“あの日”何が起こったのかーーー
沈黙を続ける少年は、ついに…!!!
【あらすじ】
伊月の復讐は未遂に終わった──。それでもなお天使の身を案じ続けるあさひは、天使への思いを自覚し始めていた。そんな折、伊月は「天使が犯人ではない」という証拠を偶然見つけてしまう…。一方、天使は、あさひのそばに居るべきなのは、あさひが唯一心を許す伊月だと思い、自らは身を引こうと決心する。そして、ついに“あの日”の真実を、伊月の前で語り始めるのだった…。
続きは感想ネタバレ注意
https://kojimangavip.com/2016/11/hakoiwanosoreiyu2/
箱庭のソレイユ3巻発売しました!!
ついに、あの日の真実が語られます…!!天使は誰をかばっていたのか、守ろうとしたのか。ざっくりネタバレ感想です〜。
箱庭のソレイユ3巻
2巻ラスト、伊月(いつき)に交際を申し込まれ驚く主人公・あさひ。
でもそれは、“付き合うフリ”という意味でしたw!!
伊月とあさひが付き合っていると誤解している天使が、2人が別れたら“消える”と言っていた為。事件の真相を知るには天使に消えられると困るから…ですね。
でもでも!伊月はサラ〜っと明るく『本当に恋人にしてもらえたら嬉しいんですけどね』と!!好きだと告白してきます!!
伊月『瀬名さんじゃなきゃダメなんです』
伊月『…だから僕との恋を考えてくれませんか?』
あさひ:嬉しい…嬉しいけど…
有希先生の姿がちらつくあさひ。本物はまだ無理ですが、偽物の恋人のフリをすることに!!
その頃、天使は有希先生の祖父に会っていました。
帰り道自分の子供時代を思い出す天使。天使は父の連れ子で、父を海の事故で亡くした後、母親や姉から虐待(ご飯を与えられず家に入れてもらえない)を受けてました。
その頃絵画教室の有希先生やあさひに出会い、人の温かさを知り2人がかけがえのない大切な存在になったようです…。
そして6月22日はあさひの誕生日!友人の菜乃や菊之助主催で伊月の温室を借り、あさひの誕生日パーティーを行うことに♫(天使も参加します!)
その準備の日…温室で飾り付け中、脚立に乗っていた友人・菜乃がバランスを崩し落ちてしまいます。
見ていたあさひは助けようと手を伸ばす……その瞬間、過去の映像がフラッシュバックします!!
あさひ『有希先生!私が…………もいい?』
え?
駆け寄ってきた天使に『何か思い出せそう』と言い、頭を押さえるあさひ。
そんなあさひに天使は『思い出すな』と祈るような様子であさひを抱きしめます…。
そこに現れた伊月があさひを天使から引き離し連れて行く!その後あさひに急にキスしようとしたり、、、結構なヤキモチ妬きみたいですねwww(でもそのせいであさひは自分が誰を好きなのかを自覚しちゃいますよっ。)
その後、伊月が過去にあさひと一緒に掘り起こした“自由帳”を見ていると、破った跡があることに気づく。その書き跡を浮かし出すと…天使からあさひへ向けた手紙が書かれていました!!!
そしてあさひの誕生日パーティー当日♫
帰り道、天使と2人きりになったあさひがプレゼント(ブレスレット)のお礼を伝えると、天使はプレゼントをあさひにつけてあげ、手にキス♡顔を真っ赤にしながらも、『こういうことするクセに…また私の前からいなくなるの?』と泣きそうな顔であさひは天使をじっと見つめます。
ーーーー言ってよ
『いなくならない』って言ってよ…ーーーーー
バカだ…小さい頃から側にいたのに
こんなに苦しくなるまで気づけないなんて
私…天使が好きだ
(おおおお〜〜〜!!)
天使から手を離し、『伊月さんと絶対別れないから!』と言い放ち帰るあさひ!
天使は勘違いしてるだろうけど…天使に消えられない為、にですね。
その頃、自由帳に残っていた“手紙”を読んだ伊月は事件の事を更に調べ、天使に直接会いにいきます。
自由帳を返して欲しいと言う天使。『ヤダ』と伊月に拒否されますがw、見るだけでもいいから…と。
『5年も経ってるから…手紙になんて書いたのか覚えてないんだ』と言う天使に自由帳を渡す伊月。
あさひへ
ずっとないしょにしていたけど
先生はびょう気でした
伊月『あの日…美術室には瀬名さんもいたんだね でも今彼女にはその記憶はない』
ごめん、とつぶやいてその自由帳を破る天使!!!でも、伊月はコピーとってましたwww
天使は有希先生の弟である伊月と付き合っていることで、あさひの事件の日の記憶が戻ることを恐れ別れさせようとしてたんですね。(あああ!何があったんだ〜〜〜!!?)
『事実を話して僕を味方につけたほうがいい』と言い、まだ話そうとはしない天使に『気長に待つ』と言い立ち去る伊月。
気長に、、、と言ったものの、夏休みに突入しちゃいましたw!!!
