月影ベイベ5巻【ネタバレ・感想】

二度目の恋に落ちるなんて思ってもみなかった
円が隠してきた、繭子との過去ー
それは、切ないほどに幸せで、悲しいほどに儚くて…


あらすじ

自分の伯父・円に恋をする蛍子に惹かれていく光。彼女への想いに悩む中、円と、蛍子の亡き母・繭子の関係が気になるように。
そして円から語られる高校時代の,繭子との出来事。繭子が八尾を去った理由が明かされて…!?

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続きは感想 ネタバレ注意

 

ついに!!ずっと気になっていた、蛍子の母・繭子と、光の叔父・円(まどか)の過去が明らかになりました!!ふたりの切ない初恋の行方に胸がギューっとなります…。たとえそれが世間では“不倫”とよばれるものだとしても。

 

私だけなのか、漫画ズキだけなのか、世の中みんななのか分からないけど、『初恋』って強いな〜。憧れるな〜。敵わないな〜。←何が?何か。ではでは、月影ベイベ5巻ネタバレしていきまっす。

 

 

体育祭でおわらを演じた後、光は円おじさんの幼なじみ・富樫に、円と蛍子の母親との関係を教えて欲しいと頼む。30年前の話をし始める富樫のおじさん…。

 

 

円と繭子(蛍子の母)と漸二(富樫)は小さい頃からの幼なじみ。繭子はかなり男まさりで男子に交じって遊んでばかりいたが、高校に入りどんどん女っぽくなり周りの男子たちが放っておかないほどの美少女に。

 

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円も漸二も繭子の事が好きだったけど、繭子が好きだったのは円。
しかも円と繭子はおわらの踊りがとてもうまく、学校の代表として選ばれ踊る程。以前光が学校の先生に見せてもらったおわらを3人で踊る写真も実は、代表で決まっていた円と繭子の中をひがみ漸二が急遽割って入った瞬間だった。

漸二『二人では踊らせんぞ』
円『!?漸二!?』
漸二『繭子 俺の踊りが円より上手かったら俺とつき合え!』
繭子『いいよ』

 

 

 

勝負は一目瞭然。それがきっかけで円と繭子は付き合い始めるようになったという。でも、その後、富樫おじさんがまさかの一言を。

 

 

 

漸二『繭子は円を裏切った 円は繭子に捨てられたんや』

 

 

 


そしてそれを聞いていた円おじさんが出て来て…『繭子は悪ない悪いがは俺や』と言うと、光に全てを話すからうちにこい、と言う。
一旦家に帰り着替えて円おじさんの所に行こうとすると、蛍子が光を訪ねて来ていて円の所に行く事を聞きついて来る事に。円は蛍子の母親との話を始める…。

 

 

漸二はおわら代表で踊った後、ふたりはつき合ったと言っていたけど、実際はっきりは口にしてなかったらしく“お互いの気持ちは分かってるからわざわざ口にださなくてもいい”と思っていたみたい。円は大学から東京に行ってしまったけど、定期的に地元にも帰り、繭子との中は変わらずに続いていた。

 

 

でも大学3年の夏、祭りのために帰省すると知った円の友人が着いて来て、祭りのあと繭子と約束していたにも関わらず飲まされてしまい約束を破ってしまう事に…。
そこからすれ違ってしまい、繭子は東京のお金持ちの御曹司にプロポーズされてしまう。それを聞いた円は何も言えず…

 

 

繭子『こんな時でもなんも言うてくれんがやね』
円:頭が混乱して言葉が全く出んかった

 

 



今思えばなりふり構わず追いかけて腕を掴むべきだった、と言う円。そのせいで繭子の人生をめちゃくちゃにしてしまったと…。

それを聞いていた蛍子は『約束を破ったくらいでそんな形で円くんを裏切るなんて薄情すぎる』と言うが、繭子が結婚を決めた理由はそうではなかったという…。

 

御曹司との縁談が決まる事で自分の家(建設業)の事業拡大が決まると親戚一同が喜んでいたから…。家のため、両親の為、ですね。
しかーし!!御曹司との結婚式当日、円が来る事を知った(御曹司の嫌がらせで円は結婚式でおわらを踊って欲しいと言われて来ました。)繭子は失踪してしまい結婚は破談に!!

