じれったいほどにときめく、中3男子×担任女教師の11歳差ラブストーリー
【あらすじ】
末永聖(すえなが ひじり)、25歳。
生徒でもある黒岩晶(くろいわ あきら)の気持ちに気づかず、先生として振る舞うあぶなっかしい雰囲気の女教師。生徒である晶は、そんな聖をかわいいと思うと同時にイライラした気持ちが湧いて頬を叩いたりキスを迫ったり。
そして聖は、とうとう晶に告白されるが、気持ちの処理が追いつかず心はパンク。しかしケガした晶を放っておけず晶を家に入れてしまう。そんな折、入れ違いで遠恋中の婚約者・勝太郎が訪ねてきて…?
高校生編へと続く、純情大波乱の第2巻!
続きは感想ネタバレ注意
おすすめすぎる中学聖日記のありがたすぎる2ヶ月連続刊行でございます!!
そして2巻も問答無用でヨカッタ…。感想はきっとまた死ぬほど長くなるんで(いつもやん)サクッとネタばれした後に…。
https://kojimangavip.com/2016/07/chuugakuseinikki1/
中学聖日記2巻
1巻ラストで主人公・黒岩晶(くろいわあきら)の想い人である担任教師・末永聖(すえながひじり)の家に婚約者が訪れる。黒岩はそれを遠くから見てすごすご帰ります。
婚約者・勝太郎は玄関のドア越しに『黒沢くん帰って』と聖の声を聞いたはずなのに、何事もなかったように聖を抱きしめるんです。
(本当は気づいてたみたいだけどっ。)
黒岩は1巻での約束通り、クラスメイトの岩崎るな(るなち)と花火大会に行きます!
(実はこの2人を偶然見た聖は、他の教師と仕事としてきてましたが1人だけ残るんです。)
2人で花火を見ながら“史上最強にイイかんじ”なんて思ってる、るなちの気持ちも知らずに、黒岩は聖に告白したことを話すんです。
それを聞いてるなちはショックを受けながらも、“淫行教師!”なんて聖を罵倒しつつ…
るな『ーーー黒岩は私とリア充すればいいと思う』
キスしたーーー!!!告ったーーーーー!!!!?
帰り別々になっちゃったけど、つき飛ばされたけど、キスしたとこ思いっきりぬぐわれたけど、浴衣の汚れなんて気にならない程、目〜ギラギラさせてスイッチ入ってるるなちが可愛い。
そして黒岩が1人でフラフラしていると、海辺にいる聖を発見。
サンダルをなくした聖に靴を貸し、そのまま立ち去ろうとする黒岩を引き止める聖。
結婚すると言いながらもじれったい聖の態度に、黒岩は自分の気持ちをぶつけ…
黒岩『じゃあもう今夜一晩一緒にいてくれるだけでいいです それでぼく 先生のことあきらめます…!』
“あきらめる”
その黒岩の言葉に傷つく聖。
思わず『先生って呼ばないで』、と言って涙する聖。
(晶に対してもあると思うけど、自分は先生と呼ばれる資格なんてない、という気持ちもあり。)
その言葉でスイッチが入り、聖を押し倒す黒岩。
黒岩『子供だと思ってからかわないでください!』
聖の態度に、もうどうしていいのか分からず疲れ果てた黒岩。
『うちに帰りたい』そう言った聖をおぶって(熱出ちゃいました)帰っていると、聖は思わず『岩崎さんとつきあっているの…?』と聞いちゃいます。
さっきのを見ていたのか、と驚いた黒岩は聖を下ろし…無理やり引きよせてキス。(聖も自分で言ってハっとしてめっちゃ照れてます…♡)
(引用元 中学聖日記2巻)
(こんなこと言えちゃうのは…若さ故でしょう。。。いい。)
そう言って…もう一度キス。
タクシーに乗り、熱のせいにして手をつないで帰るふたり。
でも、聖の家に着くと、そこで待っていたのは、婚約者・勝太郎と晶の両親。
そのあとは先生の背中だけ
ぼくのシャツ着たー
こんなことになるなら
ムリヤリでも
何のせいでも
何100回でも
キスすればよかった
で
夏休みが終わったら
先生はこの町からいなくなってた
聖だけでなく、黒岩も学校に来なくなり引っ越したらしい。ここで、中学時代が終わります。
そして2年後の高校生編は、るなち目線でお話が進みます〜。
るなちが黒岩と再開するのは中3のクラスの同窓会で。
(いや〜高校生になった黒岩(しかも超頭イイ高校らしい)のかっこよさ、色気のパワーアップ具合が半端なくて、後半から黒岩が出るページでドキドキが止まらず困ってます!←知るか)
黒岩は中3のあの花火大会の後、友人の九重(ここのえ)と聖のことで絶交してたらしく、謝るために同窓会に来てたみたい。
帰りがけに『岩崎と話したい』と黒岩に言われ一緒に帰ります。
あの夏、末永(聖)と何があったのか、訊きたいけど聞けないるなち。
すると黒岩が急に『あの頃は頭おかしくてごめん』と謝ってきます。続けて…
黒岩『周りとか 自分のことも見えなくなるくらい 好きだったから 先生のこと』
過去の事とはいえショックを受けながらも、聖への気持ちを過去形に表現した黒岩に…
るな『黒岩はさ』
るな『私がまだ黒岩のこと好きって言ったら 引く?』
自分のことを
犠牲にするのなんて
全然難しくない
見返りを期待しないのが難しい
ってことに
私はその時まだ
1ミリも気づいてなかった
そのるなちの告白にちょっと驚き気味の黒岩。(て、えーーー。うすうすってなんだそりゃwwどんだけ鈍いんだ〜ずるいぞ〜!!)
