男女の不平等、性をえぐる話題作!!
あらすじ
学校一の美女にして優等生、ミサカナもまた心に闇を抱えていた。ミサカナにコントロールされるままに、新妻(にいづま)は担任の美鈴(みすず)に無邪気に接近し、ついには自宅に――。女と男の間で欲望が軋み、誰もが傷ついていく。
続きは感想 ネタバレ注意
先生の白い嘘2巻の感想で、最後には愛が…なんて生ぬるい事言っちゃった事にとりあえず土下座しときます。どんどん闇モード強くなってきます。
では3巻ネタバレ感想してきます。
先生の白い嘘3巻
【先生の白い嘘3巻あらすじネタバレ】
2巻ラストで友人の美奈子に、『もしかして誰かにムリヤリやられちゃった?』と聞かれた美鈴。
笑って「イヤ〜〜〜ないないない」とごまかす美鈴に美奈子は
美奈子『気をつけないと…最初の男にどう扱われるかで女のその後の勝ちって決まっちゃうからね?』
と言い始め、自分は婚約者の早藤(美鈴をレイプ?し続けるクソ男)に大事にされてるし、夜の行為も求められすぎて困る…と真っ昼間の喫茶店ではずかしげも無く話し始める。
美鈴は早藤から“美奈子では勃たない”と聞いていて…。
虚言 威嚇 不安からくる 媚態
人を自分より上か下かでしか扱えない了見
美奈子の事を褒めながら心の中で美鈴は…
私が美奈子の本当の面白さに気づいたのは
早藤君に「ムリヤリやられちゃっ」てからだ
あの吐き気がするような悪魔から
私は彼女を見下す座席を与えられたのだ
かわいそうな美奈子 かわいそうに
どちらかと言うと、美鈴にちょっとゾッとした。
(人間少なからずとも見栄をはって嘘をついたりってあると思う。オトコでもオンナでも。
美奈子はそれが過剰で確かに“イタイ”女。美鈴は今まで美奈子に上から見下され嫌な思いもたくさんしたはずだけど、“親友”としてつき合い続け尊敬するフリをして見下しあざ笑う←おおげさ?。ちょっと美鈴のが怖いて思っちゃう。)
そして、この“先生の白い嘘”に大きくかかわるであろう『ミサカナ』。
学校一の美女で金持ちのお嬢様。このコもおっきな闇を抱え組。生徒や先生の前では優等生で、清廉潔白なイメージのコ。
でも裏では学校一のヤリチン・和田島(個人的にめっちゃ好き)とエロいことしまくり。でも処女は守る、処女でいることが高く売れる=ショジョチューな女。
美鈴の事で悩む新妻くんの相談にのるフリをしながらコントロールしていく。
和田島に頼み新妻を自分の家の部屋に呼び、美鈴の話の相談を受ける。一方和田島は玄関で待たされていたがミサカナの向かいの部屋に鍵がかかっている事に気づく。
その後ミサカナとふたりきりになった和田島は…
和田島『ホントは新妻君にこういうコトされてるとこ誰かに見て欲しかったんじゃない?』
と言い…『俺本当はこういうの好きじゃないんだけど』と言い、強引にミサカナの処女を奪おうとする。
和田島『…絶対に楽にしてやるから…』
泣いて抵抗し助けを呼ぶミサカナ。でも誰も助けにはやってこない。
和田島『(助けに来ない)そんなのにいつまでコントロールされてるつもり?』と言い、ミサカナの部屋を出て行く和田島。
ミサカナには兄がいて、部屋の穴から妹のプライベートを覗き見ながら生きている様なヘンタイだった。昔は暴力も振るっていたみたい。そんな壁のむこうの兄に向かって…
ミサカナ『ねぇ…悔しかったら返事してよ 現れてよ…?昔みたいに殴ってもいいよ?』
ミサカナ『でももう私は大丈夫 だって今度は私の番よ ホラ出てこいよ 私は殴ったりしないよ 殴ったりしないでも私にはできるの』
ミサカナ『絶対にしてやる アンタ達全員コントロールしてやる 今度は私の番よ』
お、お、おぅ〜。ヘビーなネタ出てきました。学校一の美少女ミサカナもまさかの美鈴と同じく?男にトラウマを持つひとりだったのか…。
今の彼女があるのは、兄からの性的虐待や暴力により「人間(オトコ)をコントロールする」という復讐心からくるものだった。
なんだか、青春系の先生モノ漫画ならここでバーンて教師が飛び来んできてオノとかで壁ぶちやぶって「俺がこんな壁こわしてやるよ」的な事叫んで女子はトラウマから救われて先生と女子生徒の絆ができるみたいなガッツリGTO的な?鬼塚的なw?展開なんだろーけど、この漫画はそうはいかないよな。
