花に染む3巻(Cocohana)

“駅から5分”を別視点から描いた和弓純愛ストーリー!

 

 

あらすじ
「花乃も 見ていたのか?」 全ては、あの火事の日。淡い恋も、若い命も、未来も、思い出も、全てを焼き尽くした炎。花乃は、その残り火がまだ陽大の中でくすぶっていることを知る。そして、陽大に想いを寄せる楼良に弓を教えているうちに花乃は自分の心の変化に気付いて── 激動の第一部、完結!

花に染む各巻ネタバレはこちら

続きは感想 ネタバレ注意

花に染む5巻発売にむけて、1巻〜ネタバレ書いとります。読むたびにドンドンはまっていくこの不思議な“くらもちふさこワールド”。花に染む3巻では、あの火事の日に花乃(かの)が見た雛(すう)と陽大(はると)の事実が明らかになります。書くとこもりだくさんすぎてきっと長くなります笑。では、ネタバレスタートです。

2巻ラストで陽大に『花乃もみていたのか?』と聞かれた花乃。何を…と答えると陽大におでこにゴンっと“あてこすり”されます。

 

それを見ていた雛。『私に再現してみせたんだわ』と言い、あの火事の日の夜の事を話し出します。
あの火事の夜、怪しい人影を見たと言って陽大を呼び出した雛(すう)。
雛は昔から自分が産まれた“花染神社”につかえていきたいという気持ちがあったが、陽向(陽大の兄)の『雛と将来一緒になりたい』の一言で陽大の家の“比々羅木神社”に嫁がされる事が決まり、逆に“比々羅木神社”次男の陽大が雛の家の“花染神社”に入ることに納得がいかないと陽大に伝えていた。

 

 

 

そして、『陽大(はると) 陽向(ひなた)に言ってよ 私達好き合ってるって言って!』と言い陽大にキス…それを見た陽向はその場から立ち去り…

『にい』
『こうまでしないと分かって貰えないもの』
陽向に見せた残酷な仕打ちを陽大はずっと恨んでる

 

 

 


と花乃に話す雛。その話を聞いた後、陽大の家に行った花乃はつい昔話をしてしまい…雛の事を“でも雛さんも子供だったし同情する余地も…”と言うと陽大は机をバンっと叩き…

 

 

『陽向兄は絶望したまま逝ったんだ』と。

 

 

 


自分も陽向兄を止められなかったから“同罪だ”と思う花乃はローラの件でもう少し雛に付き合うか、と決める。
そして数日後、ついにローラと陽大は試合を行う…が、結果はまさかのローラの勝利。それを聞いた花乃は夜陽大に会いにいくが、ローラの件に絡んでいた事を謝ると、陽大は全てお見通しだった様子。

 

 

 

『あれ教えたの花乃だよなぁ?』

 

 

 

陽大は怒っていないのに、なんだか心が晴れない…。後日、ローラが強引に花染神社に押し掛け、陽大に車で送って行ってもらっている様子を見た花乃はまたまた心が晴れない…。

 

 

しかもローラは弓道部に入部する予定だったのに陽大に言われ、入部を取りやめる。そして花乃は弓道部に入部する事を決める。

 

 

『よろしくお願いします!』

 

 

 


そして陽大もなぜローラの賭けに乗ったのか…謎でございます。陽大が所属する生徒会のメンバーに『約束を破るより好きでもないのに付き合う事の方が罪っすよ』と突っ込まれると、

 

 

 

 

『ははっ 約束だからってわけでもないんだ』

 

 

 

 


と言う陽大。ローラを気に入った??なさそう…。それともローラを使って花乃に異性として意識させる為…とか??そんなタイプには見えないけど、くらもち先生曰く陽大は“史上最悪の良い子”だ、そうなのでなくもないのか、私の願望か笑。

そして花乃と雛は弓道の強豪大学と練習試合へ。試合前に陽大に練習に付き合ってもらった花乃は

 

 

 

あの時陽大から鳥肌貰えたから
陽大が…陽大がここに在る

 

 

 


