最終巻!花に染む8巻【感想・ネタバレ】(クイーンズコミックス)

のべ10年にわたるくらもちふさこ渾身の意欲作“花染町シリーズ”ついに完結!

 

【あらすじ】
いよいよ、全国大会の開催地・伊勢神宮へ。花乃、陽大、雛、楼良──この特別な地で、それぞれが乗り越えるべき試練に立ち向かっていく。何を得、何を失い、何を知って、何を思ったか。花びらが舞うように、おのおのの心に舞い降りてきたこたえとは。そして物語は、花染駅から5分のところにある、あの場所へと帰結していく── 万感胸に迫る、シリーズ完結8巻!

花に染む各巻ネタバレはこちら

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発売から2か月遅れの感想(ネタバレ)でございます。遅くなってすいませんっっ!!
本誌で読んだ最終回の衝撃ともいえるワチャワチャ(気持ち)で体力を使い果たしたのと、自分の漫画人生においてかけがえのない“存在”になったこの作品の感想をどうまとめていいかわからず…時間が経ってしまいました( ;´Д`)!!

 

伝えたいことはたくさんあるけれど…自分に響いた一番重要なことは、事件以来全ての執着を捨てようと決めた陽大が捨てきれなかた執着・(自分の心を表すような西行の詩である)“花に染む”の花は“花乃”だったということ。

そして何度も読み返し感じたのは、読者である管理人はくらもち先生に掌でコロコロと転がされていたということwwミスリードらしきものに囚われずもっともっとストレートに読んでよかったんだ、と改めて“くらもち経験不足”とくらもち先生の力量に圧倒されました!!

 

ざっくり花に染む最終巻ネタバレします。
感想はその後に書きます!!(えっと、いつものことながら死ぬほど長いんでヨロシクです)

 

花に染む8巻

 

全国大会出場のレギュラーに落ちてしまった花乃とローラ。(補欠には選ばれました)
花乃以上に落ち込んでいたのは主将である雛(すう)でした。花乃、ローラ、自分で試合に出ることを望んでいたから…。
帰り道、神社で急に息が荒くなり倒れてしまう雛。花乃の後ろからフと現れ雛を運ぶ陽大。

 

花乃:陽大が普段と真逆の行動を取った
きっとそれが 彼のホント

 

そう感じる花乃。
忙しくて倒れてしまった雛に放った陽大の『雛にもシナリオ通りにいかないことがあるんですね』と言った言葉に珍しく声を荒げ、ローラを部から辞めさせたことで『あなたが私の夢を壊しているっ』と感情的になる雛。

 

 

そのまま出て行く陽大。
残った花乃は雛に、陽大がローラに弓を教えていることを伝えます。

 

 

花乃『陽大は 水野に弓道部をやめさせてから 水野にずっと弓を教えていました』
雛『え』
1

花乃『たぶん それは 雛さんのために』

 

 

それから表情が優しくなり、大会の準備中も“陽大の厚意に報いたかった”と繰り返す雛。
しかーし!!その夜から花乃は腹痛を感じ…急性胃腸炎になってしまいましたっっ!!!!

 

見舞いに来たのは陽大とローラ。
もう部のメンバーは夜行バスで先に出発してしまうんですが、体調を取り戻した花乃は翌日ローラと陽大に付き添ってもらい伊勢神宮に向かいます!!

 

 

 

そして向かう新幹線の中で、ローラが陽大のお下がりでカケを使っていると知った花乃はとても落ち込みます。カケとは“育てていくもの”であり弓道人にとって“お守り”のようなもの。
そんな大切なものを陽大がローラに渡す、そのことにショックを受けたんです。

 

花乃:水野には迷惑だろうけど
どんな形ででもいいから
陽大の側に置かせてもらいたい
それは思ってたより ずっとキツイ…

 

 

しばらくして落ちたお手元の袋を見て、何かを思い出す陽大。
それは雛の母(陽大の叔母)との思い出で、ローラが席を外した瞬間楽しそうに花乃に話す陽大。そこで陽大はふと気づきます。
幼かった自分がそんな記憶を覚えているはずがない、と。
“記憶のすり替え”であり、兄から聞いた話だと。

 

 

陽大『記憶のすり替え おばさんを好きだったのは兄だった』

だから兄さんは雛さんと一緒になりたかった
兄は雛さんへの思いを残して絶望したまま亡くなったわけじゃないのかもしれないって思えたら
少しは楽になる?

