「結婚」とは何かを問いかける意欲作、ついに完結!
2024年、高畑充希、岡田将生出演でドラマ化決定♫
【あらすじ】
「公認不倫」を選択した夫婦・いちことおとや。“恋人”の美月と別れたおとやは、いちことの絆を確かめるが、美月の言葉が呪いとなりセッ○スができない。そんな中、いちこの風俗体験を知り傷ついたおとやは家出をし、しばらく別居することに。
レス、公認不倫、妻の風俗、夫のED、別居……悩んだり迷ったり間違ったりしながら、たどりついた夫婦の“今”がある。これから選び取る、幸せのかたちとは。
2024.7ドラマ感想追記しました!
続きは感想ネタバレ注意
2020.7/20、1122(いいふうふ)最終7巻発売しました〜!
1巻発売から3年ちょいかぁ。こんなにもソワソワ悶々させられた漫画は久々でした!
(渡辺ペコ先生の作品は、いつも悶々とさせられてますけどw)
公認不倫からもつれにもつれたいちことおとやの関係。
(7巻表紙では赤いリボン切ろうとしてるいちこだし( ; ; ))
夫婦はどんな道を選ぶのか。ざっくりとしたあらすじ&感想です♫
最終回!1122(いいふうふ)7巻
【最終回!1122(いいふうふ)7巻あらすじネタバレ】
元・公認不倫相手の美月から連絡があり、久々に会う約束をするおとや。
公園のベンチで何気ない会話をした後、美月は『ひどいことして ひどいこと言って 本当にごめんなさい』とおとやに謝ります。ケガの心配をする美月に、身体ではなくメンタルが引きずったことをおとやは打ち明けます…。
(美月の『他の人とセッ○スなんかしないでほしい』という呪いの言葉ですね…!)
美月は“今はそんなふうに思っていない”と言い、おとやの心も身体もおとやのもので、暴力や言葉でコントロールしようとしたのは間違いだった…と。『おとやさんの人生と生活の邪魔をして本当にごめんなさい』と、(呪いの)言葉を取り消します!
謝る美月におとやは、自分の夫婦関係に歪みがあるとしたらそれは自分たちの問題だ、と伝えます。
すると美月は、おとやはずっと一貫していてベースに夫婦があり、不倫の始まりも終わりもそこだ…と言います。
おとやはずっと奥さん(いちこ)の事を大事にして信頼していた…と。
美月は、今夫の子供を妊娠していて、夫婦と家族をやり直そうとしている事を伝えます。
(一瞬顔が固まるおとやwww)
おとや『美月さん
俺がこう言う資格あるかわからないけど
幸せになって下さい』
そう言って手を差し出したおとや。
その手をぐいっと引っ張り、抱きしめる美月。
(なんだかな〜。お互いに気持ちが残っているような表情に、もやっとモヤモヤっとさせられました〜。)
2人はそこで別れました…!
美月の言葉を思い出しながら、いちこに電話するおとや。
(その頃いちこは礼と街にいました〜!!!)
おとやは、今日一度家に帰る、といちこに伝えます。
おとや(旦那)が帰ってくると知った礼はいちこを引き止めますが、『帰らなきゃ』と言っていちこは帰っていきます。
部屋を掃除し、料理をしておとやを待ちます。
久々に向き合って座る食卓。
おとやは
おとや『いちこちゃん俺
ここに戻りたいんだ
そしていちこちゃんと
また暮らしたい』
そう伝えます。
まだ正直不安はある(夜のことなど)けど、そう思ったと話すおとや。
いちこの気持ちを尋ねます。
いちこ『あのね
わたし
おとやんに戻ってきてほしい』
そう言って、自分の考えた事を伝えるいちこ。
ここ最近の一連のことは、自分たちに必要なことだったと思う、と。
そして、おとやにある提案をします…。
いちこ『おとやん
わたしから
一つ提案があってね
こどもつくってみない?
