2016年秋実写映画化決定!!
10代の自意識を描いたジョージ朝倉の代表作!!
【あらすじ】
雑誌モデルをしていた小6の美少女・夏芽が引っ越して来たのは海辺の田舎町、浮雲町。こんな田舎にいるべきではないと思いながらも、同級生で元大地主の長男・コウに一瞬で恋をする。コウは特別な輝きを放ち、彼女にとって「神さん」の様な存在だった。まるでソウルメイトの様に互いの“美”と“力”を本質的に理解している夏芽とコウは自然とつきあい始める。
しかし、夏芽は恐ろしい拉致事件にあってしまい…。その事をきっかけに夏芽とコウは別れてしまう。一度は誰もが砕かれる十代の自意識。夏芽とコウはどうやって光を取り戻していくのか…。
甘く美しいだけではない、恋の痛々しさや醜さも描かれた、ヒリヒリするような夏芽とコウの恋から目がはなせません!!10年にわたって描かれた物語、ついに完結…!!
2010年このマンガがすごい!女編17位。
続きは感想 ネタバレ注意
世界一好きな漫画家、ジョージ朝倉の作品の中でも、1番と言っていいほど心をえぐられる作品。
小学生スタートだったので、初めはどうかな?と思っていたが、小学生や中学生とかってレベルではない。むしろ10代にこの複雑な感情が伝わるのか?いい大人がぐるんぐるんに 振り回され胸を掴まれる物語、もうー!!こんな気持ちにさせられるのはジョージ朝倉だけです。気合い入れて読んで欲しいです!!
途中、追いかけても追いかけてもコウちゃんとは距離が出来てしまった夏芽。そんな夏芽を救った大友との、むずがゆいような甘酸っぱい恋が描かれた8巻以降。
14巻まではこの2人の恋が多く描かれてて、まさかの大友エンドかと歯を食いしばりながら覚悟をきめつつも、心のどこかに逆転を願い続けてたあの連載時。コウちゃんが夏目にほんの少しでも絡む度、嬉しくて嬉しくて、じらされまくって、ずーっと誰かに片思いしてる様な気分だったwwでも、あの大友との瞬間は夏芽にとって大事な部分で。
14巻でまさかのこんな展開で、むしろそんな方法でコウちゃんに戻るなんてって位、少女マンガではありえない展開だけど、、こんな事してくれちゃうのも良い意味で溺れるナイフ(ジョージ朝倉)だけです。
欲をいえば、もう少しだけコウちゃんと夏目のラブラブなとこ見たかったwww
ラブラブとか、そんな存在じゃないのはわかってるんですけどっフツーの恋愛モードは大友がかさらってたしな〜。でもふと思うのは、大友、幸せになってくれwww
(引用元 溺れるナイフ9巻)
溺れるナイフ9巻
あ〜あ、、、(チーン)通じ合っちゃったよ夏芽と大友、の巻。しかもこの時の夏芽クソかわいい。一番スキな感じ時の絵だったなー。
(引用元 溺れるナイフ14巻)
やっと、ずっと待っていたコウちゃんターン。だけど、夏芽の心を映す様に、コウと夏芽の持っている闇を表す様に真っ暗なページばかり。なんだか嬉しいけど悲しかった神巻。
(引用元 溺れるナイフ16巻)
溺れるナイフ16巻。
町の王様だったはずのコウちゃんの劣等感があらわになるシーン。そんなコウちゃんに胸をわしづかみにされ、涙。10代の自意識とは…。夏芽、救い出せるのはあなただけだ、の巻。
そして最終巻の溺れるナイフ17巻。
闇を抜け、光を取り戻した夏芽とコウ。
(引用元 溺れるナイフ17巻)
たとえ近くにいなくても、二人はいつもそばに感じることができる。離れて生きていくことを決めたけれど、ふたりの絆は永遠なんだ、生きるお守りなんだ…の感動の最終巻!!
そしてラストはまさかの55歳でのふたりの結婚。ふたりには子供もいますよ♡
もっともっと詳しく!!!
溺れるナイフ各巻ネタバレはこちら(2015.12今更か!!)