叶わない恋とわかっていても、はなれたくない。
せめて今だけは。
【あらすじ】
女子高生の陽菜は、自分とそっくりな少女“雛子”になりかわり、孝章と共にひいばあちゃんの首飾りを探しはじめる。二人で過ごすうちに、孝章に惹かれていく陽菜。そして向かった横浜、天久一座の船上公演でさらわれた孝章は、奇術師・天菊の機転で救われる。想いがあふれ、孝章にキスをしてしまう陽菜だが、その恋心は封印しようと心に決める。元の世界に戻る手がかりを失った陽菜の決意は――。切ないタイムスリップ・ロマンス!
続きは感想ネタバレ注意
https://kojimangavip.com/2017/11/namidaametoserena-de3/
2018.9/13涙雨とセレナーデ4巻発売しました〜♫
今連載中の作品の中で、かなりお気に入りのこの作品♡発売から少し遅ればせながら、ざっくりあらすじ&感想です!!
深まる謎と切ない恋心…♡
表紙の手を合わせ見つめ合うヒナと孝章(たかあき)がも〜たまりません♡!!
【涙雨とセレナーデ4巻】
孝章を追って海に飛び込み、命の危険を感じる中…思いが溢れ孝章にキスしてしまったヒナ。(孝章、驚いています!)
海に落ちた2人をボートで追ってきたのは…菊之進でした!!!
菊之進『乗らねば撃つ』
そう言って2人に銃を向けますが、なんと(いや予想通り?)助けてくれて、更には自分の倉庫にかくまってくれます…!!!敵なのか味方なのか…。
どうやら味方のようでした。ヒナの(命並に大事な)リュックも返してくれました♫!!
倉庫で着替えなどを済ませた孝章は、何件か電話をかける為に(自分たちを危険に晒した)一座が宿泊するホテルに向かうと言い出します。
おいていかれるのかと少し不安げな表情を見せるヒナに…
孝章『団員に敵か味方かの見分けつかぬ中
貴方をお連れするのは危険な事と…
然りとて お一人には…
今は 僕は
貴方と片時も離れたくないのです』
(思わず出た自分の本心に、急に顔を赤らめる孝章サマと、つられて真っ赤になってしまうヒナが可愛い♡!!!)
2人は菊之進に礼を言い倉庫を出発しホテルへ…。
そこで2人を待っていたのは…孝章の幼馴染・貞光でした!!!
(なんだろうな〜。貞光がでてきた時の安心感。孝章様はどこか世間知らずっぽいので、勘が鋭い貞光がでてくると何とかしてくれそうな感じというか…。現にこの時も貞光がいなければまたまた危険にさらされてたハズ!)
そこにはヒナの首飾りを持つはずのチヨも。そこでチヨはヒナの“首飾り”を船に落としてしまったことを伝えます。(←ウソです〜。竹虎が持ってます!)
それを聞いたヒナはショックをウケる…が、それ以上に怒り悲しむのは孝章なのです!!!
孝章『僕…も含めて
何という 取り返しのつかぬ事 を
雛子様の 大事な… 大事な方からの
贈り物を…』
そんな孝章を見て、涙が溢れるヒナ。
孝章は、なくした首飾りを“雛子が意中の君からもらったプレゼント”だと思っている…と気づきます。
ヒナ:『雛子』にとって大事だという事が
たーくんの心をこんなに動かしちゃうなんて
ホントはただの『ヒナ』の落し物なのに
こんなの詐欺じゃんね ……ごめん
そう感じたヒナ。
でもヒナの中ではもう“現代に戻れる首飾り”よりも“たーくんの命”の方が大切になっていました。
涙を吹いて、『もう大丈夫』だとチヨたちに告げます。
その後、(船で拉致されている)孝章の部下・佐伯を助けるべく、甘久一座の出した人質解放の為のお金を必死で用意する孝章。
ヒナは“未来に帰れない”かもしれない事を受け止め、この世界でどうやったら暮らしていけるか…を考え始めていました。同時に、孝章と一緒にいられるのも“東京に戻るまでの間”だと…。。
一人、甘久一座の待つ港へ向かい、現金と交換に部下・佐伯を救出することができた孝章!
その後、ヒナの待つホテルへ戻ります!
ホテルの部屋でうたた寝をしながら涙を流し、自分の名前を呼ぶヒナを見た孝章は、思わず指でヒナの涙を拭い顔を近づけ、こう尋ねます…。
孝章『……あの 何故海で 雛子様は』
この言葉に思わずハッとし孝章の手を払いのけ席を立つヒナ!!
