
2015年秋、多部未華子、綾乃剛主演で映画化決定!ジョージ朝倉が描く、20代の大恋愛叙事詩!!
あらすじ
話題の新人小説家“渋谷ナオミ”の本を読んだ志乃。ナオミの私小説と思われるその内容は衝撃的なものだった。ナオミの顔写真は“あかり”に似ており、あとがきを読んだ志乃はショックを受けてしまう…。どうなる、志乃の恋!? 激震の大恋愛叙事詩、第4巻!!
2015.3/9ピースオブケイク番外編連載スタート!
ピースオブケイク番外編ネタバレはこちら
続きは感想 ネタバレ注意
ピースオブケイク4巻はあかりの小説の内容からはじまります。あかり、ではなくてナオミだったんですけどね。この内容が本当なのかはこの巻では分からないけど、あかり(ナオミ)がモデルなのは確か。言葉では表現しづらい内容や感情なんで、サックリとネタバレしてきます!
ぜひ漫画を読んでください!
渋谷ナオミ、高3。
父親は小さい頃他界し、毎日恨みつらみを話し続ける重い喘息もちの母親と2人暮らしをしていた。家にも学校にも居場所を見つけられず孤立してたナオミの唯一の心休まる場所は叔父の営む本屋。
私の叔父さん 渋谷京太郎 45歳
母親の為に自分の人生を犠牲にして地元に居続け、『本さえ読んでいたら幸せ』と言う叔父に自分の未来の姿を見てしまう。
そんなナオミの唯一の光は小説を書くこと。
ある日母親から、親戚の集まりでナオミを叔父の所に嫁入りさせるのはどうか、という話が持ち上がったと聞く。“気持ち悪い”と全力で拒否するナオミだったが、叔父はその案を受け入れてもいいと言ったと聞き…。
混乱するナオミを慰めたのはいつもちょっかいをかけてくるクラスの男子・田中。
『なんかさ 困った事あったら言えよ』
彼女もちのくせに妙にちょっかいをかけてきたりキスしようとしたり。でも、そんな田中の事をナオミは好きだった。
結局、ナオミが断って叔父との縁談話はなくなったが、後日叔父に会い話したのを最後に叔父は自殺してしまう。
『叔父さん 旅に出ようと思って』
祖母からも“お前が殺した”と罵られ、慕っていた叔父の考えもわからず闇を抱えるナオミに追い打ちをかける様に、母親がまさかの同級生と夜逃げ。
私の妄想よりよっぽど面白いよ
お母さんたのしそうじゃん!
『あはは!なーんだよ!まさか私の方がお母さんに捨てられるなんて ははははっ』
一番 母をバカにしてたのは 侮ってたのは私かぁ
ナオミは田中を呼び出しキスをして別れをつげ、故郷を去る。
さよなら好きだった人
さよなら生まれそだった町
さよならお母さん 叔父さん
これから起こる事全部 余す事無く感じ取って頂戴
私の皮膚 血潮よ!
ここまでが小説部分。
やっぱ 本当の話なのかなコレ…
これを読んだ志乃は京志郎の事が書かれてなくてほっとする…、がしかし本のラストには、京志郎に向けたコトバが綴られていた。
京志郎ごめん、ありがとう。
こわくて逃げ出したけど ほんとにほんとは大好きだった!
志乃は京ちゃんにこの事は言わず、もし知ったとしても2人の関係は変わらないだろうと思っていた。しかーーーし!川谷ーーーー!!!が、京志郎にこの本を伝える。
『読んじゃった 憎いね京志郎っ』
読んだ京志郎は『今さらなんだっつの』と言いつつも堪えている様子…。なんだか焦る様に志乃との一緒に住む家を探そうとする。
そして、そして、ついに。はい。キターーーー。
『なっなんなんだよテメーはっ…どなた様ですかーーーーっ…』
『なによっ…なによーう……』
あんたしか思いつかなくて、と泣くあかり。母親が死んでしまったと言う。
京志郎と新しい部屋の内見を約束していた志乃は、京志郎と連絡も取れないまますっぽかされ、なーーーんだか嫌な予感。女の勘ってやつでございます。
結局、京ちゃんは朝帰りでございました…。帰って来るまでは不安で不安で仕方なかった志乃だけど、“京ちゃんが帰って来た”と安心し、“田舎の友達が事故った”と言う京志郎の言葉を信じる。
『でも無事で良かったっ…』
帰って来た京ちゃん。でも…
京ちゃんはやたら謝ったり好きだとか言ったりしながら
その後も『事故ったお友だち』を見舞い続ける
ここでピースオブケイク4巻終了です。うわ〜。そりゃー帰ってきますよね。小説の話、読めば読む程気づき?がある感じ。情景もジョージっぽい、というか、読み込んで欲しいとこです。
そ、し、て!!志乃の女の勘、働くなーー。不幸な妄想のループの半端なさに、めっちゃ共感しながら読んじゃいます!他ではポジティブなのに、こーゆー事だけ。なんでだろか。好きだからか笑。それにしても京ちゃん。おい。
どうなるんだー!?どうするんだー!?志乃は!?京ちゃんは!?ピースオブケイク5巻は最終巻です!!
《引用元 作品DATA》
出版社:祥伝社
著者:ジョージ朝倉
掲載誌:FEELYONG
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