きみが心に棲みついたS1巻【感想・ネタバレ】(FEELコミックス)

2018.1月〜吉岡里帆主演でドラマ化決定!
『囚われ女子のこじらせ人間模様』 私にはこの人しかいないんです。

 

【あらすじ】
下着メーカーで働くキョドコこと小川今日子(おがわきょうこ)は大学時代の想い人・星名(ほしな)に職場で再会。一度は他の男性を好きになれたはずなのに、自分を傷つけ支配していた星名の呪縛がその気持ちよりずっと強かったことに気づいてしまう。ふたたび星名という迷宮に自らハマり込んだキョドコとは裏腹に、星名は彼女の後輩と関係を持ち、キョドコの仕事さえも思惑通りに操って───? 互いの運命を狂わせた2人の出逢い───。キョドコと星名の出会いを描いた大学時代編、 星名の家庭事情が明らかになった小学校時代編を収録! 大人気作『きみが心に棲みついた』が、さらに深みへと加速して新シリーズスタート!

きみが心に棲みついた各巻ネタバレはこちら

続きは感想ネタバレ注意

https://kojimangavip.com/2017/11/kimisumi3/

 

ただいま絶賛どハマり中のこの“きみ棲み”でございます( ´ ▽ ` )ノ
掲載誌が変わったため、“きみが心に棲みついた”から“きみが心に棲みついたS”に題名が変わっていますが、この“きみ棲みS”1巻は、きみ棲み4巻にあたるというわけです♫!
(ここから読み始めよう!はおすすめできません〜(´Д` ))

 

 

きみが心にすみついたS1巻には、story0〜story4が収録されています!

 

表紙の雰囲気はガラっと変わりましたねw

ちなみに、きみ棲みの後についた『S』はサクリファイスを意味しているとあとがきにありました。
サクリファイス?????なにそれ????

 

 

生贄

 

 

 

って意味だそうです。ぞわっっ( ´Д`)
今までとても気になってた星名の過去編も収録されたこの“きみ棲みS”1巻。
復習的な要素もある1巻なので、お話自体はあまり進みません。
ざ〜〜〜っくりあらすじ&感想です〜。

 

 

 

【きみが心に棲みついたS 1巻】

 

 

 

冒頭では、今日子と星名の大学時代の話が描かれてました。
小さい頃から妹と比較され自己評価の低い、挙動不審な主人公・今日子(キョドコ)。
緊張を落ち着かせるため、安定剤のように毎日していた“三つ編み”は、母からされていたものだったんですね。(母親の顔は“母”と描かれてる!!今日子が向き合えていない感情を表してるのか?)
星名と大学で出会い、
『キョドコはそのままの自分でいていいんだよ』
と、三つ編みの変わりに“中尾巻き”を与えられ、髪に編み込まれた呪縛を解いてもらえた、と感じる今日子。

 

 

星名は優しい笑顔で、“辛くなったら連絡していい”などと言い今日子を惹きこみます。
そして何か辛いことがあるとすぐに星名に連絡を繰り返す今日子。
(着信30件とかホラーでしかないwww)
今まではうざがられ、面倒くさがられ、まともに誰にも相手にしてもらえなかった今日子でしたが、星名は今日子の不安を受け止め、何があっても逃げなかった。

 

 

 

 

今日子:逃げ出したのは私のほうだったのです

 

 

 

 

そして、今現在の今日子は、“今度はもうあなたの前から逃げ出したりしません”と心に誓っているんです…。
星名と一緒にいるために、新製品企画のプロジェクトに打ち込む今日子。
星名と関係のある飯田にも敵意むき出しです!!!
もう、目がイッちゃってますよね。
う〜ん、怖い、こんな主人公、怖いってばw

 

 

 

(引用元 きみが心に棲みついたS1巻)

『勝つのはうちのプロジェクトだから』

 

 

 

そんな今日子の態度が、飯田の不安を煽ったのか…その日飯田は“仕事が遅くなる”という星名を待つと粘り、2人はホテルに。
行為後、『つきあってるって…思ってもいいんですか………?』と星名に問います!!
星名は『いいですよ』と笑顔で返答。
飯田さん、めちゃくちゃ嬉しそうです…。
はい、地獄の入り口突破〜〜〜〜〜∑(゚Д゚)!!!
でもね、地獄の入り口だって、悪魔に捕まえられたって気づいてない飯田さん。
こんなに可愛くて満たされた表情なんですよ…。

 

 

 

 

(引用元 きみが心に棲みついたS 1巻)

 

 

 

 

星名と飯田の付き合いが始まったとも知らない今日子は、(同じチームのデザイナー)八木のデザインするステキな下着の為に、一生懸命生地探しをしていました!!!
でも、何度提出してもダメだしばかり。
いつもの様に、落ち込む今日子の前に星名が現れるんですが、なんと“吉崎”の名前を出してくるんです!!!
(実は、吉崎が堀田に頼んだMDの取材の件を、盗み聞きしていた星名が自ら理候補。ひえ〜。)

 

 

 

 

そして今日子に
星名『好きになりかけてたんだろ?彼のこと』
…と!!!
否定しつつも動揺を隠せない今日子の肩をぐっと掴み…

 

 

 

星名『何があっても裏切るなよ』

 

 

 

 

ですと…。

 

 

 

そして、星名がまたも動き始めます!!!

