涙雨とセレナーデ5巻【感想・あらすじ】(KC kiss)

涙雨とセレナーデ5巻

大人気タイムスリップロマンス、切なさ加速中!
近づいてはまた遠ざかる。すれ違う、運命の恋。

 

【あらすじ】
元の世界に戻る手がかりを失った陽菜は、孝章(たかあき)への恋心を封印して、この世界で一人で生きる事を決意する。
一方、陽菜の正体を知り驚く孝章は、自分の想い人は最初から陽菜だったと気づき、雛子と協力して陽菜を探しはじめる。そして、孝章と雛子の婚約疲労の日が近づくー。
運命の歯車は加速する。

 

涙雨とセレナーデ各巻ネタバレはこちら

続きは感想ネタバレ注意

涙雨とセレナーデ4巻【感想・ネタバレ】(Kissコミックス)

 

2019.7/12涙雨とセレナーデ5巻発売しました〜( ´∀`)!!!
謎がさらに増え、深く広がった5巻。ここまでの物語になるとは想像してませんでした!まだ間に合う!ぜひ読んでいただきたい。そして、それぞれの叶わぬ想いが、切なさを加速させています!

 

 

表紙を飾るヒナと孝章以外の主なメンバーは…↓
竹虎だけはこの時代の人間ではない事が4巻で判明しましたね!

 

(引用元 涙雨とセレナーデ5巻)
涙雨とセレナーデ5巻

 

ざっくりあらすじ&感想です♪

 

涙雨とセレナーデ5巻

 

 

【涙雨とセレナーデ5巻あらすじ】

 

 

ヒナと雛子。
(4巻ラストで)同じ顔をした人間が二人いると孝章に知られてしまいます。
孝章をふり切り、その場から逃げたヒナ。

 

その後孝章は、雛子に“ヒナ”の本名は“片桐陽菜”だと聞かされます。
驚きながらも、対面する雛子を見つめながらヒナとの違いを心の中で挙げていく…。
そして

 

 

 

孝章:何より眼差しが大きく違う

そもそも 僕にとってのヒナは
(何とした事だ)

僕の想い人はー
初めから陽菜ではないか

 

 

大切なことに気づいた孝章…。

 

 

雛子は、ヒナの事を“命の恩人”だと言う孝章の(ヒナへの)恋心に気づきます。
孝章に『見つけ出しましょうね』と約束を交わし、少しからかう様な発言をする雛子。
ヒナとの不思議な出会いを共有できる人が現れて嬉しそう♪

 

 


 

 

その頃、ヒナが身を置く“牧田育児院”に来客が。
それは何と…竹虎でした!!
その理由は、ブレスレットの出どころが池端貞光だと知り、その貞光が大金をこの施設に流しているという噂があったから。その日は貞光に会うことはできませんでしたが、次の機会を伺っている様です…。

 

 

 

竹虎:使用済みでも現物が戻ってきたのだから
これ以上のトラブルに巻き込まれぬうちに
帰ってしまいたいというのが本音だが

果たしてコレがどこから流出したのか
誰の手で一体何故ー

 

 

青ざめた表情でブレスレットを箱にしまう竹虎…。

 

 


 

 

 

主人公・ヒナは牧田育児院に身を置きながら、喫茶店での仕事を始めます!
髪をバッサリとボブの長さに切り、持ち前の明るさと元気でウエイトレスをしていると…

 

 

客席に菊之進(天菊)が座っていた( ゚д゚)!!!

 

 

菊之進はその店の常連でした。
そして菊之進に、孝章と雛子の“婚約披露”が行われるという新聞記事を見せられたヒナは、その事実にズキズキと胸が痛み、思わず涙がこぼれてしまう…。
初めからわかっていたはずなのに。

 

 

ヒナは菊之進に、自分は“雛子”ではなく替え玉(ヒナ)だという事を打ち明けます。
そんなヒナに『悪運のやたらと強い女だよな 先代の超曲斎天菊にお前の様な 強運と図太さがあれば少しは違っていたのかね』と漏らす菊之進。
実は…

 

 

 

菊之進の実姉が初代天菊で、菊之進は2代目でした!

