店街での店対抗ミニマラソンに参加した綾乃&朱里。
スタートのピストル音がなり爆走する朱里。走りながら、思い出していたのは、小学校の頃の初恋の相手・下田先生。
“あたしはあやのちゃんに 下田先生を重ねてるのかもしれない”と考える朱里…。
そして朱里はぶっちぎりで１位を獲得します(°▽°)！
綾乃は…ビリから数えた方が早い順位だったようですw
元々、同じ小学校の担任(同僚)の矢部先生の代打でマラソンに出ていた綾乃。
マラソンの結果を矢部先生に報告しに行った帰り…朱里に話しかけられます！
お互いに“お疲れさま”を言い合った後、朱里は綾乃に今の自分の気持ちを打ち明けます。
朱里『あたしがこんなこと言うのは
ルール違反なんだけど
あたしはやっぱり
あやのちゃんが好きみたい』
このまま片思いでもなんとなくの友達づきあいでも悪くないと思ったけれど…気持ちを断ち切るには、今の距離は近すぎると言います…。すぐには引っ越せないけど、友達の所に行くか実家に戻るかしてここから離れるつもりだと言う朱里。
仕事は続けるつもりだと…。
朱里『ただ
なるべく顔を合わせないようにというか
あやのちゃんを見かけても
声をかけたりとか
そういうことはしない』
そう言って去っていく朱里。
そう告げられた綾乃は…涙を流していました。
(そこに、綾乃に相談しようと様子を伺っていた教え子に見られてしまいます)
朱里の言葉に深く傷つき、現状を打破したいと考えた綾乃は…弁護士に離婚の相談をします！
夫である渡と離婚したいけれど拒否されていた綾乃。
渡は(ミニマラソンの夜)今住んでいる実家を出て、また綾乃と二人で暮らそうと提案してきていました。
さらに子供を作るための“病院”に行こうと思うと言ってきます…。
渡から離れたいと感じた綾乃。
矢部先生に離婚願望を知られ、(マラソンのお礼にと)知り合いの弁護士・本上さんを紹介してもらいました！
正直に“好きな人ができてしまって”離婚を考えるようになったことを弁護士に話す綾乃。
でも実は、それより前に結婚を白紙に戻そうかと思ったことがあると打ち明けます。
自分たちの間に子供ができなくて、何度か話し合いを重ねたけれどうまくいかず、(渡の)顔色をうかがうのに疲れ、めんどくさくなってしまったことを。
そして綾乃は夫・渡についに切り出します！
綾乃『しばらく実家に帰ろうと思って
少し離れて考えたいから
お姑さんにも
その旨話します』
渡へそう伝えた後、義母に話す綾乃。
散々嫌味や文句を言われ、終いには恵利(義妹)はどうなるのかとまで詰められる綾乃。
(その話を恵利に聞かれてしまいました〜。)
最後には『いいんじゃない 立派なお家に帰れば』と言われてしまいました。(まぁ義母の立場からしたらそりゃそーだ)
でも、渡の母は離婚させるつもりはなさそうです。
翌朝渡に(綾乃の実家に)誠心誠意通いつめろと指示しますw( ﾟдﾟ)
一方、朱里は実家に戻る手配を済ませていました！
引越しを済ませた朝、家の前で恵利(渡の妹)と偶然会った朱里。
そこで朱里は、綾乃も１週間前に実家に戻ってしまったことを恵利から聞きます( ﾟдﾟ)！
動揺しすぎて恵利とLINE交換する朱里www
朱里：えっとえっと
つまりどういうこと
別居？？？
しかもあたしが引っ越すより
１週間も前に？
夫婦ゲンカでもしたのか、それとも自分のせいなのか、頭がパニックの朱里。
綾乃に対して“お前はホントに!!!!”と綾乃のやることなすこと突然で急な新展開に全くついていけない、と怒りつつも…“スキーーーーー”と心の中で叫んでましたw(朱里は綾乃のそーゆーとこが好きなんだよね♡)
朱里：彼女なりのけじめを
つけようともがいてくれてくれてるの
かもしれない
ていうのは
都合のいい解釈ですか？
だとしたら
あたしは
ひとつの家庭を
壊そうとしているということか
朱里の戻った実家は、母親と姉と姉の娘の女３人住まい。
母親、姉共に夫に浮気され離婚していました。
既婚者と浮気し、まだ片思い中のあかりは正直肩身がせまい…。
そして、“お母さんやお姉ちゃんが流した涙の上に成り立つ幸せなんて求めてないんだよ”と感じていました…。
その頃、実家に戻った綾乃は妹と話していました。
弁護士に相談した結果、渡(夫)の同意がない限り離婚できるのは早くても3年〜5年かかると言われたらしい。
それを聞いた妹の楓は、綾乃の好きな人はそんなに待ってくれるのか、と綾乃に尋ねます。
『そうなのよね…』と俯くあやの。
綾乃は受け持ちの生徒・ゆか&まなの交友関係トラブルを相談され、対応に悩んでいました。
学校の帰り道…駅のホームで朱里と遭遇！！
久しぶり…といって少し話して別れる二人でしたが…同じタイミングで振り返り目が合います…。
同時だったと大笑いする朱里。
綾乃『いま急ぎでなければ
そこ入りませんか？』
朱里『入る！！！』
カフェに入ることになりました♫
ここまでが、おとなになっても4巻の(かなり)ざっくりとしたあらすじでした〜。
【おとなになっても4巻感想】
う〜〜〜ん。
離婚に向けて渡と別居した綾乃。一歩進んだ…のかなぁ？
綾乃の中では子作りのことでこじれた時から渡に冷めていたようですね…。
この4巻では、渡への愛が冷めきっている(心の距離がめっちゃある)綾乃に対し、子供さえできればまだ夫婦は修復できると感じている渡とのズレを感じました…。
二人がどう子作りで悩んでいたのかはハッキリ描かれてはないんですが、子作りさえ頑張れば綾乃の気持ちが戻ると思っていそうな渡がちょっとなんだか…。
それほど綾乃と離婚したくはないんだろうし、渡が責められる立場ではないんですけどね。うん。なんだかね。手遅れってあるからね。(←おい)
朱里は綾乃の別居を知り、複雑そう。
もちろん嬉しい気持ちもあるだろうけど、母や姉の(浮気された)経験を見てきて、綾乃の家庭を壊してまで…と悩んでいる様子。
でも別居したと聞くと期待しちゃうよね〜〜〜！
もう話しかけないと綾乃に宣言しておいて、駅で見かけたらダッシュで近寄ってたしw(警察犬並みに)
同じタイミングで振り返るふたり。
未練をヒシヒシ感じちゃいます♡
(引用元 おとなになっても4巻)
久々に再会した綾乃と朱里は何を話すのか。
おとなになっても5巻も楽しみです！
《引用元 作品DATA》
出版社：講談社
著者：志村貴子
掲載誌：KISS
ご購入はこちら↓
