自分より、誰かを大切に想えることを“恋”と呼ぶ
【あらすじ】
女子高生・田処志乃（たどころ・しの）には、元「引きこもり」の兄・保（たもつ）がいる。志乃は、はじめての彼氏・夏井（なつい）との距離を急速に縮めていく。その一方で、小悪魔系女子・稲葉さんに振り回されっぱなしの保が、心配でたまらない。だが、そんな保の不器用で純情な恋を見守るうちに、志乃の心境には、ある変化が!? 兄妹それぞれの恋心が加速して、兄妹の仲も大きく変わる――!!
続きは感想ネタバレ注意
ふつつか者の兄ですが３巻ネタバレ感想書いていきます〜♫
【ふつつか者の兄ですが３巻】
ふつつか者の兄ですが２巻で、バイト先の女子・稲葉さんに恋に堕ちた保(たもつ)。クセありそ〜な女子だな〜と思ってたらまんまだったww
どうやらバイト仲間で保の憧れの存在・姫野くんの元カノだった！！
フラれた後も数年経っても忘れられず、追いかけてバイト先に入ったみたい。その執着心&行動にドン引きww
姫野くんも、自分にかまってほしいからといって保にちょっかいを出す稲葉さんにブチ切れ。
姫野『いい加減にしてくれ』
姫野『田処くんを巻き込むなよ』
！！！！！
インや〜この稲葉さんの“キタキタ〜”ってイッちゃってる目と、姫野くんの蔑むような視線の温度差、半端ねーーーー。
と、思ってたんですが…。
まさかこの後、、、、2人は復縁！！！(え、ただのめんどくさいカップルやんw)
稲葉さんはバイト先も辞めちゃいます。
姫野くんから(申し訳なさそうに)ヨリを戻したことを聞いた保は、自分の稲葉さんへの恋心を抑え『よかったね』と伝えるんです。
カレー食べながら志乃の前で号泣する保。
Bzの稲葉さんと松本さんに2人の名前を沿わせてアホなこと言ってるけど、こんな姿みたら志乃もほっとけませんやんww
保『俺っ…あのコが好きだったんだ…って 今になってすごいわかった』
志乃も保が、稲葉さんに宛てて書いていた手紙(内容は姫野くんとの仲を応援するものでした)見て、“４年引きこもったら人間こんな浄化されちゃうの？”と思うんです。
むしろ、これが本来の兄だったら？と。
もし家で孤立してる間も心のどこかではずっと
純粋に他人を思いやって誰かとのつながりを求めてたとしたら…
荒れて家族を振り回して
自分勝手に引きこもったからって
４年間それを放置して
視界にも入れようとしなかった私に
「自業自得だ」なんて言える…？
一番近くにいたのは自分かもしれないのに…と感じた志乃は、保との距離を縮めるべく？さりげなく「兄ちゃん」なんて呼んでみる！！！でもスルーされるけどww
そしてそして、志乃自身も彼氏・夏井との恋は順調でした♫
て、いつの間に初H済ませたんだーーーー。そこ、大事なのにwww
でも逆に会ってシて、のサイクルに若干戸惑い気味です。
ある日保は、姫野くんの大学サークルのBBQに誘われ参加。
その場で、今まで引きこもってたことをカミングアウトします。終盤、就活の話題になり将来の夢を聞かれた保が本気で“ボクサーに憧れがある”と答えると、笑い者にされちゃうんです。
(でも、このことが逆に保の将来のことを考えるきっかけになったのかも！)
保と同じタイミングで、志乃はすでに将来の夢に向かって専門学校の見学などをしてました。実は保と志乃の母親はヘアメイクアーティスト。
母親の影響もあって、志乃の夢は小さい頃から美容師。
志乃の夢を聞き、またまた感化された保は、大好きな明日のジョーのポスターを見つめ、早朝からランニングに出かける！！走りながら、中学時代のことを思いだす保。
主に保がグレた？きっかけになった山岡聖司という男子のこと。(霊感すごくて人のオーラ見えるって。え。)
聖司『おー腹へってんな やっぱ人間食わねーと元気出ねーよな』
一方志乃は、バイトの帰りバイクに乗りながら夏井との関係を考える。
一年の時は手をつないだこともない友達だったのに、今じゃ会ったらほぼ毎日何らかの接触…フツーの高校生カップルってこんなもん？うちらしすぎ？とモヤモヤ。
(いや、それがフツーなんだと思うよきっとw)
と、その瞬間！！！！
じ、事故っちゃいましたーーーー！！！！
怪我のせいで顔も腫れて髪も切られちゃったけど、なんとか無事。
夏井も志乃の事故を聞き、慌てて学校から飛び出します！！
そして、志乃のお見舞いに訪れたレアな人物は…母親でした！！！
志乃がその時、兄(保)が４年ぶりに引きこもりから出てきてるのになんでリアクションないんだ？なんて不思議に感じていると、母親がいきなり…
『あ そーーだ ついでにひとつご報告！』
『この度あの人とは正式に離婚しましたから』
え？はい？娘事故って心身ボロボロなのにこのタイミングで？？？
しかも志乃はそのことよりも、母親の発言に驚いてない保を見て、“この２人どっかでつながってる？”と感じ始めます。
昔を思いだす志乃…
お母さんはいっつも兄ちゃんばっかり…
志乃のトラウマ発動っぽい感じですね。
助けて夏井、と思う志乃。
ここまでがふつつか者の兄ですが３巻でございました〜♫
保は志乃の入院先の病院で、例の“山岡聖司”と再会するんです〜。聖ちゃん(て、保が呼んでます)、顔がボコボコだったな。もしや、ボクシングしてるとか？
保がまた１歩進む、きっかけになってくれたらな〜と思います♫
志乃は大丈夫かな〜〜？？
母親のこともなんだけど、夏井とのこともww
会ってシて会ってシて、お互い好きだしもちろん楽しいけど、夏井は…将来の夢、ない系男子？？
カップルのうち1人に夢があってそれに向かう時、もう1人が構ってちゃんになると歯車が狂いだすもんな〜。(経験済みw)
そんでもって志乃といい距離感で大事な友達・サキちゃん(美女)が夏井を実は好きだったなんてないよね〜？？？ソワソワ。
どこか同じ気持ちを抱えてたから
そんなサキちゃんが
あたしに打ち明けてくれたってことが
すごく嬉しい
個人的にサキちゃん×保なんてどーかな、とか思ってるし。(え、手近？)
ふつつか者の兄ですが４巻に続きます〜♫
《引用元 作品DATA》
出版社：講談社
著者：日暮キノコ
掲載誌：月刊モーニングツー
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