姉の結婚2巻(フラワーコミックスアルファ)

世間では許されぬ、不倫というカタチのアラフォー男女の真剣ラブストーリー!
オトナの恋愛漫画代表、西桐子の大ヒット作!!

 

【あらすじ】
女、岩谷ヨリ。色恋沙汰に疲れ、故郷に戻り、図書館勤務の地味なシングルライフを送るつもりだったアラフォー女子。男、真木誠。「ホワイトポーク」とあだ名された暗黒の中学時代を経て、別人のように生まれ変わったイケメン精神科医。
出会うはずのなかった2人が、出会うべくして出会ってしまった…!?
恋愛とは? 結婚とは? そして不倫とは…? 男女間最大のテーマにズバリ切り込んだ西炯子の新・恋愛バイブル!

 

姉の結婚1~8巻ネタバレはこちら

続きは感想 ネタバレ注意


この作品は世間では許されない“不倫”という愛の形なんですが、1巻での真木先生のヨリへの強引な求愛に、読んでいるこちらからすると既婚者ということを忘れてしまいそうな位嫌悪感なく読めてしまいました。

ワタシ的には“昔からの想い人”、“妻も不倫している”という事がこんな不思議な感情にさせてしまうのかなと思ってますが。もちろん、家庭を持つ人が読めば『ヨリと真木先生でハッピーエンドになってほしくない!』て方もいるかとは思います。
でも、人気ドラマ“昼顔”も主人公のサワと不倫相手の先生がなぜ結ばれなかったんだ!と抗議も多かったみたいですし…笑。人間にとっての“恋愛”の大切さが大きい事がわかった気がしますな。
と、前置き長くなりましたが、姉の結婚2巻ネタバレしちゃいまーす。

1巻では真木先生に妻がいる事は読者側には分かっていましたが、ヨリは“いるんだろうな”と思いつつも、真木先生からハッキリとは聞けていませんでした。
その事を確かめる為に真木の働く大学にいくヨリ。
そこにいた真木は髪もボサボサで汚らしい様子。真木は
ききたいことがあるのでしょう?…あなたの質問はこうだ “なんでそんなに汚いの?”』あまり気にしてはいなかったが、どうして?と訪ねたヨリに

 

真木『家内が不在なので好き放題しているからです

真木あなたはモラリストだ だがこうしてここに来ている

 

さらっと。いやー、ずるい、ずるい、真木先生。最初からヨリが妻帯者かを聞きに来た事に気づいてて、別の質問をあえてさせ、ヨリの聞きたかった妻帯者という答えを聞かせた気がします。ずるいオトナだー。

分かっていたつもりだけど、やっぱり落ち込むヨリ…。そんなヨリが考えた真木との“新しい関係”とは??

不倫なら楽しみましょう ルールを守って
“恋愛に振り回されない私”になる為に。

て、もうそう考えてる時点でその恋愛にハマってる証拠ですよね。真木は“なるほどそうきたか”と思いながら、ヨリの提案した“不倫ルール”に従う事に。

毎週金曜に会い、ホテルに行くふたり。わざとカラダの関係だけを急ぎ、不倫っぽくしようとするヨリ。逆に真木は

 

 

真木『心の通わないエッチはただの運動です 心が通うからあぶない遊びなのです』

 

 

そしてまた真木の強引な誘いで2人は温泉旅行に行く事に。どんどん気持ちが大きくなる自分に“振り回されない”様にする為、ヨリは真木に

ヨリ『だったら こっから先をしたいならお金をちょうだいよ!』

 


と、口では言いつつ心では…“ムリだった不倫ごっこを楽しむなんて だからせめてあなたも傷ついてよ”

 

 

真木10万です だから10万円分僕を愛してください

ここの10万投げ捨ててヨリを抱く真木先生がたまらなくかっこいいのです笑。

 

不倫旅行から帰った真木に妻の理恵は…

 

理恵忘れないで あなたは私の夫なのよ 私はあなたの妻だわ 何があってもね

もちろん気づいてるんだろう。この奥様にも大学時代から続いている不倫相手(W不倫)がいるわけですが。

そしてその後も、あるキッカケで中学時代住んでいた島に帰ったりする2人(真木が勝手にヨリをまちぶせ笑)。そこでの会話中にふとヨリが

 

 

ヨリあなたは私と結婚したいの?

 

と聞く…が何も答えない真木先生。
うーーん…。既婚者にこう聞くってなんだかもうおかしくなっちゃってますが…あんだけヨリに求愛しといてそこはノーコメントかぁ…誠実なのかズルいのか、え?ってなりました。

 

まぁそのあとの同級生とのゴタゴタなどもあった後、ヨリは“帰れる家があってそこに家族がいる…もう手に入らないとあきらめていてもあんな光景を見ると…”と、真木との別れを意識した、した瞬間…

 

 

 

真木戻ったら一緒に住む家を借りませんか
と満面の笑みで言う真木…笑。

 

ヨリが真木との関係に不安を感じた瞬間に間髪入れずにあなたを抱きしめたいだの、キスだの、一緒に住もうだの言う真木先生。さすが?精神科医なのか、これはある意味マインドコントロールな気がして来た笑。

2巻ラストでは大学時代の恩師に新聞社で働くエリートを紹介されるヨリ。

はたして“真木断ち”はできるのか!?しないで〜!と思いながら姉の結婚3巻に続きます♫

 

 

《引用元 作品DATA
出版社:小学館
著者:西炯子
掲載誌:フラワーズ

 

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