陽大は小さなためいきをついた
それはまるで
あの事件から止めていたいきをようやく吐くことが出来たような
たぶん そんなためいき

 

陽大が少し救われたかもしれない、この花乃のモノローグを表すような出来事が。
新幹線を降りた時、花乃達の弓道部の顧問の稲葉先生に会います。
実は稲葉先生は小学校までの陽大と陽向(陽大の兄)の弓道の先生だったらしい!田の字(陽大の昔の友達)を拒絶した時のようにまた“倭舞”の人間に同じ態度をとるのでは…と心配する花乃でしたが、陽大は自ら近づき挨拶をします。花乃を越した瞬間、ふと陽大が口にしたのは…

 

『生きている って ことか』
って聞こえたような 気もする

 

 

稲葉先生とみんなでタクシーに乗り合わせ会場に向かう中、ローラがうっかり“陽大に弓を教えてもらっている”ことを稲葉先生に熱弁。おいおーい!それは花乃に内緒にしてるのに〜www

 

会場につき、初戦の相手は強豪の坊野と知った花乃!しかも、レギュラーである佐々木さんが辞退(その理由は読んでください〜。)した事で、花乃とローラの試合出場が見えてきた…。

 

 

そのことに対し主将である雛は“もしもこの三人で立つようなことになったら「大前」を花乃、「中」をローラ、そして「落」は自分がやりたい”、と。そうなんです。雛がずっと憧れた最初で最期の花乃、陽大、陽向の三位一体をなぞらえる様に。

 

あの時のチーム 「落」をやっていたのは兄だ
雛さんは兄の立ち位置をやりたいんだ!
これは雛さんにとって
兄の鎮魂の儀式でもあるのかもしれない

 

この三人で 立ちたい……っ

 

そんな花乃、雛、そしてローラの想いが通じたかの様に、レギュラーの一人が試合中に体調不良(鼻血)で花乃に変わり、もう一人のレギュラーも交代を受けローラに変わります!!

 

選ばれた瞬間、ローラはいません。
どこにいるかというと…帰ったと見せかけていた陽大の元にいました!!(陽大不機嫌そうw)
そこでローラは陽大が昔自分に話した「抗っても抗ってもなぜか自分の運命はその人の望む方へと動いていく」と言った言葉を思い出したと言い…

 

ローラ『でも 想像なのですけどぉ それは違うような気がしてましたの』

ローラ『陽大さんはむしろ その方の願う方へと自発的に動いていらっしゃるように 私には思えますわ』

 

そんなローラの話を遮り、ローラが選手として呼ばれることを察していた陽大は『試合に戻れ』と促す。戻ろうとするローラは振り向き陽大に尋ねます。

 

 

ローラ『花乃さんて 陽大さんのなんなのですか?』

陽大『親友……って………ら』

 

 

走って会場に戻るローラ。(少し切なげな表情です)
ついに、ついに望んでいたこの3人での試合が始まります。“おまじない”をし、試合開始。武者震いを感じる花乃。そう、あの時と同じように…。

 

立ち上がりながら震える手を鎮めようとする花乃が感じる背後の気配。
ローラのそれは陽大そのものでした。(もうここ本当に読んでもらいたい!涙が止まりません!!)

 

 

 

 

 

陽大の一糸乱れぬ息遣いは
私にしかわからない
「内緒だ 花乃を驚かせたいら」

 

自分のためにローラに指導してくれた陽大の気持ちに気付き、涙を流しながら弓を放つ花乃。
試合を終えた瞬間履物も履かずに陽大を探そうとする花乃に雛は『いるよ 陽大』と伝え、花乃の弓を受け取る。(ここ、ここ!!!陽向兄が過去に同じことをしてくれてます〜涙)

 

 

ここでローラが陽大に聞いた「花乃さんて陽大さんのなんなのですか?」の続きが描かれてます。

 

 

陽大『『親友』……って言ったら昔 笑ってくれた
花乃が笑わなくなったのは たぶん自分のせいだ
きっと彼女の笑顔が すべて終わらせてくれる』

 

 

泣きながら陽大を見つけ、抱きつく花乃!!!
そんな花乃をギュと抱きしめる陽大。

 

 

花乃『陽大ぉ』
陽大『え……ないてる?  なんで泣くの』

花乃『わかんないよ よくわかんない』

陽大『喜んでくれると思った』
花乃『うっうっうれしい うれしい…けどっ くやしいっ  私がずっと追い求めてた陽大になってた…っ彼女が…水野が』

 