 

 

客前では初代(女性)のままという事で1年半ほど通してきたけれど、年齢的に厳しくなってきたと言う菊之進。

 

 

そこで、菊之進がヒナと同じ18歳という事が判明!
(急に菊之進が場末のソフトヤンキーに見えてくるヒナwww)

 

 

 

さらには、菊之進の姉・初代天菊は、本郷章尚(本郷貿易の社長で孝章の父)に殺されたと菊之進は言います!

 

 

 

菊之進『確たる証拠はない
信じぬも自由…だがな
俺は正しい天罰も時にはあるのだと信じたい』

 

 

とヒナに言う菊之進。
それを聞いたヒナは頭が混乱。
しかも、育児院のバザー準備のために手伝いとして雛子の学友が現れます!
身を隠すために、バザーが終わるまで育児院を抜け出すヒナ。(貞光も育児院に関わりがあると知り、尚更いられなくなってしまいました!)

 

 

素泊まりの宿を探すヒナ。天久一座が公演を行なっている周りを歩いていると…『ひょっとしておヒナさんかい?』とチヨに声をかけられます!!

 

 

 

横浜での(孝章誘拐)事件を知らないチヨは、明るく天菊姐さんに会っていけとヒナを楽屋に誘います。
断りきれずそのままついていったヒナを見た菊乃進は『お前正気か?』と呆れ顔www
(一度囚われた一座に自ら足を運ぶなんてw)

 

 

 

 

でも、面倒見の良い菊之進は、(数日宿なしの)ヒナをチヨの部屋に住まわせます!
更には、(新聞の情報でヒナの居場所を知り)喫茶店まで訪ねて来ていた孝章とヒナを(チヨの家で)再会させます!

 

 

 

 

喫茶店の仕事を終え、チヨの部屋に行くとそこには孝章が…。
驚き放心状態のヒナ。
“嘘 なんで 駄目だ 名前呼んだら…泣く”

 

 

 

腰を抜かししゃがみこんだヒナに、孝章は
『雛子様にお聞きして
片桐陽菜
其れがあなたの真の名だと』
そう言って、ヒナの名前が書かれた紙を見せます!

 

 

 

そして孝章は、自分の気持ちをヒナに伝えます…!

 

 

『…僕は ヒナを 長らく
「雛子様」だと…思い込んでおりました

けれど
貴方と過ごすうち
僕は紛(まご)う方なき

片桐陽菜
貴方にこそ惹かれていたのだと…』

 

 

 

孝章に想われていると知ったヒナは驚き、涙が溢れます…。
たーくんがーヒナを?何コレ……夢?”と。
でも、本当の気持ちを伝える事ができないヒナは

 

 

 

陽菜『…ごめんなさい
私は…ずっと
貴方の許嫁の身代わりとして……

…行動してただけにすぎません

それが自分の目的の為に
便利で都合が良かったから……

………
……私…自身は
孝章様を…利用しただけだから

そういう風には……見られない

 

 

 

と、うつむき嘘をつきます。
ヒナとの事を思い出しながら、『では何故僕を海で…助けた?』と涙を見せる孝章。
“ほんとうに?”
と感じ、孝章はヒナにキスをします…!

 

 

 

そこでヒナの涙を見た孝章は、『泣く程厭(いや)だという事か』と誤解し、封筒を残し部屋を出て行きます…!

 

 

ひとり部屋でしゃがみこんだままのヒナ。

 

 

ヒナ:二枚舌 噛み切りたい
一番好きな人に
同じ気持ちを返せない

私の存在はこの世界において
あまりにも無責任で不確かだ

せめて同じ時代に生まれていたら

 

 

たーくんと死ぬまで一緒に年をとってく覚悟だってできたのに

 

 

孝章が置いていったのは、ヒナと撮った写真でした。

 

 

そこに菊之進が慌てた様子でやってきます!
天久一座の座長が帰ってきてしまった〜!!!
菊之進は急いで銀座のレンガ街にある自身の家にヒナを匿います!!!
菊之進の部屋には姉や家族との写真が多く飾ってあり、その中に、(幼い頃の)座長もたくさん写り込んでいました…。

 

 


 

 

 

5巻終盤…孝章と雛子の縁談が進み、ついに婚約披露パーティーの開催が決定。
互いに想い人がいる孝章、雛子ですが、周りに固められ話がどんどん進んでいってしまいます。

 

 

更には、孝章の婚約者が雛子だと知った天久一座の座長は、婚約披露宴の前に雛子の誘拐を計画。
孝章にヒナの居場所を聞きチヨの元を訪ねた雛子は、運悪く、天久一座に捕らえられてしまいます…!!

