涙雨とセレナーデ1巻【感想・ネタバレ】(KCデラックスKISS)

目の前の人が、運命。
切ないタイムスリップ・ロマンス。

 

【あらすじ】
ある日突然、音楽の授業中に光に包まれて、明治40年にタイムスリップしてしまった元気な女子高生・陽菜。そこで出逢ったのは、愁いを秘めた御曹司・本郷と、自分とそっくりな少女・雛子。廻りはじめた運命の歯車――。切ないタイムスリップ・ロマンス!

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続きは感想 ネタバレ注意

発売から2ヶ月放っといちゃった←×寝かせておいた←◯この涙雨とセレナーデ。
やっぱり河内遙の作品大好きだな〜。今回はタイムスリップもののなんだか切なそうな展開なんだけど…主人公・陽菜が明るくてどこかとぼけてて、重い鬱々した漫画になってない!!だがしかし、時代が明治ということで言葉が若干難しいww
それでは、涙雨とセレナーデネタバレ感想です♫

 

【涙雨とセレナーデ1巻】

 

 

主人公・陽菜は明るく元気が取り柄で、好きな先輩がいる高校に通う剣道部の女の子。
なぜかいつも雨の日にはこの同じ夢を見る…。

 

 

 

『だあれ?』

『こっちが聞きたい』

 

 

 

ある日音楽の授業中、ひいおばあちゃんに昔もらったネックレスが急に光り、気がつくと全く見覚えのない場所にいた。目の前には自分のことを知っている様子で陽菜ではなく『ヒナコ』と呼ぶ全く知らない男性が…。

 

 

 

『とにかく中へお入りください』

 

 

 

(引用元 涙雨とセレナーデ1巻)
6

『雛子さま 聞こえておりますか?』
………誰?

 

 

 

この状況は授業中に見ている夢だと思い込む陽菜。でもなんだか雨の日によく見る夢になんだか情景が似ている…。
夢の中と思い込む陽菜をヨソに話は進み、なぜか見ず知らずの“ホンゴウタカアキ”という人に、わけがわからぬまま服を借り、馬車でどこかへ送り届けられる陽菜。しかも馬車から見える街の情景は明治とか大正とか、、、そんな感じwww
そして、陽菜が送り届けられたお屋敷にいたのは…

 

 

 

『…だ 誰!?』

『………そっちは「雛子」なんだろうね』

 

 

 

自分と瓜二つの女性が目の前に。状況にただただ驚く二人でしたが、なんだかとても他人のようには思えない。雛子は和服の下に着ている陽菜の制服や、陽菜が持参していたお弁当のバランに驚きつつ興味津々。陽菜が困っている事を察した雛子はそのまま陽菜を自分の部屋に泊める。

寝たらいつもの現実に戻れる、と思った陽菜。でも、翌朝起きても状況が変わってない事に少しずつ焦り始める。

 

そしてお話は一旦、本郷孝章(ホンゴウタカアキ)目線に。
実はこの孝章は妾の子として本郷邸に入り、大好きだった義理の兄・久尚が病に倒れた後、本郷邸の跡取りとして暮らしていた。小さい頃に突然自分の屋敷の庭に現れ一緒に遊んだ女の子の記憶が忘れられず(多分これは陽菜なんですけど)、雛子の写真を見てその子だと思い込みずっと想いを寄せていた。

 

そして兄が死に、兄の代わりとして受けた見合いで…

 

 

 

『お初にお目もじ申し上げます 雛子でございます』

 

 

孝章:やわらかな陽射しの中にあって
全身全霊 世界と俺とを拒絶する姿を
美しいと思った
兄の妻となるはずだった雛子様の
不服の理由など確かめる気にもなれない

 

 

 

こうして、1度雛子に会ったきり、2度目3度目は両家の約束を北峰家(雛子のお家)の都合で流れ、そんな時、庭で雛子にそっくりな陽菜を見つけ、雛子だと思い込んでいる孝章は“一体雛子さまはどういうつもりなのか、なんであんなに初めての時と態度が変わっていたのか”、と考えていたのでした。

 

そして孝章と雛子の2度目の顔合わせが行われる。
北峰邸に現れた孝章を見て、雛子が嫌がっていた見合いの相手が自分を送ってくれた相手だと知る陽菜(窓から覗き見してました。)。

 

 

やっぱり ホンゴータカアキ
じゃあ彼が雛子の…

 

 

なんであんなにカッコイイ人との見合いを嫌がるのか?と、疑問に思う陽菜でしたが、実は雛子には想い人がいました。雛子の父の友人であり民族学研究の先生の元で働く書生の武虎さん。

 

(引用元 涙雨とセレナーデ1巻)

 

 

 

 

 

孝章と二人きりで話している時に雛子は人生を選べるわけはない…とわかっていつつも、孝章に破談を申し出て欲しい、と伝える。

 

 

雛子に想いを寄せる孝章は表情一つ変えず『暫しお時間をいただけますか?』と答える。そしてそんな二人を雛子の部屋から覗き見していた陽菜は、ひいおばあちゃんにもらった大切なネックレスがないことに気づく!!

 

 

本郷邸で落としたのでは…、と思った陽菜は一旦部屋に戻ってきた雛子にお願いし、雛子のフリをして孝章と再び会う。実は陽菜のネックレスを孝章は持ってたんですが、陽菜の『とても大事な人に頂いた』という言葉に苛立ち、『僕は知らない』と拗ねてしらばっくれちゃいますww

 

そう聞いた雛子は孝章に

『…そうですか』

『ではもう一度本郷邸にお邪魔させてもらえませんか』
『は?』

 

 

雛子に許可を取り、本郷邸に形見を探しに行く陽菜。そこで孝章と話している時に、雛子が孝章をフる流れになっていることを知る。しかも、雛子だと思っている陽菜に対し、孝章は…

 

 

孝章『もし僕がはじめから 初めてお会いした時から
あなたをお慕い申し上げておりました事をお伝えできていたら
何かが違っていたのでしょうか』

 

 

 

と真剣に告白。(このイケメンの切なそうな顔♡たまらないww)
陽菜は自分が雛子だったら、なんで見合いを断りたいのか??と考え始め。出た言葉が…

 

 

 

 

『…他に好きな人でもいるのかな』
2
(引用元 涙雨とセレナーデ1巻)

 

 

 

 

て、ちょちょーーーイ!!その発言、一瞬前に真剣に告白してきた婚約者?が聞いてますからーーーー!!!てなとこで、涙雨とセレナーデ1巻終了です。
入れ替わりやらタイムスリップやら、説明難しすぎ!!このブログ読んでる人もわけわかんないと思いますので…ぜひ漫画で読んでみてください♫
雛子は陽菜のご先祖様的な存在なのかな??

そして本郷孝章が好きになった、昔会った『雛子様』は、タイムスリップしてきた幼い陽菜なんでしょう。陽菜も夢だと思ってますが、過去にタイムスリップしてたんだろうな。どうなるんだろうか、楽しみです!!!

涙雨とセレナーデ2巻は2016年夏ごろ発売だそうです♫

 

《引用元 作品DATA

出版社:講談社
著者:河内遙
掲載誌:KISS

 

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