わたしたち』
不妊治療とか必要で大変そうだけど、少しは先に進めるんじゃないか…といちこは言います。
おとやも『ちょっと考えてた』と言って賛成。
数日後、礼に呼び出され真剣に告白されるいちこでしたが、『わたしが一緒に生きていきたいのは夫なんだ』とハッキリ伝え、もう会わないと断ります。
礼は『はっきり言ってくれてありがとう』と言って、手にキスをし(甘い!)いちこを見送るのでした…!
その後いちことおとやは検査などを済ませ、体外受精を希望。
妊活が始まります…!が、なかなか授かることはできず……。
金銭面、メンタル面ともに覚悟して治療を始めたいちこでしたが、徐々に精神的に追い詰められていました。
そんないちこを見かねたおとやは、ある夜『しらふで話そう』といちこに提案。
いつかいちこが言った『次に進まなきゃ』という言葉が引っかかっていたようです。
おとや『俺たちの「次」って
子どもがいないとダメなのかな
俺は
子どもができたらうれしいけど
できなくても
いちこちゃんといられたら
幸せだと思う
不妊治療続けるのは
賛成するけど
いちこちゃんが妄信的に見えるんだ』
と、話します。
そんなおとやに本音をぶつけるいちこ。
いちこ『わたしが妄信的になってしまうのは
二人でいるイメージを
持てなくなってしまったからだと思う
わたしもう
夫婦でいることがキツいんだ』
…と。。
(おとやの)公認不倫のせいでも、レスのせいでも、好きな人ができたわけでもない、と。
いちこ『夫婦っていう関係が
わたしにはもう
重荷になってしまった
わがまま言ってごめんね
おとやん』
と本心を語るいちこ。
おとやが切り出します…!!!
おとや『いちこちゃん
俺と別れたい?』
『はい』と答えたいちこ。
結婚8年目の夏、おとやといちこは離婚しました。
離婚から1ヶ月たち、友人たちと食事会をするいちこ。
(離婚を)励ます友人たちに“自分の輪郭がはっきりしてきた”と前向きな発言をします♫
でも、少しずつ確実に消えていくおとやの“痕跡”と共に、“一人”になっていくのを感じるいちこなのでした。
そんなある日、連絡のつかない田舎の母親の元に“離婚報告”する為、電車に乗って帰省するいちこ。
実家に帰り『ただいま』と言って母を呼んでも、返事はありませんでした…。
いちこの母親は、布団の上で亡くなっていました…。
いちこ:自分が思ったよりだいぶ早く
望んだ以上に完璧な
“一人ぼっち”を
わたしはこの日手に入れた
病院で調べてもらった結果、いちこの母が亡くなったのは一昨日で、死因は心筋梗塞でした。
母の死と家族葬を行う事をおとやに報告すると、おとやはすぐに有給を使い、いちこの元に来てくれました!
おとや『いちこちゃんおつかれ!
おやつ買ってきた!』
おとやの登場に目が潤むいちこ。
おとやは夫のテイで葬儀にも参加し、(来てくれた)おとやの家族も変わらず優しく接してくれました。
葬儀の夜、(おとやの姉の言葉もあり)おとやはいちこの実家に泊まります。
お礼を言ういちこ。
二人は同じ布団で、いちこはおとやに抱きつき眠りにつきます。
その翌日も、いちこの気持ちを汲んだおとやは泊まってくれました。
そして1ヶ月後。
売りに出していたマンションを、正式に申し込みたいという人がいました!
その事をおとやに報告するいちこ。
このまま進めていいのか、とおとやに尋ねます。
おとや『いちこちゃんはそうしたいんだよね?』
そう聞き返したおとや。
いちこは少しの沈黙の後、答えます。
いちこ『売りたくない』
その言葉を聞いたおとやはその夜、家に帰ってきました!
