29歳、交際10年、どうする?どうなる?
アラサー男女にリアルにぐっとくる第三次性徴白書!
あらすじ
あっちゃんは新しい恋をしてるけど、なんだか前へは進めない。自分から別れを切り出したのに、思いを引きずっているコーへー。実家に戻った高野さんはそろそろ出産の時期。離職、妊娠、手術、アレコレ……心も身体も変化した第三次性徴白書、完結!
続きは感想 ネタバレ注意
にこたま5巻、完結巻です!!ホントにホントに大好きな作品でした。5巻の帯の『こういうのも悪くなかったって思えるように頑張ってみようよ』BYあっちゃん…この言葉が大好き。こんな女性になりたい。あったくて、とてもリアルで、少し苦しくて、みんながみんな正解ばかりじゃないけど、全ての関係にいろんな愛の形があって、大好きというよりとても愛しい、そんな漫画でした。
【にこたま5巻 あらすじネタバレ】
ではではにこたま5巻ネタバレしていきます。4巻ラストはあっちゃんがトレンディーイケメンと一緒に帰る??!といった、ソワソワなとこでした。まぁそのまま流れてお泊まり、なんですけどね。(コーヘーざまぁみろ、でもなんかこっちもショックw)
きれいなカオ そしてなんてトレンディーな部屋
あっちゃんの恋が始まるのかな〜と思いました。あっちゃんは後日、食事中に石田さんに自分は子供が産めないことを話します。気にしないで、と言うあっちゃんに『気にするかしないかは俺が決めるから』と言う石田さんでしたが、あっちゃんは話しながらドンドン感情が溢れ出てくる…
『どうにもならないことを自分で引き受けるだけで精一杯なのに
更に人からのジャッジを受けとめるのはしんどいんだよ
頭つかって言葉で整理して覚悟して自分を守らないと
あんたたちはヘーキで無責任に甘え倒して逃げてくんだから』
(あっちゃん、それはコーヘーへの言葉だね。
ずっとずっとあっちゃんがどんなことがあっても冷静で相手に感情を爆発させないのが、こっちとしては読んでてかわいそうでモヤモヤしちゃう時もあったんですが、ここの涙を流すあっちゃんを見て少しほっとしました。相手は違えど感情をぶつけたということに。)
後日石田さんのお誘いで水族館に出かけたあっちゃん。
その時に『石田さんの気持ちとはずれてるし差があってそれはこれからも変わらないと思う』とはっきり伝えます。
あっちゃんが話し出そうとした時に、もうあっちゃんの気持ちを察してる石田さんが『ダメ 食べ終わるまで待って 食べながら降られたらパフェトラウマになっちゃうじゃん』っていうとこが可愛くてツボ。
その頃一人ぼっちになったコーヘーは…一人で有給とってガケに…www自分から切り出した別れなのに、あっちゃんを思い出してばかり。
その帰りに、会社に用があって出てきていた高野さんと会い、またまた新幹線に乗って高野さんの実家まで送るという…。うーん、モヤモヤするけど、とりあえず置いとこうw
しかも新幹線の中で、高野さんはコーヘーに…
『岩城くん こっちで一緒に仕事する?』
プロポーズか!?と思うコーヘーでしたが、高野さんはあくまで仕事のパートナーとして、だったみたい。そこでもどうするのかウジウジ決められないコーヘーでしたが、食事を終え、高野さん家で話している時にこう伝えます。
『産むって決めてくれてありがとうございました』
そして、あっちゃんは決断します。
友達との飲みの帰り、コーヘーの家に寄ります。そしてコーヘーに…
『コーヘーあたしと結婚しない? あ してくださいだった』
(引用元 にこたま5巻)
こーへー『する します してください』
間髪入れずに即答のコーヘーwww
続けてあっちゃんはコーヘーに、子供を産むのは無理っぽいけど、人間を育てたり一緒に住んだりしたい、と伝えます。養子か里子を、とドンドン話を進めるあっちゃんにコーヘーは思わず『俺のこと好き?』とか聞いちゃいますww
あっちゃんは…『好きだよ』…と。
こーへーはなんだかあっちゃんの気持ちに不安げwww
でも、あっちゃんはこう返すんです。
あっちゃん『好きだし世界で一番コーヘーのこと信頼してるよ それにあたしそーゆーのよりずっと前向きで建設的なつもり』
そう言ってコーヘーを抱きしめてあっちゃんは帰っちゃいます。コーヘーはあっちゃんとの気持ちにズレを感じながらも前に進んでみようと決断。ここのシーン大好き。まとめ感想にも書いたけど、これが男と女の差なのかなぁ、あっちゃんの言葉、めちゃくちゃしっくりくるw
高野さんも無事、出産を終えます。
そして最後はコーヘーとあっちゃん、そして二人の娘、琴ちゃん。
ここでにこたま完結です。このあっちゃんの愛しそうな顔が全てだなぁと思った。あぁ…もうほんと大好きすぎる、にこたま!!!最後、籍を入れる時にあっちゃんがコーヘーの手を握り、
『こっちにもあっちにもこどもがいるっていうのは
そりゃあ簡単じゃないと思うけど
こういうのも悪くなかったって思えるように
頑張ってみようよ』
こう言うんです。この言葉を胸に、私も近くにいる人を大事にしていきたいなぁ、なんて、センチメンタルな気分にさせられるのでしたwwほんと、個人的にベスト5に入る大好きな作品。ぜひぜひぜひ!!!読んでみてください。
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《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:渡辺ペコ
掲載誌:月刊モーニングツー
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