 

花乃、ローラ:負けたって思った……

 

 

場面は変わり、比々羅木神社に…。
みんなが見守る中、こども流鏑馬の安全を祈念し、射を放つ陽大の姿。

 

 

陽大『始めます』

 

 

花に染む最終話でございました…!!!!
ふわぁあああああ〜〜〜〜〜。終わってしまったぁああああ〜〜〜〜。
あらすじを書いてても涙が出てくる、心臓が熱く苦しくなる!!!
この作品に関しては読み手によって解釈は違うと思いますが、私のストレートな感想です♫

 

本当に本当に嬉しかった。
陽大の“終着点”が花乃の笑顔だったこと。“カケ”や“弓”をローラに貸していたのも、すべては花乃のためだったこと。
ローラを“自分”に作り上げ、あの“三位一体”を再現させることで笑顔がなくなった花乃を喜ばせようとし、そしてその花乃の笑顔を見ることで自分の“過去”が救われると信じて動いた陽大の気持ち…。

 

なんだこの深い愛。いい意味でゾッとしちゃう。
自分にしか感じることのできない陽大の息遣い”でやっと花乃は自分に向けてのことだと気づいたんだろうなぁ。
なきじゃくる花乃を抱きしめる陽大やばすぎます。あれ、アイシテル抱きしめ方の解釈で、いーですよねwww?????
7巻で陽大がローラに言った『王子役は君だ』という言葉にやっとしっくりきた。(今でも読み返すとローラと陽大のキスにショック受けるけど)

 

そして、雛のことを恨んでいる様に見えた陽大だったけど、ローラの言うように「抗っている」のではなく“三位一体”をしたいと願う雛の気持ちも叶えたんじゃないかな。(もちろん花乃の為にしたことなんだけど。)
でもきっとそれは私が以前モヤモヤしてた陽大の雛への“恋愛感情”ではないとは思うんですが。“許した”ということになるのかなぁ。

 

そしてこれは考えすぎかもだけど、陽向兄がしたように“おまじない”をし、陽大の元へ向かう花乃の弓を受け取った雛もまた、陽大が願う“花乃への三位一体”を察していたんじゃないかなぁと。

 

そしてラストの“負けたって思った”という花乃とローラのモノローグ。
“なりたかった陽大になっていたローラ”に負けたと感じた花乃。と、
“恋愛対象(姫)として選ばれたかった”ローラが、陽大の花乃への自分では到底かなわない愛情を感じての負けた。

 

だと捉えました!!
全ての執着を捨てると決めてもなお捨てられなかった陽大の“花乃”への執着。
そして花乃の笑顔を見たいという理由で全て行動していた陽大の気持ちを考えると、“和弓純愛ストーリー”の主人公は陽大だったのではないかと感じちゃいます。

 

二人がどういう“カタチ”になるかは分からないけど、きっと一生一番大切でそばにいる存在なのは揺るがないのかなぁなんて未来のことまで考えちゃいました。

 

そして最後の射を放つ陽大の姿を見て“陽大はきっと救われたんだ”と涙が出ました。
陽大の流鏑馬を見たい、と過去に泣いた田の字、花乃のために時間が押しても待っていたことにキュンとしちゃいますね♡

 

まだまだ書きたいことはありますが、本編の感想はこのあたりで…(また後日追記するかもです!)

 

そして、この花に染む最終巻には『駅から5分』が収録されています!(あらすじは書きません〜。)

駅から5分1話で出てくる沢田くんが主人公。沢田くんの話好きだったから嬉しかった♫
ここでは陽大の他では見せなかった“加害者”への怒りが描かれるシーンがあります。
5巻?で陽大がしてた手首のサポーターの理由もここにありました。

 

つくづく、くらもち先生の偉大さに圧倒されっぱなし。
こんな緻密なストーリーと深い愛を描いた作品を、今後の人生で読むことができるのかな…とちょっと不安もありますww

 

個人的に生涯大切な作品であり続けることは間違いないな。
本当に、本当にオススメです。読んでみてください!!!