と、好調に練習試合を進める。チーム戦で花乃は勝利し、雛は個人戦で優勝した。その報告をしようと学園祭中の陽大の高校に向かうがそこにはローラがいた。その前にローラは陽大にかなり冷たくあしらわれ部外者は立ち入り禁止だと学園祭に入れてもらえなかったが、陽大は花乃を見つけ寄って来て中に入るように言う。
陽大が読んだ花乃の名前に反応するローラ。

 

 

『…花乃』
『え…』

 

 

 


ローラが近くで隠れて2人の様子を見ていた手前、入らずに帰ると陽大に伝え、ローラを見つつ“受け入れたいとは思う 陽大が選ぶ人なら”と思いながら帰る花乃。
一方、ローラは陽大の帰りをずっと待っていて、陽大に出会えた事は運命だと伝えると、『自分の尺で語るなよ』と陽大は言い…

 

 

 

『俺には運命の人が決められていて 抗っても抗ってもなぜか自分の運命はその人の望む方へと動いていく…』と。

 

 


これは雛の事ですよね…。実際に花乃を雛に近づけない?ようにしていたが、結局花乃も雛の望んだ通り弓道部に入部するし…。
俺に触るな』そんな陽大にローラは…

 

 

『大丈夫です陽大さん 陽大さんと私が出会ったことはきっと意味があるはずですから』

 

 

 

 


ここで陽大が救われたというか…ローラの見方が変わった気はする。そして陽大(はると)を待っていた花乃は階段を上ってくる会話で陽大がローラを連れて帰って来たと気づく。止めに入ろうかと自分の家のドアを開けようとするが…思いとどまる。

 

ドアの音がした花乃の部屋を見つめる陽大…。

 

 

本当に…彼女に本気なんだとしたら…陽大が選ぶ人なら私は受け入れたい
それが『陽大を守る』ってことだと思うから

 

 



この続きが気になりすぎた上、胸を締め付けられまくったところで花に染む3巻終了です。
3巻は内容がギュっとつまりすぎててどこを書いていいか難しいー!!全くうまくまとめれてません、すみません笑。
この巻での気になるスポットはまず、過去の雛と陽大の火事の日の夜。あのキスは本当に思い合ってのキスだったのか…雛が一方的にしてましたが陽大も拒否する様子はなかった。それが雛を好きだと思う気持ちがあったからなのか、雛と同様、何でも思い通りに事が進む兄・陽向へのせめてもの抵抗だったのか、それは陽大しか分からないけど。今となっては雛を思っていた事以上に兄を絶望のまま逝かせてしまった恨みの方が大きすぎるんだろうな。後最初から気になってたのが、雛と陽大が昔から“似ている”と言われてた事。まさか、実の兄弟パターン…私の考えすぎかなぁ、、。
あとは、学園祭の時に陽大が花乃の名前を読んだ時にローラが『…花乃』と引っかかっていたこと。なんなんだろう…!?たんに呼び捨てが羨ましかったのか…????うーん、それ以上の答えが欲しいっ笑!!
それから最後のシーン。わざと花乃の部屋の階の所でローラに手を差し伸べた気が…!?実際、花乃が出てこなかったら手を離したし…図々しく想像していいのなら、花乃にみせる為…と想像したい!!
以前までは完全に陽大の事を“親友”や“同士”、“神”と思い込んでいる花乃に少しでもヤキモチ…というか心情の変化を起こして欲しい…とか!?
図々しいでしょうか…。花乃の前ではそんな感じは全くないもんな〜…。でもローラのあしらいっぷりを見るとまだローラの事が好きとは全く思えない…でも陽大は他人を自分の部屋に入れるのを嫌うと雛は行っていたからローラの事はキライではないんだろうな〜…分からない…陽大。でもこんなに魅力的な人、いない笑。4巻からは花乃と陽大の幼少時代のお話です。この3巻の続きはいつ、読めるんでしょうか。5巻で読めるんでしょうか。気になりすぎて胃がやられそうです笑。
なっっがながと長文失礼致しました♡♡花に染むを3〜5回位読んでいただくと私とおそろいのモンモンが手に入りますよ笑♫ぜひぜひ読んで下さいな!!

 

《引用元 作品DATA
出版社:集英社
著者:くらもちふさこ
掲載誌:ココハナ

 

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