でもその同窓会がきっかけでまた遊び始める4人。(黒岩、九重、るなち、淳紀)
ある日タイミング的にふたりで遊ぶことになった黒岩とるなち。
途中で淳紀が合流できることを黒岩に伝えると、まさかの返しが!!!!
晶『いいんじゃん2人で …ダメ?』
場面が変わり、なんだか田舎道で必死に自転車押してる聖ちゃん。
ここまでが中学聖日記2巻でございました!!!
うおおおおお〜〜〜〜晶(黒岩)〜〜〜!!いつの間にそんなに器用な言葉が言えるようになってしまったんだぁあああ!!!と、本を持つ手がフルフルしちゃったとこで読了。
黒岩と聖にとっては切ない展開になりました。やっと聖も黒岩への気持ちを自覚し始めたところで、モラル、常識、大人たちに引き裂かれてしまったと言っていいのかな…。自分ではどうすることもできない、それは黒岩の年齢故、かな。
黒岩の母親はネットに上がってた黒岩と聖(ウォッチャーがいて投稿してたっぽい)のあれこれを見てしまい、心配して押しかけてました!(黒岩母のこれに関するネットでの質問&ベストアンサーまじ笑ったww)
聖の婚約者・勝太郎さんも、聖の家で、全然知らない2人と婚約者の帰りを待つ。そりゃ何の罰だろうって思うよね。
晶母『あんた誰?』
勝太郎『川合と申します』
そしてそして…個人的にるなちの性格とか言葉とかが大好きすぎて、応援したいんだけど…最後にるなちの手を取った黒岩を見た瞬間、ちょっとモヤっとしちゃったということは…黒岩に聖を忘れて欲しくない、という気持ちが強いからだろうなあ、と。結局。
しかも九重との会話の中で、まだ聖を引きずってる様子が見えた黒岩。
るなちは傷つけないであげて。
たとえ、聖に一途に恋してた時の自分と重なったとしても。
はぁ〜。なんでこんなに何もかもがツボなんだろう。
わき目も振らず恋をする晶を見ていて、懐かしくも羨ましく感じちゃうのは本当の初めての恋(初恋)がもう自分には起こらないと悟っているからか、年齢を重ね恋よりも大事なものに気づいてしまったからなのか…。
う〜ん。表現は難しいですが、自分の中で特別な1冊でございます。
全くと言っていい程詳しく書けてないので、ぜひぜひ、是非是非!!多くの方に読んでいただきたい!!!(特に大人の方!!)
そして聖の結婚はどうなったんでしょうね?
婚約破棄になったのかな。勝太郎さん、というより聖は“自分に自信がない人”なので、それを理由に(結婚)してなさそうな気がするな。
個人的には中学生×担任教師のままだと先はないのかなぁと感じてましたが、晶が高校生になり少し希望を持てました♫(なんて言ってる私もクソモラル人間なのか。)
中学聖日記3巻はいつ出るんでしょうか…。少し強くなった聖と少し大人になった黒岩の再会を待ってます。は〜待ちきれません。
なるはやでお願いします。かわかみ先生、フィーヤン編集部さまさま!!!
https://kojimangavip.com/2016/11/chu-gakuseinikki3-15/
《引用元 作品DATA》
出版社:祥伝社
著者:かわかみじゅんこ
掲載誌:FEELYONG
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