 

 

《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:くらもちふさこ
掲載誌:ココハナ

 

 

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18 件のコメント “最終巻!花に染む8巻【感想・ネタバレ】(クイーンズコミックス)

  1. ツイッターしてないので、カキコです。
    私も同じ気持ちです。読んでる間中、心臓の早いどきどきが聞こえてくるほど、辛かった‥‥。
    花に染むの表紙を見た時に、2巻目で大人の陽大が、流鏑馬の空に向かって矢を放つ絵になってる事に気づいて、わ〜〜ってなりました。
    駅から5分含めて、何回も読み直し、さらに素晴らしい作品だと思いました。
    くらもちふさこ先生の中では、最初からラストのシーンがあって、そこに向かって描かれたんですよね。
    また、読み返します。

    1. ゆきさん
      コメントありがとうございます♫
      2巻の表紙、ラストのシーンですよね…(;_;)♡ゆきさんの言う通り、最初からラストシーンがあって描かれてるんでしょうね〜。私もまた何度も何度も読み返して新たな気づきを得つつ、さらに大切な作品にしていきたいです♫またコメントください〜!!

  2. 待ってましたっー
    7巻でもやもやしてたので8巻読んでよろこんでいたのですが、家族に読ませて感想を聞くと「陽大はローラにも気があった」と言われ、なんかちょっとショックを受けてたので、こちらを読んで「陽大の一途なラブストーリー」だったとほっとしました。
    私も花乃と陽大は一生一番大切でそばにいると思います。

    いつもこちらの感想ネタバレを参考に漫画を購入してます。これからもよろしくお願いします。

    1. bonbonさん
      コメントありがとうございます〜♫
      きっと読む方によって解釈が違うのもくらもち作品の魅力ですよね!
      くらもち先生が言っていた『(陽大は)悪い子ちゃん』というのが、登場人物だけでなく読者をも振り回しちゃう陽大の行動のことなのかな〜とw
      私も振り回されましたが…陽大の発した言葉を素直に受け取れば良かったのかな〜と思いました(^ ^)あくまで私の解釈(願い)なんですけど♫

      またコメントお待ちしてます〜!!

  3. 学生の頃はのめり込むようなくらもちファンでしたが、
    年を重ねるとタイムリーに読むことができず、
    「駅から5分」をずいぶん以前にコミックで拝見しました。

    このたびようやく大人買いで「花に染む」全8巻イッキ読みしました。
    それから何度も読み返し、ラストを読んだ上での解釈含め、皆さんはどうお感じになられたのかと、ネットでいろんな方の思いを拝見しましたが、
    こちらが一番しっくりと感じました。うん、うん、わかる~、私も~。という感じで。
    私も花乃派です。ローラとのキスシーン、、、心がざわつきました。

    先生が言われた『(陽大は)悪い子ちゃん』とは、どちらかの引用でしょうか。
    (ごめんなさい、巻末斜め読みなのでそこかな?)
    花乃のためにローラを利用した、言わば愛する人のためには手段を選ばず、、、?
    の行動が「悪い子ちゃん」なのかな?と感じました。もちろん私たちも振り回されてますよね。

    もちろんローラのひたむきな所、性格のかわいさに陽大も引かれていたとは思いますが、
    あのキスは、管理人様のおっしゃるとおり、陽大の花乃への気持をうっすら分かりつつも
    協力してくれ、絶対的な愛情を見せるローラへの「お礼」というか「おわび」の意味、
    自分が心からその愛情に答えることができない中、唯一ローラへあげることの出来るものだったのではないかと思います。

    人に寄れば無意味と言われそうですが、後・後日談を読みたいです!

    1. yamaさん
      返信遅れすみません!コメントありがとうございます♫
      くらもち作品を数々読んだ方から共感していただけるなんて嬉しいです!!!
      『悪い子ちゃん』の表現は、いくえみ綾の『いくえみ男子ときどき女子』でのくらもち先生との対談で、
      『うーん。悪い子ちゃんですね、あれはかなり笑。』とくらもち先生本人が陽大のことを言っていました。
      さらには男性の“読めなさ”が魅力であり、“読めた”時が起承転結の“転”になると。
      自分の中で最後まで“読めた”と100%思えないのは、読みが浅いのか…想像力が足りないのか。
      逆に答えを教えてもらえないからこそ気になる作品であり続けるんだと思います。
      私も後日談を読みたいです!!!5年後とかでも…。
      そして私もyamaさんと同じところに“悪い子ちゃん”を感じました。
      あとは雛を恨んでるようで、実は雛の願いへ動いていたところなどでしょうか。
      読んでお気付きの点などはまた教えていただけたら嬉しいです!コメントお待ちしてます〜♫

  4. ”読めなさ”ですか、確かに。それがあるから読者はムラムラ・・じゃなかった、
    引き付けられるんでしょうね。

    「花に染む」を何度も読み返し、ついにはタイムリーに読んで大好きだった
    「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」などなど、引っ張り出して再読しました。
    今読んでも古さはさほど感じず楽しんで読めましたが、途中までの”読めないイライラ”も
    最後には男性の”セリフ”として明かしてある。
    対象年齢もあるのでしょうが、改めてくらもち先生の円熟を感じました。

    くらもち先生の次回作が楽しみですね!
    また感想を読ませていただくのを楽しみにしています!

