目覚めたら私、超嫌われ者!?波瀾万丈の記憶喪失LOVE!!
【あらすじ】
バイクで事故って、記憶喪失になってしまった詩織は、援交をやっていた等々、過去の自分に関する噂を聞いて、とまどう。兄・明夫に支えられ、だんだんと平穏を取り戻していく詩織だったが、明夫が幼なじみの瑞希と付き合いだした事から、事態は急転!? 明夫への想いが、恋心だと気付いてしまい…。 【収録作品】彼は一生懸命
続きは感想 ネタバレ注意
詩織:このままじゃあたしの頭の中はあーちゃんだらけになってしまう
ついに兄・明夫への気持ちに気づいてしまった詩織は開にだけ告白し、気持ちを紛らわせるため、以前の自分が応募していた雑誌の読者モデルオーディションに参戦!!
あーちゃんを好きになる事で、家族を困らせてしまう…詩織1号にはなりたくないと思う詩織。
詩織:嫌われたくない あたしはあのコとは違う 家族を蔑ろにしたりしない
妹に徹しようと思いつつも、瑞希と明夫の“初エッチ”の予定を聞いてしまい…
瑞希『あたしは明夫ちゃんの安心できる場所になりたい』
それを聞き苛立つ詩織はあーちゃんにあたってしまう。オーディション帰りの意地っ張りな詩織を素直にさせてくれるのは…いつも開。
明夫『おかえりしーちゃん』
あーちゃんの優しさ、まじで∞です…。
そして、いつもは優しい明夫がなぜか反対するのが気になりつつも、書類選考・面接を通過しカメラテストへと進む。結果を待つ詩織は、明夫・真歩・開と海へ行く事に。
日頃の感謝の気持ちを込めてバイト代であーちゃんとまーちゃんにプレゼントを贈るものの、まーちゃんは複雑な想いで詩織からの手作りストラップを燃やしてしまう…。
その眼からはボロボロと涙が。
この巻にはまーちゃんの回想シーンがあって、詩織にいつもブスだブスだと意地悪を言われてたり…
真歩:姉は最低の人間だった
ひとの部屋に勝手に入っては
当たり前のように物やお金を持っていく
日記を見る
平気で嘘をつく
父の死に目にも来なかった事を瑞希のせいにし当たる詩織を見て、心底冷め姉じゃないと思う事にした…やっとそうする事で自分の気持ちがおさまったのに、詩織が記憶喪失にあい急に性格のいい姉に…。
そりゃぁ戸惑うし、また信じて、好きになって裏切られたくないと思う…。まーちゃん可哀想。
真歩:なんで今さら惨めに思わなくちゃならないんだ どうして胸が苦しいんだ
そして不憫な事にまーちゃんは開の事が好きみたい…。切ないなぁ…。
ここで短いですが3巻は終わりました!話はそんなに進んではないけど、詩織の家族を思う気持ちとか、まーちゃんの気持ちとか色々切ないカンジでしたな。収録作品の“彼は一生懸命”もいい♫母親に想いを寄せる若者に恋しちゃう娘の話です♫
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:池谷理香子
掲載誌:Cookie
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