先生の白い嘘5巻後半ネタバレ感想です!!
【あらすじ】
ついに美鈴(みすず)とキスをしてしまった新妻(にいづま)だが、自身の海綿体に異変が起こらないことに困惑。クラスメイトの和田島(わだじま)に相談を持ちかけたところ、和田島のセフレ・友紀を紹介される。一方、婚約者・美奈子(みなこ)の妊娠によって気持ちが不安定になった早藤(はやふじ)は、浮気相手の玲菜(れいな)に、思わず心情を吐露してしまうのだった。その告白を聞いた玲菜が、思いがけない行動に出る!
続きは感想ネタバレ注意
はい。先生の白い嘘後半です。
美鈴と新妻くんの教室のシーンから変わります。
【先生の白い嘘5巻 後半あらすじネタバレ】
切迫流産しちゃった美奈子を見舞う美鈴。美奈子と鬼畜野郎・早藤の赤ちゃんは無事です。
ここで美鈴は『好きな人ができた』と、美奈子に話すんです。
なんだか少し、美鈴と美奈子の関係が変わった感じがしたこのシーン。二人のっていうよりかは、美鈴の美奈子に対する見方が。
そして、美奈子は切迫流産の時に早藤に電話するんですが、、、子供は無事だったと聞いて電話を切った後、苛立つ様子で『ックソ』と灰皿投げつける早藤。
あ〜もうこの巻の早藤の乱れっぷりに興奮がとまらない♡wwww←変態。
そんな早藤は、浮気相手?歯科助手の玲奈を呼び出し、温泉旅行へ。
いつもどーり激しく後ろからパンパン。(女を支配してる感が好きなのか?このクソは。と思って読んでたんですが)
その後ドライブに出かけた時に玲奈が発した『私いますっごく幸せ』という言葉に、ま〜キレるキレる早藤。意味わかんないけど、必死で謝る玲奈を、車から引きずり降ろし首を絞める。
(引用元 先生の白い嘘5巻)
早藤『お前ら全員馬鹿なんじゃねえの?
人間以下の扱いされてんのにヘラヘラ笑ってすまそうとしやがって幸せだ?
頭と腹ん中 怒りと絶望でまっ黒なクセに
それでも自分だけは幸せなハズだって思ってんの?』
そう言う早藤に首を絞められ、目を血走らせながらも玲奈は…
玲奈『そうだよ…?馬鹿かもしれないけど
愛してるから
嘘でも暴力でも思い込みでも
愛してるから』
と答える。
どんなものでも、与えられたもの(たとえ暴力だったとしても)を死守しようとする、強欲に幸せであろうとする、そのためなら自分をねじ曲げてでもつかもうとする
それが“女”
そう感じた早藤は号泣し…
子供が出来たこと、どんどんでかくなって、、、『マジで無理』…と玲奈に告げるんです。
玲奈は早藤を抱きしめ『私があなたを守る』って。
コエーーーーー。
案の定、美奈子の入院してる病院に来て、ナースの格好して得体の知れない“お薬”出してた。
こんなことは人として許されないけど、ひとこと言ってやりたい。
(おい、早藤、これが女だ。お前が怖くて怖くて仕方ない自分の意思に反する新しい命を、いとも簡単に手にかける。好きな男を守ることだと信じて。女ってこえーよ?つえーよ?これが女だよ?)
そして話は、新妻くんの“致した”後に戻ります。
女の子が帰った瞬間、嘔吐しまくる新妻くん。“お金で買った女の子”が、同い年で、好きだったアニメが同じだったと知った瞬間、“また女の子を汚してしまった”と感じて。
で、美鈴に電話越しで『助けて…』と。
美鈴の家に会いに行く新妻くん。
そして、玄関先で美鈴にもたれかかり…
新妻くん『許してください
汚してしまいました
愛とかない代わりにお金で
女の人を汚してしまいました』
…と。そんな新妻くんに美鈴は…
『汚れたのは新妻くんの方なんじゃなの』と言い、新妻くんを抱きしめる。
憎むべき彼より 憎んできたあの存在のように
彼を許したあの女のように
許してあげたい
この人の罪を
この人が傷つけた誰かの代わりに
私だけが
(引用元 先生の白い嘘5巻)
そして美鈴も自分の傷つけられた過去を話し、『許してあげるから 代わりに私のことを許して』…と。
新妻くんを抱きしめながら美鈴はこう思う。
こういう気持ちを愛とか呼ぶならこれは力だ
倒れこんでキスする美鈴と新妻くん。そして、そんな二人をケータイで盗撮してるミサカナ。1メートルくらいの距離で。
(えっ。気づかないのか。二人はそのまま、胸出したり舐めたりしてるんですけど?)
勃ったモノを美鈴に握らせ『こわい…?』と聞く新妻くん。その瞬間、新妻くんが砂のように消えて見えた美鈴は、それをギリっと握ってしまう。
美鈴『あ…っ嘘ごめん…!』
そこでちょっと冷静になったように、『ごめんなさい』とお互い謝りながらも、『またいつかできますか』と聞く新妻くん。
そしてラストではミサカナが二人のキス動画を見ながら自慰行為。
例の自分の部屋を覗く兄に見せつけるように。
覗き穴に向かってケータイを投げつけ、、、、涙。
その涙に驚くミサカナ。
(引用元 先生の白い嘘5巻)
こんなの知らない
他人は私が支配するためにあるんだから
他人は私の欲望を支配する権利なんかないんだから
こんな気持ちはみとめない
【先生の白い嘘5巻感想】
ミサカナちゃん。
和田島の読み通り、新妻くんかぁ…。
まぁ本人は“コントロールできない人間なんていない”と、思ってるんだろうけど。自分の感情がコントロールできない、なんてね。ふふふ。
先生の白い嘘でのミサカナと早藤の動揺に揺さぶられますw
でも死ぬほど嫌悪感の塊でしかなかった早藤の人間っぽさを見て、早藤への嫌悪感が少なくなってきてる自分にヒク。
でもって、先生の白い嘘5巻を読んで感じたことは、4巻ラストで書いた自分の感想と少しズレがあったな〜。
「幸せになる」
っていうのは自分に課せられた義務。
恋したり、家族を作ったり、幸せであろうともがく。そしてその姿は美しい。
でも、奪われた人間である自分(美鈴)は「幸せになる」ことから解放された人間だから「幸せにはならない」
的なことが書いてありました。
でもラストの新妻くんとのシーンで、『今も染みついてとれない汚れから逃げたい 逃げるのを許してほしい』って美鈴が言うんです。
「奪われた存在」=「幸せになる権利のない人間」
から、逃げる、ということだろうか?
うん。全力で逃げよーよ。
感じた“愛”の力で前に進めー美鈴さん。
深すぎてわかんないこと多すぎて難しすぎるけど、読み終わった後「どういうことか理解したい」と死ぬほど考えちゃう1冊。
誰かこの漫画の解釈を教えてください。
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:鳥飼茜
掲載誌:月刊モーニングツー
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