ヒナ:たーくんの
手と声がやさしい時に
雛子の身代わりなんて 無理
その後馬車で帰宅中、食事をするため街へ寄る孝章とヒナ。
そこで見つけた写真館で『記念に一枚撮りませんか?』とヒナが希望し、撮影することに。
孝章とのこれきりの1枚にヒナが選んだのは、制服姿でした(ノД`)セツナイっっ。
(最初で最後の記念写真…“雛子”ではなく“ヒナ”で撮りたかったんだよね…!)
あっという間に時間は過ぎ…東京の孝章の家についてしまいます!
ついに孝章と別れる瞬間が…
ヒナ『たーくん
この度は 大変お世話になりました』
ヒナ:片桐陽菜は
あなたがとても好きでした
1秒ごとにどんどん好きになりました
だから ここでおしまい さよなら
最後の別れとは知らずに笑顔でヒナを見送る孝章。
一方ヒナは、これから一人きりでこの世界で生きていくことを覚悟し、孝章の前から去ります!
そんなヒナが電話をかけたのは、“雛子”でした!!!
これ以上雛子の元にはいれないと考えていたヒナでしたが、雛子は“土産話”を楽しみにしていたと言い、二人は後日待ち合わせることに。。。
が、しかし!雛子との電話中、(雛子に借りてた)衣装を包んだ袋をスリに盗まれてしまう!
帰る場所もなく荷物も盗まれ途方にくれ涙を流すヒナが行き着いた先は、“育児院”でした。
戦争や災害で身寄りのない子を育てたり養子の相談を受けている場所らしい…。
そこで働き、しばらくの間面倒を見てもらえることになったヒナ♫
後日、雛子と待ち合わせるヒナでしたが、
雛子が待ち合わせ場所に向かっている時孝章と会ってしまい、撒いたはずがあとをつけられていた( ゚д゚)!!!
そして、“雛子”が2人いる所を見てしまった孝章…!!!
孝章が衝撃を受けていると、ヒナが(孝章に)気づきその場から逃げ出します…!!!
ヒナを必死で追いかけ、ヒナの腕をつかむ孝章!!
孝章『何故 逃げる
北峯雛子でないのなら
君は一体誰なんだ
頼むから
教えておくれ……』
孝章:泣かないで……ヒナ
そう言ってヒナを抱きしめます!!!
でも、涙を流しながら孝章から離れ、走り去るヒナ!!!
ここまでが、涙雨とセレナーデ4巻のざっくりあらすじでございました〜!!!
ここに来て、ついに“ヒナ”と“雛子”の存在を知った孝章( ゚д゚)!!
今までの孝章の雛子に対する“違和感”が結びついた瞬間でしたね…!!!
今まで散々モヤついていた読者的には、“やっと気づく時が来たか〜!!”といった感じでしょうか♫
孝章にどんなに優しくされても、好意を態度で見せられてもそれは“雛子”に対するものだと…複雑な気持ちを募らせていたヒナ。
ある意味自分の好きな人が“(他の)好きな女性”へ接する行為を目の前で見せられているようなものですもんね。そりゃ〜〜〜拷問だわ(ノД`)!!
好きになればなるほど辛く切なくなるよなぁ…。
でもでも!孝章にとって幼い雛子との“初めまして”も、その日に好きになったのも実は(タイムスリップしてた)ヒナだもんね〜〜〜。
諦めずに、逃げたヒナを追いかけるんだ孝章!!
そして行き場をなくしたヒナを助けてあげてほしい。自分が好きになったのは、“雛子”ではなく“ヒナ”だと早く気づいてほしい。
4巻で竹虎は全く登場ナシでしたが、ヒナが未来へ戻れる方法はあるんでしょうか…!?
失くしたブレスレット…勘のいい貞光が探し出してくれるのでは?!と思ってます♫
そして、孝章の実家が営む“本郷貿易”もまだ謎が多くグレーっぽそうだなぁ。
甘久一座の座長(相変わらずカッコイイ♡)が“同じ穴のムジナ”と発言してたから、阿片を取り扱ってるとか???
タイムスリップについてだけでなく、色々謎は多いまま…。
これからの展開もとっても楽しみです!!
どんどん深まる謎と切ない恋心…相変わらず河内遙先生のモノローグは最高♡
胸がギュンギュンと切なくなりますwww
ざ〜っくりとしたあらすじしかかけていないので、ぜひ!ぜひ!涙雨とセレナーデ4巻読んでみてください♫!!!5巻は1年後…らしいです。早く読みたいよ〜〜〜!!!
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:河内遙
掲載誌:KISS
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