別にそんな展開求めてもないしミサカナが救われて欲しいとかもはっきし言って思わない。どういうラストになるかをただただ見たいだけ。
話は変わり、ミサカナの助言によりコントロールされた新妻くんが美鈴の家で待ち伏せしてた。前、美鈴を泣かせてしまった事を謝りに。(別に新妻くんが泣かせたわけではないんだけど)
正直オトコを家に入れる事は恐怖でしかない美鈴だけど、“自分は先生”だと言い聞かせる。美鈴が早藤に撮られた自分のアソコの写真を見た新妻くんは美鈴が誰かに脅されていると思い、美鈴に自分の番号を書いた防犯ブザーを渡す。
美鈴は、前におばさんにセッ○スを強要され『女のアソコが怖い』と言った新妻くんに対し、「本当に女に自分の体の自由を侵される恐怖を知ったんなら女と2人きりになんか…二度となれないと思わない?」
と言い…ブザーを鳴らす。(このブザーは美鈴の気持ちだと思う。)
それを止めようとした新妻君に馬乗りなられた美鈴は叫ぼうとしてしまい、美鈴の口を塞ぐ新妻くん。あわてて美鈴から離れ、
「それ…やっぱり持ってて下さいちょっとは役に立ちそうだから」と言い美鈴の家から帰る新妻君。ふたりは涙を流す。
その夜から4日間学校を休んだ新妻くん。
美鈴が公衆電話(今どきよくあるなw)からかけると新妻くんは…
新妻『俺 先生好きです
先生のこと好きだから先生の嫌いな奴が嫌いです
先生の敵が俺の敵です男が敵なら俺も自分のこと許さないです
許せないしいなくなりたい』
と言う。そんな新妻くんに美鈴は…
美鈴『そんな必要ないよ 私は私が敵なのよ』
だから私を許すことができない
電話を切り号泣する美鈴。
いつまでも止まらなければいいと思うほど
その涙はあたたかかった
【先生の白い嘘3巻感想】
で、先生の白い嘘3巻終了です。
なんだか最後はちょっとあったかい感じでいつもに比べると嫌悪感少なめな巻だったな〜。いっつもきっとちょっと顔引きつった感じで読んでたけど今回はそんなことなかった…多分www。
美奈子の婚約者・クソ早藤が美鈴と会う所がなかったからかな。
よく考えたら、早藤の美鈴に対する乱暴な行為にムカついてるだけじゃなくて、そんな早藤に言いなりな美鈴に嫌悪感をもってたのかも。
もしかすると美鈴自身もそんな自分が敵って意味の最後の言葉なのか???
美奈子も早藤と美鈴の関係に気づいてそうな気もするし、早藤が2巻で喰った歯科助手のコの歯医者に美奈子が来ちゃって、歯科助手の方は気づいたっぽい展開。
早藤に天罰は下る日はくるのか。天罰っていっても処女ズキは罪じゃないしな。
なんで早藤は美奈子と結婚しようとしてるのかも理由が知りたいなー。
ミサカナも気になるし、美鈴も気になるし、新妻くんも気になるし、和田島も好きだし…ってやばい、先生の白い嘘にはまってるのか??この漫画のテーマ“男女の性の不平等さ”。
この漫画をよんでれば答えはでるのか???興味なかったけど知りたい、と思えて来たのは鳥飼茜先生の才能なのだろう。4巻早く読みたいっす。
《引用元 作品DATA》
出版社:講談社
著者:鳥飼茜
掲載誌:モーニングツー
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はじめまして。
二巻まで読んだはいいけれど、言い表せない嫌悪感となんだか悔しいような気持ちとショックといろいろ考えすぎて、3巻を読む勇気がなかった者です。笑
二巻読んでからわりと落ち込んでたんですが、自分の嫌悪感の正体がわかったような気がしてスッキリしました。
ありがとうございます(;_;)!
勇気があれば3巻読みます笑
roppiさん
ありがとうございます!に、こちらこそありがとうございます!!!
お気持ちほんとーにほんとーによくわかります!!私も湿度タップリ嫌悪感80%で読んでますw
スレスレで好奇心が勝って読み進めてますww
勇気を出して3巻を読み進められた時は、救われる期待をして月末の4巻発売を一緒に待ちましょう♫
ぜひまた感想聞かせてください♡