ついに詩織の記憶がもどる!!詩織が記憶をなくした本当の理由とはー!?
【あらすじ】
酔った明夫にキスをされ、記憶を取り戻した詩織。明夫への恋心も蘇り、開と距離を置く様になる。詩織の変化に不安を覚えた開は、直接会いに行くも、「迷惑だから」と冷たく突き放されてしまう。ひとり記憶を辿り始めた詩織が向かう先は…。一方、詩織達と離れて暮らしている明夫は、親友の大樹に衝撃の告白をされる。だが、考えるのは記憶を失う以前の詩織の事ばかりで…。
続きは感想 ネタバレ注意
いや〜どんどん面白くなってきますねー!この漫画!!
ついにこの巻でダーク詩織(1号)が戻ってきます。なんかいきなり記憶を戻したとたんキャラ変わってこっちもとまどいますわ…。ほんと性格悪かったw
でもこの巻で今までもやもやとしていた詩織の過去がわかりすっきりする感じ♫!
ただ、開がかわいそうすぎるっ…8巻でやっと身も心も結ばれた二人なのにいきなり他人レベルに転落…www
(引用元 シックスハーフ9巻)
詩織『今 開のこと考えてる余裕ないの 家来るとかも迷惑だから』
そりゃ〜開もビビりますわ。
でもでもでも!!詩織が大変な時、いつもそばにいて支えるのは開なんだなぁ。
記憶をなくす前、伝わらない兄への気持ちからの苛立ち、詩織の気持ちを認めない父親へ反抗するあまり、癌に犯されている父の最後を看とれなかった。
あーちゃんへの気持ちを断ち切ろうとするストレスから記憶喪失になったのかと思ってたけど、実は父親を看とれず心配をかけたまま逝かせてしまった事への後悔、自分があーちゃんを好きになった事がいけなかったんだという気持ちから記憶喪失になっていた…。
泣いちゃいます、ここ。号泣です。
詩織『パパが死んじゃった』
記憶を戻した後、かなり情緒不安定な詩織だったが、開の前で大泣きした事で、やっと父親の死と向き合い始める事ができた。
ここで何か吹っ切れたというか乗り越えられたというか。記憶が戻ってからはあーちゃんとどうにかなることしか考えてない詩織1号だったけど、「あーちゃんを二度と苦しめたくない」と最後は思う、1号と2号が合体した感じ。しかも妹・まーちゃんの為に芸能界でお金を稼ぐ決意をする詩織。
そしてつーーいに!!大樹はあーちゃんに言っちゃいましたねぇーー!!少女漫画にさくっと同性愛はさんでくる時代なんですね、もう。ふふふ。
大樹『明夫 2人でもっと遠くへ行こう』
このキョトン顔のあーちゃんかわいー♡
一方、詩織の記憶が戻った事を知らないあーちゃんは昔の詩織の事ばかりが浮かんでくる。やっぱりあーちゃんも詩織の事を…って感じだけど、最後まで兄弟でいて欲しいような突き破ってほしいような複雑な気持ちでっす。でも、個人的にはあーちゃんしーちゃんラスト希望!!ないかな〜。どうかな〜。
明夫『そしてひとりで繰り返し過去をなぞっている 僕はしーちゃんが…』
家に転がり込んでる本当に最低な母親、どこまで根性腐っているのか…。いるんでしょうね、ああいう男が全ての母親、びっくりする。さっさと本性みんなにばれて追い出されてあーちゃん戻ってきてー!!てか、まーちゃんが可哀想!!誰か気づいてあげてくれー!!
最後のページ良かったなぁ。
「思い出さない方が楽だった でも思い出せてよかった」
次の巻も楽しみですな!!
詩織『お金が欲しくなりました』
《引用元 作品DATA》
出版社:集英社
著者:池谷理香子
掲載誌:Cookie
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