2016.6.28〜長谷川京子主演でドラマ化決定!
妻だって母親だって、恋をします!!
【あらすじ】
結婚××年。家族のために生きてきました。それで幸せ、それが幸せ、と思っていたけれど、最近娘が、もっとキレイなお母さんでいてよ、なんてことを言いだした。母だけじゃ、いけないのでしょうか─。
最終回ネタバレあり!女になった母親の結末は?【ふれなばおちん6巻〜11巻後半あらすじ・ネタバレ】
続きは感想ネタバレ注意
ふれなばおちん
触ったらすぐに落ちそうな、という意味だそう。
ず〜〜〜っと気になってたけど、ボサボサのおばちゃんの恋愛にお金を払う気になれず数年放置してたこの作品。←言い方。
ドラマ化ということもあり、主演が長谷川京子ということもあり、一気読みしてみました。(ドラマの見どころはあんなにキレイすぎる長谷きょうがどこまでこの主人公に近づけるかだな、ふむ。)
『妻だって母親だって、女なんだ!』
このセリフ。よく聞くんですけど、これ言う女の人って、たぶんそこそこ自意識があって、そこそこ綺麗にしてる人、が言うセリフだと思うんです。←思い込み?
この作品の主人公・夏(キャスト:長谷川京子)は、そんなことすら浮かんでこない程、どっぷりと母親、妻に浸かっていた女性。
(引用元 ふれなばおちん1巻)
社宅住まいの4人家族。
常にスッピン、ボロボロの服orパジャマ、ボサボサの頭。でもご飯がおいしくて、家事も何でもこなす『家族の幸せが自分の幸せ』、そんな女性なんです。
旦那も娘もそんな夏の姿に呆れ果て、『どうにかしてほしい、女だろ』なんて言われちゃう夏。自分は家族円満の今の状況に満足してるのに。『母親だけじゃダメ?』そう感じていたんです。
さてさて物語は…
(引用元 ふれなばおちん1巻)
『うちの妻を誘惑してくれないか』
夏の旦那・上条のこの言葉で全てが始まります。
頼んだ相手は、部署にやってきた売れない俳優・佐伯龍(キャスト:成田凌)32歳。
本当に誘惑してほしいということではなく、女を『ふれなばおちん』状態にさせる佐伯を社宅に住まわせることで、『女を忘れている妻の前で(いけてる)男がウロウロしてたら少しは変わるんじゃないか』という作戦でした!!
お金もなく、住むところに困っていた佐伯はそのことを承諾。で、夏と運命の出会いということになるんです。
初対面は佐伯の引っ越しの手伝い。相変わらずボロボロで、娘の体操服でやってきた夏。
手を触れても料理を褒めても“女”として自分を意識しないどころか、佐伯にも全く興味のなさそうなところに佐伯は火がつきます!!
夏『そんな風にいってもらえるとすっごくうれしいです!またいつでもお腹すいたら来てくださいね!おやすみなさい!』
家が目の前ということもあり、色んな機会でどんどん接近していく二人。
佐伯も最初は頼まれているし、自分になびかない女が珍しく興味を持つんですが、だんだんと『自分以外の誰かを本気で大切にしている夏』に惹かれていくんです…。
そして二人の関係が急展開するのがふればなおちん2巻!!
物語の冒頭で、同じ社宅の友人・小牧さんが旦那と息子を捨て、若い男と逃げた、というくだりがあるんですが(しかもその小牧さんは夏にだけ定期的に連絡してきます。)、そのことで荒れる小牧さんの息子・良(夏の娘・ゆみかの幼なじみ)を見た夏が、涙ながらに佐伯に言った
夏『わかんない!小牧さんのやってること さっぱりわかんないです 結婚して子供を産んで家族を持って この世で一番大切なものを手に入れたのにそれを捨ててまで欲しがるものって? あたしには全っ然わかんない!』
と言った言葉に、佐伯は…
『キレイごと言うな!』と、声を荒げ、突然キス!!!
