長崎・波佐見が舞台!作陶の日々をリアルに描く!
【あらすじ】
波佐見焼の窯元で働く青子と龍生。つきあい始めた二人は、恋も仕事も順風満帆。ところが、龍生が陶芸の展示会に誘われ、フィンランドへ行くことに。青子は、かつて北海道へ行ったまま、帰らなかった元彼・熊平を思い出してしまう。龍生は青子を苦しませないために、北欧行きを断念する。龍生の優しさに、胸が締め付けられる想いを抱える青子は…?
続きは感想ネタバレ注意
前回までのあらすじ◎共作を続け、互いに仕事のパートナーとしてかけがえのない存在だと意識する二人。青子は龍生から告白され、釜の人には内緒で付き合うことに。龍生の家で一緒に暮らし始める。
青子としのぶの中学の後輩・功の依頼で再び量産製品に挑戦する二人。恋も仕事も順調で幸せな日々を送る中、フィンランドから展示会参加の誘いが龍生に届く。春馬のためにも展示会を成功させたいと意気込む龍生。
一方、青子はかつて戻ってこなかった熊平を思い出し、同じ状況になることを恐れる。青子の不安を知った龍生は『行くのをやめる』と言い出して!?
青の花器の森8巻
【青の花器の森8巻あらすじネタバレ】
窯元にて。
青子を不安にさせぬ様、フィンランドに行くのをやめると言った龍生。
青子はそんなことをして欲しいわけじゃない、と言い争いになりますが…ちょうどその時社長が入ってきて、話は一旦中断…。
その後また家に帰って話し合いを重ねる二人。
龍生はそこでもフィンランドには行かない、と自分の意思をはっきり青子に伝えます。
『俺が今 一番大事にしたいのは 青子さんなんで』…と♡!
フィンランドには行かなくても、作品の展示をさせてもらえる様頼んでみと言う龍生。
何もかもがダメになるわけじゃないと知った青子は少しホッとします。
…が!後日、やはりフィンランドに行かなくては展示してもらえない、と返答が来たと知ってしまった青子。(社長と龍生が話しているのを聞いてしまいました。)
龍生の部屋で一人、龍生の作品に触れながら涙を流します…。
いちばん応援したい人の足を
私が引っ張ってる
このままでいいわけ ない
それからたくさん青子は考え、後日、決断を龍生に伝えます。
『やめようこの関係 別れよう 龍生くん』
別れてしまえば全部解決すると言う青子。
龍生は気にせずにフィンランドに行けるし、自分も不安になる必要がなくなる、と。
青子が切り出した“別れ”に動揺し拒否する龍生。
そこまでしてフィンランドに行きたいと思わない…と。
それでも青子は関係を一旦白紙にして、ただ一緒に器を作る仲間に戻ろうと説得。それがお互いのためだ…と。
龍生は
龍生『無理ですよ
そんなことできるわけない…
もうこんなに好きになってるのに!
俺は…失いたくないです
青子さんを失いたくない』
そう言ってうつむき、青子の手に触れます…。
翌日、仕事帰りに龍生と会い車で出かけた青子。
ふたりは満点の星空を見ながら話します。龍生は、前日の青子からの別れを受け、ずっと考えていたと切り出します…。
青子をいちばん苦しめずに済む方法。。
『青子さんの提案を受け入れます
別れましょう』
フィンランドにも行くことにした、と話す龍生。展示会に出させてもらえる様になったそうです。
青子はうつむき、龍生の話を聞いていました。
龍生は最後に未練が残らない様、キスがしたい、と青子に伝えます…。
別れを決めたふたりの、最後のキスでした…。
その後青子は龍生の家を出て実家に戻ります。(合鍵も返しました…)
後日、龍生がフィンランドに発つ日がやってきました!
親友のしのぶや釜のみんなと空港に見送りに行く青子。
龍生はみんなの前で、青子にだけ小さな紙袋を渡し、『あとで一人で見てださい』と伝えます。
そして龍生と青子がふたりきりで最後に会話した時、龍生は衝撃の事実を伝えます…。。。
『すみません
量産のマグカップ
見たかったんですが
もうここには戻りません
青子さんのことは忘れます
お元気で』
1ヶ月だけだと思っていた龍生のフィンランド行きでしたが…龍生が戻らない事を知った青子。
一人空港のベンチで呆然とし、涙が溢れてしまいます…。
最終話では…青子を心配するしのぶの様子と、その幼馴染・功の恋の進展!?が描かれました♡
ここまでが、青の花器の森8巻のあらすじでした〜。
【青の花器の森8巻・感想】
えーーー!!!
龍生くん、戻ってこないの(°_°)!?
ただただ、切ない。ただただ、悲しい。
こんなにも想いあってる二人が別れを選ぶなんて…。
読んでて龍生と同じ気持ちだったw
たった1ヶ月のために別れる必要ある?って( ゚д゚)
たった1ヶ月のフィンランド、だったはず。
青子が龍生の将来を考え、送り出すために決断した“別れ”だったけど、結局は龍生の事を信頼する気持ちが不安に勝てなかったって事だよね???
一方の龍生は青子が苦しまない様に“別れ”を選んだわけで。
フィンランドに行っても行かなくても青子は結局苦しむわけだからね。
もちろん過去のトラウマでってのは分かるんだけど!青子自身もそう自覚してるから読んでて歯がゆいとこなんだけど〜。
はい。切ない展開になってしまいました。
2022.4月に9巻発売してますので!早速読んでレビュー記事アップしたいと思います!
次回も楽しみです♫
《引用元 作品DATA》
出版社:小学館
著者:小玉ユキ
掲載誌:フラワーズ
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