私をもっとがんばってみたい。
主人公女子ふたり、頑張ってます!!
【あらすじ】
朱里が和臣に恋する姿をみて自分の気持ちが抑えられなくなった理央のキス。家族でいようと努力してきた朱里と理央を好きな由奈はショックを受けます。由奈は友だちとして朱里の努力を知っていたので、理央にそのことを知ってほしいと思いますが──。それぞれが傷つきながら成長していく第4巻!
続きは感想ネタバレ注意
ふりふら4巻発売しました〜〜!!!
実はふりふら1巻の冒頭シーンで、(誰かの)携帯が水たまりに水没してるシーンが描かれたんです。どこかで繋がるんだろうな〜と思ってたら、この4巻でその真相が描かれてましたっ。
ちょっぴり切ない巻でございました〜。
【思い、思われ、ふり、ふられ4巻】
ふりふら3巻ラストで、和臣(かずおみ)に好意を抱き急接近する朱里(あかり)を見て焦った理央(りお)は、朱里にキスをします!!
そんな理央に朱里はブチ切れ。
朱里『ノリでこういう事しないでよ!』
『今のはなかった事にしてあげる』と理央を残し、その場から走って帰ります。
でもでも内心は“どうしよう…”と、とても焦っていたんです。(その理由は後で…)
理央の事を好きな由奈にも言えず、誰にも相談できず悶々とする朱里。に、話しかけてきたのは、合コンで言い寄ってきてた男子。
告白を断る朱里でしたが、その男子(名前すら覚えてない)に人前で、大声でこんな事言われちゃいます。
男子A『自分はその気ないくせに相手にはその気にさせるのが趣味とか そういうのダッサいからやめたほうがいいよ』
わ、お〜〜〜〜。こーいうタイプの男がこの世で一番みっともないwww
しかも、最悪なタイミングでその発言を(片思い中の)和臣に聞かれちゃいます!和臣もなんだか気まずい様子でその場を去る…。
朱里:分かってるって何をどう分かってるって事?
一方由奈はその頃、理央にコトの真相を聞いてました。朱里にキスをした、と聞いて『今までふたりががんばってきたコト 全部ムダになっちゃう』と言います!
(でも内心、好きな男の子が、好きな気持ちを消せない女の子にキスした、なんて聞きたくないし、相当ショックだよね〜〜〜。)
その夜、由奈は勇気を出して朱里に“話したい”とLINEします。
そして朱里に全て知っていると言い、自分が感じた(キスした事に)ショックな気持ちとそれを朱里に隠されて悲しかったということを伝えます。
由奈は朱里に『だから(理央)はやめとけって言ったのに』とか、『可哀想な奴』と思われているんじゃないかと惨めな気持ちを感じてました。
でも朱里はただ、話したことで由奈に嫌われたくない!と思ってただけだと伝えます。
そして理央の行動(キス)はただのノリだと言う朱里に由奈は…
由奈『理央くんが誰をすきか分かってる それはとっくに知ってて』
由奈『それでもすきでいたいって私が決めた事だから その事はいいの』
と。そう聞いて驚く朱里。
そして、理央の気持ちを聞くくらいなら…と言う由奈に朱里は『実際言葉に出されたらもう取り消せないんだよ』とはっきり否定。
そうなんです…朱里の“どうしよう”は理央の本当の気持ちを知っていたから。
(朱里の回想シーンに)
それは中3の春。朱里は理央からの“話があるから公園に来て”という留守電を本当は聞いていました!!告白かな?と少し口元は笑ってて…出かけた瞬間、母とその恋人に会うんです。
母の恋人が理央の父だと知った瞬間、朱里はわざと水たまりに携帯を落とし、理央からの留守電を聞いてないフリをしたんです。
これから家族になる理央が気まずい思いをしなくていいように。
(朱里はもしかしてそのまま告白されてたら受け入れてたんじゃないかなぁと感じました。)
まぁでも朱里はもう理央は自分の事を好きじゃない、と思ってたようですね。
朱里の気持ちを聞いた由奈はとっても複雑な気分です。
で、そんな時、あのウザーーーーーイ男子がまた絡んでくるwwあいつです。我妻(あがづま)くんに見間違えるアイツですww(私だけ?)
朱里、理央、由奈、和臣の前で…
男子A『朱里ちゃんと山本って付き合ってたりして』
朱里:な…なにこの人
理央『は?』
男子A『ふたりってほんとの兄弟じゃないってマジ?』
き、もぉおおおおおおおおーーーー。
(朱里とか言われた瞬間どっか行っちゃったw)
煽られた理央はキス以来自分を避け続ける朱里への苛立ちも重なって、自分の(朱里が好きだという)本心を言っちゃいそうになるんですが…由奈ストップ入りますっっ!!!