『こーゆー気持ちなんじゃねぇの?思い出した?』
…と。
最初はからかわれただけだ、と考えるのを止めようと思ったり、『遊びじゃない』と言う佐伯にも『夫も子供もいる』と、伝え一線をおく夏でしたが、、、気持ちは止められませんでした。
ここから一気に夏の“女モード”が目覚めちゃうんです。
唯一相談した相手は若い男と逃げた“小牧さん”。『今あなたの中に生えてきた女の芽はふみつぶしなさい』とアドバイスを受けるんですが…佐伯との恋を進展させる気はないけど、少しでもキレイに見られたい、とダイエットをしたり、メイクをしてみたり、髪型を変えたり…。
佐伯自身ももう頼まれごと、ではなく夏に夢中です。
そして2度目のキスは4巻。
無理なダイエットのしすぎで家で倒れてしまった夏。誰か呼びに行こうとした息子が、向かいの佐伯に会い連れてきます。娘と息子が台所に行った瞬間…
わかった
待ってたんだ 二回目のこの時をいつからかずっと
ああもうあたしは
サイテーだ
素直に自分の好きだ、会いたい、という気持ちをぶつけてくる佐伯に、『忘れないでください 私は結婚してます 子供もいます』と、まるで自分に言い聞かすように何度も伝える夏。
でも、自分の中のサイテーな『会いたい』という気持ちが消せないと、伝えちゃうんです。
(引用元 ふれなばおちん)
夏『もうこれから会わないようにしましょうとかはあたしいえません だって だって会いたいもん でもサイテー』
自分の中で芽生えた佐伯への恋心に度々罪悪感を感じたり、家族への背徳感に押しつぶされそうになったりする夏でしたが、それでも“この気持ちは大切にする”ーと決めます!!!
途中、夏の旦那の部下・若林さん(佐伯を慕う女性)にバレちゃって脅されたりするんですが、佐伯は自分の本気度を伝え、うまく味方にしていきます。
そして5巻では、佐伯の劇団の演劇を娘と小牧さんの息子・良と3人で見に行った夏。
打ち上げ後、若林さんの計らいで夏と佐伯、二人きりでデートをすることができます!!
夏『む…胸がいっぱいでくるしい う…うれしくて…とか いろいろ…』
そんな夏に佐伯は、勇気を出して『今日は一緒にいよう』…と。
大胆な発言をしてきた佐伯にドキドキしっ放しの夏は冷静になるため、一旦トイレに。
そこで佐伯と夏を見ていたらしい若い女の子たちの会話が聞こえてきて、『キモイ』とか『母親なんだから女だしてくんな』という心無い、けどリアルな会話を聞いて冷静になり、一人でその場から帰ります。
家に帰り、お風呂場で泣いている夏の声を聞いた旦那さんは、なんだか変だと思い出し…佐伯と夏の関係を疑い始めるんです…。
ここまでがふればなおちん1〜5巻のザーーックリネタバレまとめでしたっ。
うーん。
この作品に全く嫌悪感がないといえば嘘になる。けど、夏の気持ちが少しわかってしまうのは、自分も“妻”という立場になって少なからず“もう恋愛初期のドキドキなんてないのかなぁ”とか邪な考えを持ってるからだろう。いや、フツーにみんなありますよねww?
そういえば、20歳で今の仕事についた時も、40代の女上司(だいたいバツイチ)に彼氏がいるってことにビビった記憶がある。40代ってもう“お母さん”だと思い込んでたし、確かにみんな綺麗にはしてるんだけど、子供もいるのにそれマジないわーっていう衝撃を受けた。
でも自分も今30代になって、“女”の部分は20歳の頃とまーーったく変わってない。きっと40代になってもそうなんだろう。まぁ子供ができたら多少は変わるのか?いや、変わらない、変わっても思い出させてくれる人ができたら、この“ふれなばおちん”のようになるんだろうか。
そして、冒頭で男と逃げた小牧さん。夏との電話中もずーっと口元しか描かれなかったのに、夏が佐伯への恋心を吐き出した途端、小牧さんの顔全体が描かれた。
夏も同じカテゴリーになったのだと、その時解釈しました。
それでは、最終回を含むふればなおちん後半ネタバレに続きます!!
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:小田ゆうあ
掲載誌:YOU
ご購入はこちら↓amazon
ふれ”なば”おちん
ですよ(^。^)
ぴちこさん
キャー!!!お恥ずかしい(゚o゚;;
ずっとふればなと思い込んでましたww
夜修正します〜教えて下さってありがとうございます♫