私・空・あなた・私３巻【感想・ネタバレ】(バーズコミックス　スピカコレクション)

恋敵は義母。
女だらけのワケあり家族ドラマ待望の第３巻！！

 

【あらすじ】
植木職人・イズミに恋心を抱くれもん。しかし、イズミはれもんの「義母」・胡桃の恋人になってしまう。諦めきれないれもんだったが、イズミのある秘密を知り…。

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出た〜〜〜〜〜っっ。わた空(勝手に呼んでる)第３巻！！！
もう２巻発売から１年以上経つんですね〜〜〜。は〜〜ついこの間２巻の感想を興奮しながら書いた気がするのに…もう一年(しつこい)！！
年１回しか出ない大好きで気になる作品を待つのは切ないなぁ〜〜〜。どんどん年とるな〜〜〜。

 

２巻でもやついてた事がちょびっとスッキリした３巻。ざっくりネタバレしていきます♫

 

 

私・空・あなた・私３巻

 

 

３巻冒頭ではイズミと、友人？四ノ宮さんの会話。(個人的に)２巻で考えてたイズミの胡桃さんへの気持ちが肯定されたって事だな〜〜〜。

 

 

四ノ宮『よかったじゃないの　いやーすごいわあんたキモいわ！ねちねち調べ上げてビラまいて仕事もらってまんまと家に上がりこんで』

四ノ宮『植木家選んだ甲斐あったっつーか　うちの親父もびっくりっつーか　ほんっと殺してやろうと思ってたけどよかったーあの時殺さなくて！　こんな面白いもんそうそう見れないもんねえ？』

 

 

はい。そーゆー事ですね。イズミは恋する確信犯でしたね。あの顔で？あの顔で。
一方胡桃さんに“イズミと付き合う事になった”と聞いた主人公・れもんは同級生の志村に胡桃さんを“他人”と呼び

 

 

れもん『戦っていい？』

 

 

…と。
胡桃さんの恋を認めた様子の長女・林檎(リンゴ)&次女・杏と４人でイズミの事を話しながらも笑顔で“あたしだけほんとうの他人だ”と感じるれもん。
夜は胡桃さんとイズミの電話を盗み聞き〜〜〜。

 

 

その後、“なかったことにするな！”とイズミにメールしたれもん(キスのことね)は、翌朝イズミ宅を突撃訪問！！(あ〜あ。イズミの飼ってたクモ死んじゃったのね。)
そこでれもんは例の写真を見つける。んでパクる。イズミが学生時代パクった胡桃さんたちの写真ね。(２巻参照)

 

 

れもん『ずっと…好きだったの…？うちに来たのは…ぐうぜん…ではないの…？』

 

パクった写真をイズミに見せ問い詰めるれもんに、写真を撮ったのは胡桃さんの元旦那・れもんの父だと告げるイズミ。
そしてその男の愛人(イズミ母)の息子だったから自分は可愛がられてた、どーしよーもないチンピラで生きてるか死んでるかわからない、そう言う。

 

うん。そりゃこうなるよね。

 

 

れもん『お　おに…イズミ　あたしの　おにぃ　きょうだ…』

イズミ『違う　……多分』

 

“なんとなく”を理由に否定するイズミ。確かに12,3歳でデキたことになるよね？２巻で一生懸命計算したけどさっくり言っちゃったね？

 

れもんはだいぶテンパってますwww(そりゃそ〜だ。)
でも一旦イズミの部屋に戻りコーヒー一気飲みした後、胡桃さんとの交際を３女として認める代わりにお父さんを捜して欲しい、と言うれもん。

 

 

場面は変わり、イズミの過去のお話へ。
ヤンチャな仕事時代、四ノ宮に刺されてからの交流などなど。
ここでもイズミの胡桃さんへの執着がチラリ。けっこ〜根深いストーカーじゃね？

 

そして、現在に話は戻り…イズミと胡桃さんのデート中、一本の電話が…。
れもんの祖母が亡くなりました。イズミと一緒に車でれもんを迎えに来た胡桃さん。なぜか居合わせた志村も一緒にケアハウスへ。

 

 

みんなの前では笑顔で涙を見せなかったれもんが、志村の無駄な笑顔で泣いちゃうとこ切なかった。
そして新事実。れもんを実の親に預け新しい家族と暮しているれもんの母は、れもんを預かっている胡桃さんの電話に出ないということ。

いや、、、ありえない母だわ。そりゃ〜正しい胡桃さんはキレますね。れもんが不憫すぎてキレますよね。

 

 

胡桃『こんなことってありますか？』

胡桃『娘を　娘を預かっている私をどうして着拒できるんでしょう？』

 

 

そして家族葬が行われました。

 

れもんが落ち込んでいるのでは…と超気をつかう林檎や杏、そして胡桃さん。
そんな会話をスルーしながられもんが朝向かうのはイズミの家。

 