    1. yamaさん
      コメントありがとうございます♫
      本当にムラムラモヤモヤハラハラと感情が忙しいです(;´Д`!!!
      私はくらもち先生の作品に関してまだまだ未熟なので、これから読み込んでいきたいと
      思ってます♫花に染むももっともっと熟読したいです!!
      くらもち先生の次回作楽しみですね。

  5. こんにちは。
    あちこちでローラエンドなのか花乃エンドなのか論争?みたいのがあってもやもやしていたのですが、こちらの記事を読ませていただいてやっと納得できました。
    考えてみると、古くはA-girlとかカサノバとか、本命以外にもキスぐらいは(それ以上も)簡単にしちゃう少女漫画では異色のヒーローが、くらもち作品では当たり前だったのですよね~。
    最近そういう男の子が出てこなかったので、すっかり忘れてました。
    くらもちさんご自身が「悪い子」っていうのですから説得力ありますね。

    とにかくすっきりしました!ありがとうございます♪

    1. noritanさん
      コメントありがとうございます♫
      私自身の解釈なので、それが合っているのかはわかりませんが…もし陽大がローラとのお付き合いを続けていたとしても、“人間”として圧倒的に大切で優先的なのは陽大にとって花乃だとは思います!
      最近では…雛ともローラともキスをしたのに、花乃とは一切ないこと自体にさえ優越感を感じてしまう…なんて変な考えまで浮かんできましたww
      それ(キス)よりも花乃の髪を撫でる陽大のシーンの方がよっぽど深い愛情を感じました♡
      またコメントいただけたら嬉しいです!

  6. うん十年前に「天然コケッコー」の途中で離れて、こちらで久方ぶりにくらもちさんの作品に出会いました。

    この最終巻のネタバレの「愛してるの抱き締め方」の絵に思いっきり胸を射抜かれ(い…色っぽすぎるー!!)、そして各巻のネタバレを読んで、これは買って間違いない!と、すぐに全巻購入。
    あらすじを知ってから読んでも、とっても読み応えがあって引き込まれました!!

    ただ、陽大は花乃が好きとわかって読み始めたので、管理人さんのようにハラハラドキドキモヤモヤする事があまりなかったのが良いのか悪いのか…。

    でも純粋に花乃への愛情を楽しみました(*^^*)
    それにしても、花乃が、陽大の気持ちを知っての喜びより、悔しかったと言われてしまった陽大を思うと不憫でなりません。

    くらもち先生の男性って、心の内の台詞がほとんどなくてわかりづらいけれども、陽大は群を抜いているような…(–;)
    何回読んでも掴みきれないシーンとかあって、それは私には一生謎なままなんだろうな~と思います。

    1. たまさん
      こちらでも♫コメントありがとうございます♫
      たまさんと同じく私も一生謎で解けることはない陽大のシーンがたくさんあります!!
      だからこそ惹かれて何度も読みたくなるし、噛みしめる度に新たな気づきがあって嬉しくて、くらもち先生の圧倒的なストーリーに打ちのめされちゃいます!!

      花乃はまだ陽大への“恋心”よりも“親友”という気持ちの方が大きいのか(気づいてなくて)陽大になってたローラを見て『悔しい』と感じたんでしょうか…。花乃のそのポジションを望む女性陣が山ほどいるのに…w

      私のあらすじや感想なんてくらもち先生の魅力を1%位しか伝えられてないのに、全巻まとめ買いを決断してくださって嬉しいです〜♫
      たまさんもオススメなどあればぜひ教えてください〜〜!!!

