2016年10月、小松菜奈×菅田将暉W主演で実写映画化!!
10代の自意識を描いたジョージ朝倉の代表作!!
【あらすじ】
気高くあやうい10代が、束の間夢む――。ひたすらの、浮き立つ熱で始まった、華やいだ恋。大友(おおとも)がまとう清々しい空気とゆるぎない存在感に安堵して、夏芽(なつめ)は「幸せな恋」に浸るのだが、そこに、思いもよらなかった人物との再会が……。君が歌う。笑う。幸せでちょっと泣けちゃうほどです。気高き10代が、ふたたび走り出す!
続きは感想ネタバレ注意
【溺れるナイフ10巻あらすじネタバレ】
溺れるナイフ10巻。
夏芽と大友はそりゃーもう誰にも邪魔できないような甘酸っぱい日々を、青春を送ってました。
目覚めればすぐに君を想う
そんな二人の前に現れたのが、かつて夏芽に見惚れ夏芽の写真集を作ったカメラマン・広能晶悟。事件後夏芽が仕事を辞めた後もポラロイドによる文通を続けていたけど、再会は本当に久々でした。彼もまた夏芽はこんな場所に居るべきではないと言い、光の世界へと連れ出そうとする。
人目にさらされることがたまらなかった夏芽は一度は断るが、脚本家や広能さんの言葉に夏芽の気持ちは動かされます。
『いいじゃんさらしもの シカトよりいいじゃん そういう変態でしょ?アンタは』
『俺の愛した少女は死んだんだね』
広能さんのカメラのフラッシュにクラクラし、カメラの前で動き始める夏芽。
(引用元 溺れるナイフ10巻)
久々の興奮を抑えきれない夏芽を見ていた大友も、芸能界への復帰を勧める。
でも、その夏芽の為に書いたというドラマの台本に夏芽のレイプ追体験のようなシーンがあり、怒りを覚えた夏芽はやっぱりやめると言い出します。
そんな夏芽の為に大友は脚本家や広能さんにドラマに出る代わりにレイプシーンを削るように交渉してくれ、夏芽を後押しする言葉をくれます。
そしてあの事件からちょうど2年経った火つけ祭りの日。それまでは行ってなかった(行けなかった)夏芽でしたが、仕事をどうするかを決める、と大友と一緒に祭りに行きます。
そこで夏芽が見たものとは……白装束をまとったコウの姿。
あ れ?
あ やっぱりコウちゃんだ!コウちゃん!コウちゃん!
わたし、あの日はじめて火つけ祭り見た時
コウちゃんになりたくってなりたくって
恋こがれたのでした
広能さんに撮られるあのスリルと恍惚は
コウちゃんを見ている時のソレとダブるのでした
『ーーーーナツメ』
うそつき 死んでなんてないじゃん
やっぱり神さん
ー………せつない
コウちゃん わたし
見つけにいくね わたしだけの光
幻覚だったのか、目覚めるとなぜか大友と自分の部屋で寝ていた夏芽。の、瞳には涙…。こうして芸能界復帰を決めた夏芽。
仕事に行くときには大友パワーをもらい、いよいよ迎えたレイプシーン。夏芽はやはりフラッシュバックしてしまった…。周りのスタッフたちにはなんとかごまかせ、浮雲町に戻った夏芽。しかし待っていてくれた大友が蓮目(あの事件のレイプ犯)とダブる…。
まだ夏芽の闇は抜けてはいなかった…。
ここで溺れるナイフ10巻終わりです。
夏芽の心を温め、光をさし、背中を押してくれたのは大友。なんです…。なんですけど…、やっぱり、やっぱり最後に夏芽を突き動かす衝動を与えるのはコウちゃんなんですよ!!!(あえての太文字w)
そして、祭りで夏芽の見たコウちゃんは幻覚だったのか。きっと違うんです。その日コウちゃんは前リンチしてきた男たちを一人で3倍返したらしくって(鈴香談)。コウちゃんもだけど、夏芽にもそーゆー力(霊感的な?)があるっぽい。
溺れるナイフ11巻ネタバレ感想に続きます。
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:ジョージ朝倉
掲載誌:別冊フレンド
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