ある日れもんが自宅で志村や友達に“母親に電話をしたけど出なかった”ということを話してるのを胡桃さん、盗み聞きしちゃいます。
そしてその夜れもんに盗み聞きしたことを打ち明け『れもんがどうしても会いたいなら　私がどうにかしてみせるから』と言う胡桃さんでしたが、れもんはハッキリ拒否。

 

 

れもん『よくないです　胡桃さんは何もしなくていいです　私が会いたいのは母親じゃなくて父親だし』
杏『え！？あいつにィ？なんでよォ？』

れもん『あたしたちを繋いでる人だから　それと　イズミ　も』

 

 

そう言った瞬間みんなかたまる。
『何を知っているの？』と胡桃さん。

 

 

そしてイズミ宅のチャイムが鳴る。胡桃さんですね。
『見せて　写真』
そう言い、この写真が撮られた日の話をイズミにする胡桃さん。(この写真を撮った日に旦那はそのまま消えたんだそーな。)

 

 

胡桃『あなたは誰？何をしに私の　私たちのところへ』

 

 

イズミは話します。なぜか分からないけどその写真を盗ってずっと眺めたこと、大人になって返しに行ったら“要らねぇ今更だ”と言われたこと、四ノ宮の事があって刺されたりして、更生して“俺は今誰かに刺される人間じゃない”そう思った時…

 

 

イズミ『そしたら会いたくなった　猛烈に会いたくなったんだ』
胡桃『前に…四ノ宮さん　…のことを話してくれた時に　なんで　ぜんぶ教えてくれなかったの…』

イズミ『あの男のせいで嫌われたらいやじゃん　それと　まだあの男のこと忘れてなかったら　困る』

 

こんな悪人ヅラして『いやじゃん』て。思わずキュンだわ。

 

『バカバカしい』と言って元夫への恨みを漏らす胡桃さん。
そんな胡桃さんの頭を撫でながら『れもんだけが想定外だったなぁ』…と言うイズミ。

 

 

れもんは胡桃さんのいないその夜、実の母の携帯に留守電を残してました。
そして翌朝、まさかの…折り返しの電話が入ります！！

 

父親は熱海にいるらしい…。

 

んで、いつものイズミ宅を突撃訪問！の末、連れてってもらった四ノ宮さんとの飲みの席でれもんは…

 

 

れもん『イズミ　私を熱海に連れてって』

 

 

原田知世的な？私をスキーに連れてって的な？(れもん知らね〜ですw)
四ノ宮の強制もあり…こうなりました！！！

 

 

れもん『これきらい』

イズミ『残せよ』

 

 

新幹線で熱海に向かう中、『お前俺のこと好きなの？』とイズミがズバッと。
肯定も否定もせずもごもご言うれもんに、『質問を変える』と言って母親と何を話したのか聞いてくる。やっぱりれもんが本音を晒せる場所は今のとこイズミの前だけみたい。

 

母親との会話の全てを必死で話すれもんに…

 

 

イズミ『うんわかった』

イズミ『よく言った』

 

 

ここまでが、私・空・あなた・私３巻でございました〜〜〜。
れもんの父親探しが始まりましたね〜〜〜。本当に父親を探したかったのか、胡桃さんが知らない秘密をイズミと作りたかったのか。

 

結局イズミとれもん達は異母兄弟なのか…も分からぬまま…また１年待たなければいけないのか＿|￣|○

 

一つ以外だったのはイズミの正体を知った胡桃さんが、イズミから離れなかったこと。
正しい正しい胡桃さんだから、元夫の愛人の子供なんて受け入れられないのかな〜〜って思ったけど…イズミの執着(愛の深さ)が勝ったのかな。
まぁイズミの胡桃さんへの気持ちが本当になんなのかは、いまいちわかんないとこなんだけど。だって写真見て20年位経ってど〜にかこ〜にか会いに行くってありえるのか。考えられない。すごすぎる。

今まで読んできた漫画でこんな愛情みたことない。

歪んでるのかストレートなのか、すんげーカタチの愛情じゃない？一目惚れ、じゃすまないよね？？？

しかもれもんに、胡桃さんのとこが好きなのか3文字で答えよ！って言われて、『ぜんぶ』ってwww

 

ラストでれもんと熱海に父親を探しに行くのも、四ノ宮さんが強く言ったからってのもあるだろうけど…れもんが“３女として胡桃さんとの交際を認める代わりに父親を探す”って条件だったからでは？なんて思っちゃう。(熱海行きがバレたら胡桃さん怒りそうですね〜〜〜。)

 

あ〜〜〜なんだこの謎のイズミ。謎すぎて個人的いくえみ男子のトップ５入りしそうですww

 

 

 

ああ…４巻も気長に待つことを誓います！！！

 

詳しくネタバレなんて書けるワケ作品ですので、ぜひ皆様も読んで下さい！！！

 

 

 

《引用元　作品DATA》
出版社：幻冬社
著者：いくえみ綾
掲載誌：スピカ

 

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