  7. 突然すみません。
    今日、久々に全巻読み終え、こちらを拝見し、参加したくなりました。
    陽大のキスですが、たぶん、陽大にとってキスに大きな意味はないのではないかと思うのです。
    キスシーンを見直すと、雛からされたキス、ねだられてしてあげたキス、であって、陽大からの能動的なキスはないんです。
    ああいうシーンで陽大が能動的に動いたのは、花乃にたいしてだけなんですよね。
    私の希望も入っているかもしれませんが、中学の合宿で花乃を抱きしめていましたが、あのとき、陽大はすでに花乃を恋愛的な意味でも特別に意識していたのではないかと思います。
    雛さんは憧特別な女性であったと思いますが、あくまで大切な従姉で綺麗な憧れのお姉さんだったのではないかと。雛さんは陽大に恋していましたが、お兄さんのように雛さんが花乃の弓を受け取り、陽大に送り出した時点で、本当に家族になったのだと思いました。
    いろいろ想像してしまう作品でしたが、私とにかく陽大のキャラに惹かれました。後日談、いつか私も読んでみたいです。

    1. そらさん
      返信遅れすみません!
      コメントありがとうございます♫
      そらさんのコメントを読んで、“雛が花乃の弓を受け取り、陽大に送り出した時点で本当に家族になった”とおっしゃった所、まさにそうだと気づかされました!!
      私は“兄”の役割を果たしたと感じてましたが、もっと深い受け取り方ですね。
      そして陽大にとってキスに大きな意味がないというのも共感です。
      中学の合宿、、もしも陽大が“親友”としか思われてない花乃に意識して欲しくて抱きしめたのだとすれば(私もガッツリ希望です)…たまらないですww
      また何かお気付きの点あれば、コメント頂けたらと思います♫!!!

  8. こんばんは!
    こじまんさんのレビューを自分が感じた感想の答え合わせのように思いました
    特にラストの“負けたって思った”のところはすごく考え込みましたけど,こじまんさんの感想と同じにたどり着きました
    火事の事件から数年かけてじっくりと倭舞時代と向き合い
    なんというか,一言で語れないけど陽大の花乃への想いが最終巻で完成されたように感じました(;;)
    駅から5分の沢田くんのあのセルフ「ボクはきみを好きだったんだね」がすごい好きなのでlast episodeとして収録されてて嬉しかったです
    なんかまとめきれない感想になっちゃいましたが読んだ感動を伝えたくて書いちゃいました

    1. ハナさん
      いつもありがとうございます♫
      twitterで読破されたとあったので、コメントしたいと思っていたらこちらにコメント頂けて嬉しいです♫
      漫画賢者のハナさんに“答え合わせと思って”頂けたなんて光栄です!
      花に染むは漫画人生でトップ3に入る考えさせられた作品でした!なので感想でありながら結局は答えはわからないから自分の
      解釈で満足しちゃおうって気持ちですが、ハナさんも同じように思っていたのでしたら心強い♡!ありがとうございます!!
      『ボクはきみを好きだったんだね』のセリフ、私も大好きです。そう気づかせた、くらもち先生の描き方にも感動しました♡
      新連載はもうされないのでしょうか。ココハナでちょこちょこ描かれてますが、またどっぷりハマれる連載を待ってしまいます♫

  9. 子育てで忙しかった10年の間にこんなに素晴らしい作品があったとは!久しぶりにコミックを買いました。
    管理人さんなら私の解釈に少しでも共感してもらえるかも?…とダメもとで書いてみます。

    陽大が「記憶のすり替え」、つまり記憶違いに気づいた時、もう一つ気づきます。陽向は雛を好きではなかった。(陽向はひと言も言ったことないし) 好きだったのは花乃では?ということ。
    陽向は花乃をよく見ていました。「よい離れ」ができた時。たのじに足を持たれそう時は声を掛けやめさせた。合宿は花乃と過ごしたいから参加。でも、陽大が花乃に抱きついていたので灯りを付けてやめさせた。自分が部長になれば花乃とチームを組んだし…etc.
    それに陽大は気づいた。陽向に対しての罪悪感と言う呪いがかかっていたのが、やっととけた。
    もう本当の自分になって生きていける。花乃に対して愛情を表してもいい。だから、あんなアイシテルの抱き方になった。(だって愛してるでしょ?)

    どうでしょう?1ミリでも共感してもらえると嬉しいです。

    1. マコさん
      返信が1ヶ月以上遅れ、大変申し訳ありません( ; ; )!!
      初コメントありがとうございます♫
      マコさんのコメントを読んで度肝を抜かれましたwww
      今までその視点には全く気づきませんでした( ゚д゚)!!!確かにそう言われてみれば…と、そのシーンを読み返して見ています!
      また何かお気付きの点ありましたら是非是非教えてください♡!!!コメントぜひお待ちしています♫

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