ついに、最高峰・名人位クイーン位決定戦!!!
あらすじ
競技かるた最高位への挑戦――。悲願の切符は、その座に懸ける師匠・原田の手に握りしめられた。ほどなくして、千早と太一のもとに現名人・周防久志との練習試合のチャンスが舞い降りる。その対戦の中で千早が掴んだと打ち明ける名人の“弱点”に、原田は…?一方で、クイーン・若宮詩暢は自分の武器を最大限に磨き上げ、決戦の舞台に臨む。
続きは感想 ネタバレ注意
ついに始まりましたね!!名人位クイーン位!!帯は、クイーン覚醒!!詩暢の巻といってもいいでしょう!詩暢の挫折と挫折を乗り越えての覚醒!さっそく試合について書きたい所で、す、が!!まず、キュンとしちゃいましょー♡
原田先生の応援で試合会場にきた千早は落ち着かない様子…。だってだって、新が来てるはずだから!!緊張しながら新に電話すると、『あ゛い もじもじ…』なんと熱出してました。えーーー
電話ごしに無言で照れ合う二人。こないだの『好きや』の告白思い出してるーーーー!きゅん♡
好きだって言われた日から
指先とお腹がいつもあったかくて
変なんだよ
新たのせいで変なんだよ
もし会えたら 全部燃えそう BY 千早
いやーー。いい、いい!燃えちゃいましょー!!個人的にはもちろん千早と新派なんですが、恋の行方は最後までわからないなぁーというのが本音です。ストレートに行ってほしいな♫
はい!クイーン戦。動きの速さと正確さの詩暢VS聞き分けの“感じ”が強みの猪俣遥。
お互いに自陣に強い二人、両者一歩も引かず一試合めはなんと運命戦!(一枚ずつ両者共に残り、読まれたかるたを持つ方がほぼ勝つ試合)詩暢の札が読まれ詩暢の勝利!
名人位もなーんと、運命戦!!まぁこちらはもちろん周防名人のコントロール。でも、やった!原田先生が勝利!ただ、勝ち星さえコントロールしようとし5戦めまで行こうとする名人。どんな理由があるんだろうか??
そろそろ、周防名人の闇ゾーンや強さのワケや精神的に支えている理由が明らかになってくるのかな?早く知りたいなぁ、泣いちゃいそうな予感だなぁ笑。
強い相手との試合が嬉しく、休憩中控え室でニヤける詩暢。しかし詩暢の母に、祖母からの高級な着物の贈り物や詩暢自身が政治家・祖母の看板だと言われショックを隠せない詩暢。そんな時千早が控え室に差し入れを持って詩暢を訪ねてくる。喜ぶ詩暢だったがまたまた千早の『クイーン戦の予選が修学旅行とかぶって出れなかった』という一言に、以前クイーン戦で戦おうという約束を破られたと感じ差し入れのスノー丸のどら焼きをにぎりつぶして出て行ってしまうー。
2試合め、最後のクイーン戦、お腹の中の子も含め3人の母親でも勝てる!という意気込みで勢いづく猪俣遥と、祖母と千早のことがきっかけで精神的に乱れた詩暢は、なんとクイーン初の黒星!!
詩暢はそのまま会場を飛び出し近江神宮へ、
「うちは思ったよりずっと好きなんや。おばあちゃんが」と涙してしまいます。
だけどそんな孤独に傷つく詩暢を救ったのもやっぱり千早。急遽たすきを作り背中をドンと押します!
そーーしーーてーーはい!クイーン覚醒です!!参拝中、詩暢はこう思っていたんです。
『みんな 迎えにいくよ』
戻ってきましたよ、本当の詩暢が。かっこいい詩暢!!いけいけ!!
一方、名人戦、2試合めもなんと原田先生の勝利!何を考えてるんだーー周防名人!
まーそのままいかせるわけもなく、3試合めは名人の圧勝。でーもー最後まで責める、責める原田先生!名人戦にそなえ、千早が伝えた名人の弱点は、目。視界のはじの札がよく見えていないような…。全ての特徴を利用し全力でぶつかる原田先生!みんなに見せようとしている、戦い方、キモチを!!
はい!ここまでが24巻でしたー。詩暢の孤独も伝わったなぁ、冷めてるつもりでもおばあちゃんを思っていたり、まだまだ高校生ですもんね。孤独で強くなる人間なんかいるはずない!!でも、おばぁちゃんも冷めてると見せかけて、中継を気にしていたりと、ちゃんと想ってるんだよー!切ないっす。クイーン戦、名人戦、ほんとにどうなるんでしょうか!!楽しみですね!!
ちはやふる25巻は7/11発売だそうです!!
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:末次由紀
掲載誌:BE LOVE