 

チヨによってその事を聞かされたヒナ&菊之進。
すぐに雛子を助けにパノラマ館(一度ヒナが捕らえられた場所)に向かおうとするヒナでしたが、菊之進は座長の狙いは披露宴に雛子が欠席し、本郷家のメンツを潰す事だと言います。

 

 

菊之進『明日の披露宴をまずは成功させるのだ
陽菜 お前の代役で』

 

 

と提案する菊之進。
そしてその間に解決の道を探る、と約束してくれます。
それを聞いたヒナは
“今たーくんに会うって考えるだけで心臓痛くて死にそうなのに”と迷いますが、覚悟を決め、雛子のフリをし北峯邸へ入り込みます!

 

 

そして、披露宴当日。
雛子として正装したヒナは“雛子”として孝章に挨拶を交わします…。
が…。

 

 

ええ。バレますよね。
愛する女性、だもんね。

 

 

(涙雨とセレナーデ5巻)

 

 

 

 

 

孝章『此の様な場所へ
何故 貴方が来るのです 陽菜』

 

 

 

 

 

 

 

ここまでが、涙雨とセレナーデ5巻のかならざっくりとしたあらすじです〜!

 

 

【涙雨とセレナーデ5巻感想・考察】

 

ああ。涙雨とセレナーデ5巻も面白かった〜〜〜!!!
なんだかもうどんどん運命の糸が絡まって絡まって…さらに複雑な展開になってきました!

 

自分の想い人が最初からずっと“ヒナ”だったと気づいた時の孝章様の表情よ…。(額に入れて拝みたいレベル。)
ラストでも、すぐにヒナだと気づきましたね。そうですよ、想い人ですもん…。
こちらの胸がギュ〜っと締め付けられ、目頭熱くなってしまいます。

 

 

一方のヒナも、“死ぬまで一緒に年をとる覚悟”ができる程好きな相手からの告白に、嘘で返す辛さ。
雛子も想いを寄せる竹虎に会うシーンがありましたが、結婚する事を知られ辛い思いをしていました…。

 

 

そして、菊之進がとにかく優しい!ぶっきらぼうだけど、いつもヒナの事を放っておけず構ってしまってますねw
姉の死により、本郷家に恨みがあるようですが…何を考え行動しているのか。今はまだ明かされてませんが、6巻からそのあたりも描かれるんでしょうか。
初代天菊と座長は幼馴染、もしくは恋人同士とかだったのかな。

 

雛子を無事救出することはできるんでしょうか!?
自分が(ヒナの居場所を)教えたせいで雛子が囚われたと知ったら孝章は動揺し責任を感じるだろうなぁ…。

 

 

本郷家の闇もまだ全く分からないし、竹虎が何者でブレスレットは何なのか。(タイムマシンの起動装置的なものなのかなぁとは思いますが)竹虎が現代への帰り方を知っていそうですが、ヒナと竹虎の接点がありそうで中々近づかない( ´Д`)!!!

 

 

まだまだ謎だらけな涙雨とセレナーデ。
長期で楽しめそうで嬉しいですが、次巻はまたしばらくお預けですかね。
河内遥先生のあとがきを読むのが大好きです♡

 

かなりざっくりとしたあらすじなので、ぜひ!涙雨とセレナーデ5巻読んでください♪

 

 

【次回 涙雨とセレナーデ6巻発売予定】

 

涙雨とセレナーデ6巻は2020年春頃発売予定だそうです!

 

 

最新刊!涙雨とセレナーデ6巻【感想・ネタバレ】(kiss)

 

 

 

《引用元 作品DATA

出版社:講談社
著者:河内遙
掲載誌:KISS

 

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