宇宙をかけるよだかの俊英・川端志季、待望の最新作!!
【あらすじ】
美術教室の講師である美大生・戸張有希が殺害された。
犯人はその美術教室に通う“天使”と呼ばれる少年だった。
大好きだった有希先生と、親友だった“天使”を一度に失ってしまった瀬名あさひは、幼心に抱えきれないほどの傷を負っていた。それから5年後の事件の日、あさひは有希先生の弟である戸張伊月と出会う。事件が風化しつつある今でも「天使が犯人ではない」と信じているあさひと、「姉の死」の理由を知りたいと願う伊月は、ふたりで事件の真相を探ることを誓い合う。
続きは感想ネタバレ注意
このマンガがすごい!2016オンナ編5位にランクインした宇宙を駆けるよだかの作者・川端志季先生の最新作でございます〜。
なかなか面白かったです。
1話試し読みもリンク貼ってますので、ぜひ読んでみてください〜。
それでは【箱庭のソレイユ1巻】さっくりあらすじ感想書いていきます!
【箱庭のソレイユ1巻】
4月6日は必ず小学生の時通っていた美術教室の夢を見る
一番好きだった先生と親友だった“天使”の夢
主人公・瀬名あさひ16歳は幼い頃の傷を抱えている女子高生。
小学生の頃通っていた美術教室の講師・戸張有希が殺され、犯人として捕まったのは大好きだった親友の“天使”。
大好きだった先生も死に、親友も同時に目の前から消え2人を失ってしまった。
毎年、先生の命日には墓まいりに行くあさひ。
墓まいりを終え立ち去ろうとした瞬間、男性に呼び止められる!
あさひを追いかけようと階段を踏み外した男性をキャッチしようとして、あさひは骨折しちゃうんですww
その男性は…
『僕は戸張伊月 有希の弟です』
有希先生の弟…ーーーー!?
植物学者の伊月に誘われ大学に遊びに行くあさひ。
そこで、過去の事件は伊月の留学中に起き、姉を殺した理由も聞けないまま事件が終わってしまい、気持ちのやり場がないと言う伊月。
そんな伊月にあさひは、“天使”が昔、“一番大切なひと”という課題の時に描いた絵を見せる。
それは、天使もあさひも大好きだった有希先生の笑顔の絵。
あさひが“天使”を憎みきれない理由がこれだという。
そしてあさひは伊月に…
あさひ『探しましょう あの日有希先生と天使に何があったのか』
(引用元 箱庭のソレイユ1巻)
そして伊月に頼まれ、有希先生の話、天使との出会いの話を始めるあさひ。
自分自身友達がおらず、学校にも行かなかったのを唯一認めてくれたのが有希先生だったという。
そんなあさひが小学校3年生の時に出会ったのが、“天使”こと“宿夜点治”(しゅくやてんじ)。
美術教室を外から羨ましそうに覗きながらも、あさひが入室を誘っても断る天使。
金銭的な理由からでした。
天使の描く絵に感激するあさひ。
天使はまぎれもなく
私が初めて出会った…
天才だった…ーー
あさひ『すごい…すごいよ!!鉛筆画なのに色があるみたい!』
有希先生に天使の絵を見せるあさひ。
しばらくして、たくさんの小銭が入ったビニール袋を持つ天使が教室に現れ、『ここに来たい』と有希先生にお願いする。
有希先生はそれを受け取らず、月謝は自分が払うと言う。
有希先生『じゃあこうしよう 私は毎月気に入ったキミの絵を三千円で買います』
有希先生『キミはそれを月謝にあてる…それでいい?』
点治『…俺の絵を…』
事件の少し前、天使があさひに言った言葉。
点治『有希先生とあさひは俺に居場所をくれた…ーーいつか絶対恩返しするからね』
話を終え、涙を流すあさひを慰める伊月。
そして、2人は動き始めます!
昔、美術教室があった場所に訪れる2人。そこに行くのに緊張していたあさひの気持ちをほぐすように、伊月は食べ歩きを勧め、デートのように楽しみます♫
もう建物も何もなく、ただの敷地になっていたんですが、あさひは“天使”とタイムカプセルを埋めたことを思い出し、目印にしてた花を頼りに掘り起こします。
そこで見つけたのが、天使が持っていた“自由帳”でした。
それはタイムカプセルを埋めた後に描かれたものだというあさひ。植物学者の伊月から見ても、そこに生えていたの草の成長的に2年以内に掘り起こされているという。
(そんな2人を見ていた、、、天使!?)
その帰り道、1人で有希先生のお墓に寄って帰るあさひ。
そこですれ違った男に『これ以上事件を探るな』と言われ、天使だと気付いたあさひは追いかけます!つまづいたあさひを支え『…本当に天使なの!?今までどうしてたの!?』と聞くあさひの口を塞ぐようにキスする天使。
(引用元 箱庭のソレイユ1巻)
と言い立ち去ります!!!
そしてそのことを伝えようと(ケータイ忘れたのもあるけど)伊月の研究室に寄るあさひ。
そこで伊月のパソコンに“天使”の数々の写真を見つけてしまう。
しかも机の上の書類には有毒植物の資料まで…。
後日真相を探ろうとしたあさひでしたが、すぐ伊月に見つかってしまう。(ここ、こえーっすw)
率直に、天使を殺すつもりなのかと問うあさひに『はい』と答える伊月。
伊月『どんな理由があったとしても…人ひとり殺した人間が2年くらいで更生できると思いますか?』
伊月『…だから 僕が裁きます』
復讐のために、あさひを利用したと言う伊月。
傷つきながらも伊月にはっきりした理由がわかるまで殺すのは待ってほしい、もし悪意を持って天使が有希先生を殺していたなら、その時は自分が天使を殺します。と断言するあさひ。
そう断言したものの、伊月よりも先に天使を見つけなければ…と焦るあさひの前に現れたのが…
『今日からこのクラスに入る…ーーー宿谷点次君です』
天使…!?
ここまでが、箱庭のソレイユ1巻でございました〜。
だいぶファンシーな表紙からは見て取れない結構なサスペンス感ww
サクサクとお話が進むので読んでて飽きないし、続きもなんだか気になりますな!
そして宇宙をかけるよだか同様、出てくる2人の男がイケメンだしどっちが本命でどっちが当て馬かわからないぞ!!(え、そこですか。)
個人的には天使派でーす。
(このサスペンス感満載の展開にいきなり数年ぶりに再会して、口塞ぎにキスって少女漫画定番シーンぶち込むってよく意味わかんないけどw)
ぜひぜひ読んでみてくださーい!!
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:川端志季
掲載誌:別冊マーガレット
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