花に染む1巻【感想・あらすじ】(Cocohana)

“駅から5分”を別視点から描いた和弓純愛ストーリー!

 

【あらすじ】
比々羅木神社の息子・圓城陽大は兄・陽向、従姉妹の雛と共に弓道に励んでいた。神社の隣の畳店の娘・宗我部花乃は、陽大の流鏑馬姿を見て心を打たれて弓道を始め、現在は圓城兄弟と共に倭舞中学の弓道部で弓を引く日々。しかしある日、比々羅木神社の宝物殿から出火、その中には……!?

花に染む各巻ネタバレはこちら

続きは感想ネタバレ注意

ついに!花に染む5巻が11月25日に発売です!!!

以前、花に染む1~4巻のまとめ…(というかガッツリただの感想文)書いてましたが、花に染む5巻発売にむけて1巻ずつネタバレをまとめていく事にしました。ですので、1~4巻のあらすじだけを淡々と(出来るのか?)書いてくつもりですので、すでに読者様でいろんな見解を見たいとこのサイトを覗いてくださっている方は花に染む1~4巻感想を見て下さい♡
この漫画のネタバレを書くと思うだけで、心臓をギュっと掴まれるような気持ちになります。好きな人を想像してのギュっというよりは、まだ好きなのに別れた彼氏を思う切なさのギュっに近い感じ。←何言ってんだ
この花に染むは“駅から5分”の別視点から描いたお話でして、ただ主人公の花乃は初めて出て来る人物です。なので駅から5分を読んでなくても十分楽しめます。
さてさて花に染む1巻ネタバレ感想です。

 

【花に染む1巻】

 

 

主人公・花乃(かの)は隣の神社の次男坊・陽大(はると)の馬に乗り弓を打つ姿に見惚れ、弓道を始める。花乃の畳屋を陽大のうちがひいきにしていた事もあり、陽大の兄・陽向(ひなた)と共に仲良くなり、中学では弓道部に身を置き弓道に励む日々。花乃は何より陽大に“親友”と言われる事が嬉しかった。

 

 

 

『花乃は僕の親友』

 

 


陽向の花嫁候補でもあるいとこの雛(すう)は、美人で弓もうまく花乃も周りのみんなからも憧れの存在。

そしてある夜、陽大たちのひいらぎ神社が家事に…。かけつけた花乃は両親がいる宝物殿に入っていく兄・陽向を止める事ができず…そんな花乃が目にしたのは立ちすくむ陽大と雛。呆然としていた陽大に兄が入っていったと伝えると、陽大も行こうとするが必死で止める花乃。

 

 

 

そして陽大の両親、兄の陽向は亡くなってしまった。

それ以来ショックで口も聞けなくなり心神喪失状態の陽大。花乃は近くでサポートするが、陽大が関西のケア施設に移されるという話を聞いた花乃は陽大をおぶって病院から連れ出し自分の家にかくまう。
急にギュっとされ陽大の意識があるのかと驚く花乃だが、花乃の部屋から抜け出した陽大を見て陽大は口がきけない“フリ”をしたと気づく。

 

 


しかし陽大は花乃と話す事なく関西のケア施設に行ってしまう。
高校に進んだ花乃は今でも陽大とあの火事の夜を思い出す。自分の見間違えなのか、あの日見た陽大と雛は…キスをしていた。

 

 

あれは…錯覚?なんであんな風に見えたんだろう?

 



そして高校の試合で雛に会った花乃は、陽大がいなくなってすぐ陽大から“元気になりました有難う 新たな環境になじんでいきたいのでしばらく倭舞のみんなとは距離を置きたい”とメールが来ていたこと、そしてついさっき陽大から空メールが来たことを伝えると…

 

 

 

『いいわ こちらの事情を聞いてくださる?』と言う雛。

 

 

 

 

 

実はこの春、“花染め町”に陽大は戻ってきていて雛の家の神社にいるという。陽大(はると)は雛(すう)の家の実子として扱ってほしいと総代会で申し入れていた。その真意は花乃には分からなかったが、なおさら自分は会うべきではないと雛に伝える花乃。雛はそれでも陽大の元へ連れて行く。そして久しぶりに見た陽大…

 

 

花に染む 心のいかで残りけむ 捨て果ててきと思ふわが身に
《どうしてまだ 花を美しいと感じるのだろう 全ての執着を捨てたはずなのに》

 

 

 

もうここ、鳥肌。この気持ちは花乃だろうか、陽大だろうか…。2人共であってほしい。←切実。
そして花乃を見た陽大はその場では知らないフリをするが、駅に見送りにくる。そこで久々に陽大と話す事ができた花乃は、3年後東京での一人暮らしを始め、この花染町の住人になることを陽大に誓う。

 

 

そう これなら陽大の世界に立てる

 

 

 


そして花乃の願いで陽大の弓を久しぶりに見せてもらい新しい陽大の記憶を更新し、自分の生活に戻った花乃だが、早気(弓の会を長く保てなくなる)で悩みだしてしまい…。

ここまでが花に染む1巻でございました。書きながら途中口出したいとこ満載でしたがグっとこらえたもののやはり花乃と陽大が再会する所はだまっておれず笑。
ほんとに読めないなぁ陽大の気持ち。読み始めた頃は雛の事を好きなのかと思っていたけど、“実子”として扱ってほしいという真意は周りに馴染む為だけではなく、雛と一線置く(置かせる)為の様な気がする。実際帰って来た陽大に言った雛の言葉やその時のまぁ陽大の冷めた目線。

 

 

 

 

『来てくれて良かった ずっと避けられているんだと思ってた』

 

 

 



そして、この漫画はもうなんと言っても“間”が素晴らしいんだよなぁ。このネタバレでは花に染むのおもしろさを3割くらいしか伝えれてませんので、ぜひ、ぜひ、読んでみて欲しいです!!くらもちふさこ先生はもう還暦を迎えてらっしゃるそうで、すごいなぁ…♡

 

 

 

 

《引用元 作品DATA
出版社:集英社
著者:くらもちふさこ
掲載誌:ココハナ

 

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