「坂道のアポロン」で、幅広い読者に支持された、小玉ユキの次なる新しい世界は、伝統行事「おわら」を踊りつぐ町!
あらすじ
「おわら」の町、八尾(やつお)の美しい情景と、色気のある踊りを背景に、秘密を持つ女子高生と、彼女に惹かれる男子高校生が繰り広げる日々。
3巻に入り、女子高生、蛍子(ほたるこ)の秘密が徐々に明かされ、ますます目が離せない展開に…!男性ファンも急増中!
続きは感想 ネタバレ注意
ついに始まった体育祭!踊りの本番前緊張する蛍子に、円おじさんは『お母さんがみてるから頑張れ』と言い集中力を高めた蛍子。それを聞いた光は本番中もつい観客の中に蛍子の母親を探す。
無事踊りも成功し、ほっとする蛍子、光、そして里央。踊りが終わり、どこに母親がいたのか蛍子に聞く光だったが、蛍子は『いないよここには』と言う。
円おじさんに聞きに行った光、そこにはさっきの怪しいおじさん・富樫のおっちゃんがいた。
蛍子の母親がどこにいるかを聞く光に2人は変な雰囲気…
ますます気になった光は帰りのお好み焼きやで会った富樫にしつこく聞く。
覚悟を決めた光に富樫が伝えたのは
“円おじさんが蛍子のお母さんと不倫している”という事…
光『不倫しとるってほんまけ』
伯父さんを問いつめている時に偶然蛍子も来る。おじさんが蛍子を見て顔を赤らめていたのは、生き写しのように似ている母親・繭子を見ていたから。
その場から蛍子を連れて立ち去った光は蛍子から母親はもうこの世にいないという事実を聞く。
蛍子『円くんも私もお母さんに会えないの 二度と』
しかも母親の事が嫌いという蛍子。
蛍子『お母さんが死んで悲しいとか会えなくて寂しいとか そういう気持ちが全然ないんだ』
お母さんは円の心をつかんだまま手の届かない所に行ってしまった、ずるい、と言う蛍子。
それからなんとなく蛍子と距離を置いてしまう光。学校帰り蛍子の祖母を家まで送った光は、蛍子の家で昔の記憶を思い出す。おじさんに背負われて蛍子の母親と蛍子と一緒にいたような…?
帰って来た蛍子にその事を聞くが、この町には小さい頃は来た事ない、と言われる。
そして、蛍子から“付き合っているフリ”を解消しようと言われてしまう。
蛍子『こんなことこれ以上続けてなんてらんないわよ お互い好きでもないのに』
傷つく光…でもなんでなのかはまだ気づいてないみたい。
蛍子は学校で“おわら保存会の定例温習界”に誘われ参加すると、7月にホールで行われる演技発表会に出ないかと言われる。最初は断るが、円おじさんが出ると聞き参加する事に決めた蛍子。
『俺も出たいです!こいつと一緒に出ます!』
と、光も…笑。
発表会で使う髪飾りを買いに行く事になった蛍子達。蛍子の突っ込みどころ満載の洋服…。
買い物を終えた蛍子達は偶然円おじさんと、謎の美女が一緒にいる所を見てしまい、そこに乗り込む蛍子。
蛍子『円くん何やってんのこんな所で その女の人誰』
で、3巻終わりましたー!!!みんなの気持ちに気づいたこの3巻。光はまだ自覚ないけど蛍子を、そして里央は前から光の事がすきなんだろうなぁ。
蛍子も里央にも伝えれて、円おじさんへの気持ちが完全に隠せなくなってますな。
好きな人を他人に話すと更に好きになってしまう人間アルアル笑。話はまだまだ分からないことだらけ…早く続きが知りたいです!!
《引用元 作品DATA》
出版社:小学館
著者:小玉ユキ
掲載誌:フラワーズ
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