『おかえり』
『ただいま』
そう言って抱きしめ合うふたり。
いちこ『おとやん
離婚を自分から言い出して
どうしたらいいかわからないけど
おとやんに一緒にいてほしいんだ
勝手でごめん』
と、切り出すいちこ。
その言葉におとやは…
(引用元 1122 7巻)
おとや『俺も考えたんだけどさ
俺にとっては
夫婦や家族かどうかは
重要じゃなくて
でもやっぱり
いちこちゃんと生きていきたいと
思うんだ
俺戻ってきていいかな』
と言います。
『うん ありがとう』と返すいちこ…。
そして、横並びに座ってラーメンを食べるふたりの姿が描かれていました。
これから始まる
わたしたちの関係に
名前はまだない
ここまでが、1122(いいふーふ)最終7巻のざっくりとしたあらすじでした〜。
【最終巻!1122(いいふうふ)7巻感想】
お、お、終わった〜〜〜〜( ゚д゚)!!!!
そうきたか!そうきたか!!と思わされた最終話。
セックスレス、公認不倫、妻の風俗、夫のED、別居、不妊治療。
詰め込むに詰め込まれたいちことおとやんの関係(出来事)…、再構築しかけたかと思いきや、そこからの離婚。
離婚のシーンは読んでてショックだった…でも、いちこにはおとやんしかいないし、おとやんにもいちこしかいない!とすがって祈る様に読み進めた結果、“名前はまだない”けれど約束も形式も何もなくても“一緒にいたい”と思える関係にふたりが気づいた事がめちゃくちゃ嬉しかった。
やっぱりこの二人には一緒にいてほしい!!
おとやんのこのセリフを言える夫婦てどのくらいいるんだろう?
自分たちは言える関係かな?子供がいなかったら??いろんな事を考えさせられました!
ただ、レスから始まったふたりの色んな出来事。
最終的にそこがクリアになった様子は描かれてなくて…ちょっとスッキリしない感じが残りました。
夫婦とは何かを描いた作品だから、関係ないと言われればそれまでだけど、その辺りがどうなるのかは読者みんなが気になっていたんじゃないかな???
美月と志朗家族はすっかりいい方向に変わっていたのに対し、いちことおとやんは最初とあまり(関係性が)変わってない様な。
変わってはいなくても、“気づけた”って事なのかな。
『こんばんは』って帰ってきたおとやんに、『おかえり』と言ったいちこ、そして『ただいま』とおとやんが返し、抱きしめ合うシーンが好きでした。
かなりざっくりとしたあらすじなので、1122(いいふうふ)最終巻、ぜひ!読んでみてください♫
読んでて苦しいけれど、夫婦とは何かを考えさせられる作品です!
【1122いいふうふ実写ドラマ感想】
2024.7月追記♫
1122(いいふうふ)ドラマ、見終えました〜!
いちこちゃんがいちこちゃんで、おとやんがおとやん。
もうこれだけで最高。←原作ファンの方には伝わるよねw?
高畑充希ちゃんも岡田将生くんもハマってたな〜。
個人的に、礼くんは漫画以上でした(拍手)
シロウさんの冷たさも良き。変わった時とか、泣きそうなったよ?←
美月さん役の西野七瀬ちゃんは(可愛くて大好きだけど)ちょっと難しい言い回しが時々浮いてたかなぁ、と。(すいません)
ぺこ先生の言葉、難しいし、美月さんもおとやんと同年代設定だから?
涙が出そうになる胸にくるスピッツの主題歌や、(内容はハードなんだけどw)いちことおとやんが醸し出す暖かく穏やかな空気感、まるっと漫画のままのセリフ。
渡辺ペコ先生の原作を大切に大切に映像化されてるなーって伝わって、本当に嬉しかった〜。
家もオシャレで引っ越したくなったw
ドラマ、漫画、まだの方はぜひ♫
同じく夫婦のレスを描いた話題作・「あなたがしてくれなくても」まとめはこちら↓
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:渡辺ペコ
掲載誌:モーニングツー
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