オレはスカート履く男子高校生。
スカートで登校したその日、おれは彼女にフラれたー。
【あらすじ】
2年D組の桃井太一(17)が スカートを穿いてきたのはとある夏の日のこと。
年上の彼女がいて、優等生の彼の突然の〝乱心〟にどよめくクラスメイトと先生たち。唯一、それを面白がるのは風変わりな女子・白井さん。
スカート少年の不自由と恋をユーモラスに描く青春白書。
続きは感想 ネタバレ注意
『ボーイスカート』タイトルそのままで、桃井くんという男子高校生がスカートを穿くお話です。『女装したいってこと?』と聞く同級生に対し『ぜんぜんちがう』と応える桃井くん。
スカートを履く=女装、でもなく、性同一性障害、でもなく、男性が好き、でもなく、ただただスカートをオシャレだと思い、かっこいいからスカートを穿く男子。
はたして周りの“理解”ってなんだろう、そもそも“理解”なんかが一番いらないものなんじゃ?主人公達と一緒に色々とふわふわ考えてみた一冊でした。
【ボーイ☆スカート】
ある夏の日、地味に女子たちに人気の桃井くんが、制服にスカートを穿いてきたことから始まります。クラスにどよめきが走り、先生に呼び出される桃井君。
(引用元 ボーイ☆スカート)
そんな中、唯一おもしろがるのは白井さん。(あータイプw)
白井『なんで?だって制服来ただけじゃん アレちゃんとうちの女子のスカートだったよ?』
『げーマジ?怖!!』
その後、白井さんは桃井くんのスカートの買い物の付き合いや、なんだかんだ桃井くんと周りのみんなをつなげる橋渡し的な役目になります。
周りからの反応を全く気にしないわけではないけれども、桃井くんの“スカートを穿きたい”という気持ちは最後までブレません。逆に周りが変わっていく感じです。
たとえば、桃井くんのお父さん。ある日息子のスカートを見つけ動揺しまくり(そりゃそーだ)うまく話もできませんでしたが、、
桃井くんの気持ちをわかろうと頑張ったのかな。お父さんの背中を押した白井さん、しれっとすごいな。ブローチ?までついちゃってるぞwwこれには桃井くんのお母さんもテンション上がってました♫
そして桃井くんと付き合っていたけど、桃井君がスカート穿いてきた日以来別れてしまった水(みず)先輩。「男である」とか「女である」とか“そういうのが気になる女の子”。一度は別れたけれどもやっぱり桃井くんの事が好きで少しずつ受け入れようとしていきます。桃井君も葛藤はありつつも、水先輩に『俺と一緒にあるいてください』と、もう一度告白。
クラスメイトもまた同じでした。ある事を機に学校を休んでいた桃井くんの元にクラスメイトがおしかけます。ここ、よかった。
『あたしたち桃井くんのことわかりたくて…!悪気はなかったんだよ!!でもごめん そーいうのがゴーマンなんだよな!!あたりまえにしてられなくてホントごめん!!』
『だから帰って来てくれ〜!!学校に来て桃井くん!!』
『わーーーっなんだコレはずかしいぞ』
ラストでは文化祭のクラスの催しを“スカート体験カフェ”に決めます♫!!
そして、実は桃井くんがスカートを穿くきっかけになったのがこのおじさん。
この人をある日電車で見て、とてつもなく“かっこいい”と思い桃井君はスカートを穿き始めたんです。偶然また桃井君と白井さんはこのおじさんを見つけ、つかまえて、このおじさんに“なぜスカートを穿いているのか”を問います。
その回答はぜひぜひ漫画を読んでみてください。意外と「あっなんだ」と言う理由なんですが、それからおじさんが語りだす言葉が深い、のかも。
もし旦那さんが、いきなりスカート穿き始めたらどうするかな、、、とか考えたww白井さんは桃井君がスカートを穿いたのを見てワクワクしたのは、しょせん他人だからだと思う、と答えてたけど、ほんとに身近な人が行動したら…?
でも常識とかルールとかって結局は人が決めてて多数な意見なだけだし…とか思ってみたり(どっかの歌詞みたいな内容ww)。でも自分はその“常識”にこだわる割とガチガチなタイプの人間だもんな…うーん。表面上の理解あります的な偽善的な感じでなく心の底からありだろ!!と思える気持ちももちたいな、とか思ってみたりして。ていうか、わけわかんない感想になりつつあるのでこの辺でやめとこっ。
ぜひ、「ボーイ☆スカート」読んでみてください〜〜〜♫!!
あっっあと、、、ワタクシゴトですが、、今月記事なまけてますがw、、、明日から月末まで海外旅行の為パソコン持っていかないので、、更になまけますww
《引用元 作品DATA》
出版社:祥伝社
著者:鳥野しの
掲載誌:FEELYONG
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