夏休み、伊月の温室メンバーとあさひたちは海へ出かけます♫
あさひと天使のアクシデント密着シーンなどもありますよ〜。(漫画あるあるw)
海の帰り道、運転する伊月と楽しそうに話すあさひを見て…
天使:俺は…あさひの前に現れるべきじゃなかった
そう感じる天使。
そうなんです。2人のあの再会(1巻ラスト)は偶然、ではなかったんですね!!
ある日(事件の真相のために伊月と行動する)あさひを偶然見て、会っちゃいけないと思いつつ、“会いたい”という気持ちが抑えきれずあさひの前に現れたようです…。
天使:だけど…側に来てようやくわかった
あさひの隣にいていいのは…
あさひが選んだこの人だ
(その後あさひも天使の寝顔を助手席から頬染めてみてるんだけどな〜〜〜〜!!!)
そしてついに真実が当たられる時が!!
有希先生のお墓に伊月を呼び出した天使は、あの事件の日の真相を語ります。
事件当日は、天使の誕生日会でした。
あさひと有希先生のために描いた絵を持って美術教室に走っていく天使。(絵を夢中で書いていて寝坊しちゃってました。)先に誕生日会の準備をしていたあさひと有希先生。
目の病気のため、視界がグラつき乗っていた脚立から転倒してしまった有希先生。
ちょうどケーキを切ろうとしていたあさひが持つ果物ナイフの上に…
その場を外から見てしまった天使が教室入ると…『私が先生を殺した』と絶叫し気絶してしまうあさひ。
どうしようどうしょう…と混乱した天使は…
天使:先生…俺…ー
あさひを守るよ
気を失ったままのあさひをおぶって家まで送る天使。
途中で意識が一瞬戻ったあさひは事件のことを覚えてなかった。天使に『誕生日おめでとう』と言ってそのまままた眠りにつくあさひ。
あさひを家まで運んだ天使は、あさひを母親に渡し『俺が先生を殺した』と言って、記憶をなくしているかもしれないあさひに何も聞かないでくれと頼みます。天使を引き止め、『本当のことを教えて』と言うあさひの母親でしたが…
天使は自分が描いた絵をあさひの母親に渡し、土下座を…
天使『俺の居場所はそこだけだった もう戻る所なんて無い!全部無くすくらいならせめて』
天使『あさひだけでも守らせてください』
引き止めるあさひの母親の手を振り払い、何か言って笑顔でそこから立ち去る天使…。
(今思えば果物ナイフでは致命傷にはならないはずだから、あの時有希先生は同時に机に頭をぶつけ亡くなっていたと話す天使。)
その後教室を燃やした、と。あさひが記憶を取り戻した時のために自由帳に真実を書いてタイムカプセルに埋めたけれど、それが記憶を戻すきっかけになってはいけないと少年院を出て掘り起こしたそう。
その話を聞いた伊月は『姉と…瀬名さんを守ってくれてありがとう』…と伝えます。
天使『守れ…たのかな』
天使『そっか…そっか…』
その後伊月は天使を送りながら、本当はあさひと付き合ってないことを暴露します。そして『これからは二人で守っていこう…瀬名さんを』と言い、付き合ってはないけど好きだと伝えライバル宣言!
そんな二人が乗る車を道端で見つけるあさひなのでした〜〜〜。
ここまでが、箱庭のソレイユ3巻でした〜〜〜〜!!!
ざっくりとしたネタバレで、天使の事件の時やあさひと再会した時の気持ちなどなど…全然詳しく書けてないので是非読んでみてください!!
やっぱり天使がかばっていたのはあさひだったんですね〜〜〜。でもこの真相は想像してませんでした!唯一の血のつながりのある父を亡くし、母親や姉から虐待を受け…そんな時に出会った有希先生とあさひの存在がどれだけ天使にとってかけがえのない大切なものだったのか。
事件が起きた後、あさひをおぶって道を歩きながら、あさひとのたくさんの楽しい出来事を思い出し涙する天使の顔。読んでて胸が痛くて辛かった。幼いながらも自分の大切な人たちを助けたい、守りたい、と思い起こした天使の行動に深い愛を感じました!!
あさひはこの後、事件のことを思い出すのかな〜。
思い出した時はとてつもないショックを受けてしまうと思うんだけど…。あさひの母親も罪悪感を抱えた様子で、もしかするとあさひの母親から漏れてしまう可能性があるのかなぁと。
その時は天使が支えになって欲しいと思います。そして天使が絵を描く姿も見たいな。
あとあと、天使が住んでた超高級マンションは、有希先生(と伊月)の祖父から援助してもらってました!有希先生が天使の才能を盗んでいた代償のようですね。(天使自体は先生のために描きたいと思っていたみたい。)
箱庭のソレイユ4巻も楽しみです♫
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:川端志季
掲載誌:別冊マーガレット
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