 

 

 

 

飯田と今日子をプロジェクト間でトレードする!!!!

 

 

 

八木が“今日子と合わない”と言ったからだと理由をつける星名でしたが、都合が良すぎると堀田は猛反対。でも、もう上にも承諾を得ている、と星名は言い…飯田さえも操ってました…!!!

 

 

 

 

飯田『私は問題ありません

私は星名さんの指示に従います』

 

 

 

 

それでも“今日子を切り捨てる気か”と星名を批判する堀田に…

 

 

 

 

星名『だったら何です?
情だけで仕事ができますか?』

 

 

 

とえげつないホラー顔で言い返します。
そして後日、今日子の耳にもトレードの話が入ります!!!
青ざめた顔で、星名の元に行く今日子!!!
自分がこのプロジェクトを頑張ったのは、星名のためだと言い…

 

 

 

 

 

今日子『だ…だったら
だったら飯田さんをわわわ私の代わりに
使うなんてっ…

いいい いわないで……
お お願い星名さんっ
ししし仕事以外で飯田さんと関係あるのは
がが我慢しますから

だっ…だっだ
だからっ…仕事だけは私にっ…』

 

 

 

 

と懇願しますが、星名は…

 

 

 

 

星名『おまえ何様?

俺が誰と関係もとうが誰を使おうが
キョドコの意見なんて関係ねーだろーが』

 

 

 

ヒエ〜〜〜〜〜∑(゚Д゚)!!!!
珍しく今日子はキレ、言い返しますが、勝てるわけありません…
自分は星名の“コマ”でしかないと分かっているのに…絶望する今日子。
そんな今日子の前に現れたのは、今日子の職場を訪れていた吉崎でした!!!

 

 

吉崎に話しかけられ、(仕事の)話をしているうちに、どんどん明るい表情に変わる今日子♫
そこで『仕事 楽しい?』と吉崎に聞かれた今日子は、思わず涙を流してしまいます。

 

 

 

本当はいいもの作りたいとか
そんなことよりも…
誰かに必要とされたくて
あの人に必要だって思われたくて

今日子『不純な動機でしか仕事できない自分に
腹が立っています』

 

一番の理由がそれで…
私はそんな自分が大嫌いです

 

 

 

ここまでが、きみが心に棲みついたS1巻でございました〜〜〜!!!
仕事を頑張る意味が星名になり、全てやる気も何もかも星名次第…(きっと)読者が今日子に苛立っていた事は、今日子自身が感じている事で、そんな自分が嫌だと思ってたんですね。

 

 

 

そして、本編後に一番ダークで興味があったやつが収録されてました…。

 

 

 

 

星名の幼少時代、です。

 

 

 

もうこれ読んでくださいとしか言いようがないですが…。

 

 

《story0》

 

いつも同級生のいじめの的にされていながらも、
“僕は彼らにとって必要な存在なんだ”
と感じ、どこか誇らしげな幼い頃の星名。

 

家では、父親の暴力を受け続ける日々。
そんな星名は優しい母が大好きでした。

 

母親はよく隣町のペトショップに猫を見に行き、嬉しそうな顔で笑っている。

 

ある日父親の転勤が決まり、同時に母親から“顔を変える”と言われた星名。
『あなた お父さんの嫌いな人によく似てるの…』
そう言って涙を流す母を見た星名は、母の願いを受け入れます。

 

 

でも手術当日、手術台で母親を探すように泣き叫ぶ星名。

 

 

 

(引用元 きみが心に棲みついたS1巻)

 

 

 

 

そして、今の顔に変わり新しい小学校に通う星名の姿が…。
ラストのページでは、猫を虐待する姿が描かれていました。

 

 

 

読み終えたあとなんとも言えない感情に襲われました。
星名は星名の母と愛人?の子供なんだろうか。そして、母がペットショップに通っていたのは、その男に会うためでした…。

 

きみ棲み3巻の血の涙を流し佇み、“本当のこと言ってよ”という幼い星名の姿はこの事につながるんだろうか。そしていじめを受けていた時の星名の異常な“必要とされたい”という感情。
この感情が歪み進んで、今きっと今日子を支配してるんだろう。
でも本当は、“必要とされたい”という気持ちは、今日子と同じだよね???

 

母親が刑務所にいる理由も明かされるのかな。

 

そして!飯田さんは第2の今日子になるのかなぁ。
星名はそうしようと思ってるんだろうか。トレードをすることで、“お前の代わりなんていくらでもいる”と(吉崎に惹かれた)今日子に思い知らせるため、なのかな。

 

ううう〜〜〜苦しい。
そう感じていたら…2巻で光が見えてきた、(気がするだけ?)
内容ざっくりしか書けてないのでぜひ読んでください。
きみが心に棲みついたS2巻の感想に続きます〜〜〜!!!

 

 

https://kojimangavip.com/2017/11/kimisumis2/

 

《引用元 作品DATA》     
出版社:祥伝社
著者:天堂きりん
掲載誌:FEELYONG

 

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