(ぐいっと引っ張って上目遣い…可愛えええええ)
由奈に連れられてその場を去る理央&由奈。
朱里がその後、その現場に戻ると…なんと一人残っていた和臣がその男子に文句を言ってくれてました!!!
和臣『山本さんにふられたからって あんな風に追い詰める事言わなきゃ気が済まないのかよ』
和臣『そういうの男らしくねーだろ 男らしくねーよ』
うぉおおおおお♡
隠れて聞いてた朱里、こりゃ〜ますます惚れちまう。(朱里のいる前でじゃないとこポイント高い!しかも聞かれてたと知って恥ずかしがるとこポイント高い!)
そして和臣に(男子Aの前の発言のせいで)“引かれた”と思ってた朱里でしたが、和臣はただ単に話を聞いちゃった事が気まずかったみたいです。
朱里『じゃあ もう私の事さけないでほしい』
て、朱里、可愛ええなぁあああああ。
下駄箱のとこに二人して座ってさ、青春か!!(青春だぁああああ)
一方、由奈&理央はその後公園で話していました。
朱里の本心を知る由奈は、このどん詰まり状態が苦しいと、朱里の気持ちを全く理解してない理央に怒っちゃいます!!
由奈『朱里ちゃんは朱里ちゃんなりに理央くんを守ろうとして頑張ってるんだよ それなのに自分だけ苦しいと思い込んで さっきみたいな事しようとするなんて』
由奈『理央くんは自分の事しか考えてない!!』
そう言われて、その言葉よりも由奈の変化に驚き、うらやましいという理央。
理央に言ったものの、自分の気持ちの行ったり来たりにモヤモヤし苛立ち、涙が止まらない由奈。隣で待ってくれてる理央でした、が、、、由奈の『見ないで』にちょっとときめいてやしませんか!?
そして帰宅した理央は、朱里母との会話の中で、朱里が家族のため、自分の為に今までついていた嘘に気づくんです!
そして由奈に“自分がしなくちゃいけないことわかったかも”とLINEし、朱里にこう伝えます。
理央『朱里の言うとおり いくらノリでもしていい事と悪い事があるよね ただのノリであんな事してほんとごめん』
理央『兄弟になりたくてなったわけじゃないとか言ったのも あんなのウソだから 子供じみた事言ってごめん』
朱里が俺にしたみたいに
相手のためにつくウソなら
そんなに悪い事じゃないよね
その言葉を聞いた朱里は、『次やったら本気で殴る』なんて兄弟っぽい発言をしつつも、自分の部屋に戻り涙します。
数日後、今回の事は全部由奈のおかげだとお礼を伝える理央。『頑張ったね』と褒める由奈に『抱きしめてなぐさめるだけでいーよ』ってご褒美ちょうだいってなんだそのポーズ、かわいすぎる理央!!!(でもってテンパる由奈にも萌えるわ。冗談なんですけどね。)
朱里も由奈も前向きに自分の恋を頑張ろうと意気込んでます!
あんなに自信なさ気で自己評価の低い由奈、変わったなぁ〜!努力してるなぁ〜!そうさせちゃう恋ってすごいなぁ〜!!
そしてラストめちゃくちゃ萌えた!!!
(ぜひ読んでいただきたいんですが…)
理央の夢を見たいな〜と眠りにつく由奈が描かれてて、、、。
夢の中で待ち合わせする理央と由奈。
抱きしめていい?と聞いた理央に笑顔で『いいよ!』と答える由奈。
逆にちょっと照れる理央なんですが、なんと由奈の方から抱きしめて…キス!?
ってとこで、由奈、目が覚めます。
ん???でも、、、由奈は“都合よく理央くんの夢見れなかったな〜”って。
え???
そうなんです〜!!
これはなんと理央の夢でした!!目が覚めた瞬間、顔を真っ赤にしてるテンパってる!!
もうこれは……♡!!!ですね!!!!
そろそろ咲坂先生お得意のキュンキュンシーンがやってくるんじゃないのかな〜とドキドキしちゃってます。に、しても夢シーンやられたな〜♡
いろいろ感想も書きたかったんですが、めちゃ長くなったんでこの辺で。
ちなみにワタクシは風邪などの高熱でうなされた時だけ芸能人と付き合う夢が見れます。
心の奥底の願望ですかねw高熱出すのも悪くないなっていつも冷静に思います。(なんだこの締め。)
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:咲坂伊緒
掲載誌:別冊マーガレット
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