“待って……なんで”

 

その時円は繭子の母親から、繭子がずっと自分の気持ちを押し殺していた事を聞く。誰かと逃げる準備をした旅行用のかばんを押し入れに入れていた事も…。
う〜〜〜。切な過ぎる、悲し過ぎる…。
その後円は捜索願いを出し繭子を必死で探したが見つけられず、富山に戻り12年たった時、繭子と偶然再会する…。

 

しばらく固まって動けんかった
なんか口に出そうとしても何から言っていいがか
円『……その子は…』
繭子『蛍子 娘よ』

 

 

二人で電車に乗り蛍を見に来たと、と言う繭子に対し、夜の二人での蛍狩りは危ないから着いて行く、と円は言い一緒に行く事に。繭子と蛍子、円で蛍狩りに行く途中に保育園にいた光に見つかり4人で行く事に。そうなんです!ここが光の“蛍子と一緒にいた記憶”だったんですね〜。

 

繭子は失踪後東京にいて、仕事先の設計事務所で今の旦那さまと知り合ったという。そして円は繭子に実家に帰ってみる事を提案して着いて行くことに。

 

その行き道の途中、自分がずっと悔やんでいた事を伝えると、繭子も同じ気持ちだったと…。実家に着いたものの、酒に酔った繭子の父親が激怒し追い出され、繭子はまた翌日蛍子を連れて東京に戻ってしまう…。

 

二度と繭子に会えないかもしれないと思った円は理由を作って東京に会いに行く事に!!一緒に食事をしながら、繭子の旦那さんは海外に事務所を構え、忙しくて年に数回しか帰ってこない事を聞く…。

 

 

3人で食卓を囲むのは楽しかった また来たいと思った
そしてその時ふと気づいたんや
俺らふたりがはまったらあかん沼に
足を踏み入れてしもたことに

 

 

 

それから2~3ヶ月に一度会いに行き、繭子と蛍子がおわらを踊り円が胡弓を弾いたり、楽しく食事をしたりする…という感じが2年近く続く。罪悪感をずっと抱えながら。でも、そんなある日帰りがけに繭子が…

 

 

繭子『あの人との話し合いが終わるまでそういう事言ったらあかんと思って必死で我慢してきたの でも…もう無理』

繭子『行かないで円くん……』

 

抱きしめてキスする円。
繭子の旦那さまは数年前から繭子から離婚を切り出されていたけど、なかなか離婚を認めず、蛍子の親権を取りたいともめて離婚協議が長引いていたらしい。
円はその間も東京に通い続け、ついに繭子にプロポーズします!!自分の家の改装をしてそこに繭子の設計事務所を設けたいと言い…

 

 

(引用元 月影ベイベ5巻)

 

円『離婚成立もしとらんがに早すぎっけど』
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円『俺と結婚してくれんか?蛍子と俺と3人で一緒に八尾で暮らさんか』

 

 

 


繭子は涙を流して『喜んで』と答えます。家の改装が始まった頃、繭子の離婚調停も終わり全てが順調に行きはじめた時、繭子の体にガンが見つかってしまった…。
繭子は絶対治して八尾に行くといってあきらめなかったという。最期まで…。

そこで円おじさんの話は終わり、そんな円おじさんに謝る光に対し『蛍子の近くにおってやってくれ』と言う円。

 

蛍子は店の真ん中に立ってあたりを見渡ししばらく帰ろうとせんかった
俺は近づく事もできんとただ見守ることしかできんかった

 

 

 

 

長くなっちゃいましたが、月影ベイベ5巻ここまでです。とりあえず、蛍子見てホホ染めてキショイとか昔思ったこと、、、円くん(蛍子風)、ごめんなさい、、、、。純愛過ぎて、切な過ぎてツライ。繭子が旅行カバン準備してたとこ、涙。男には強引さも必要と悟る。
そしてこの二人の過去を知った事で、光や蛍子、みんなの気持ちが変わり始めるのかな。とりあえず、光、そろそろがんばれ!!!
月影ベイベ6巻は秋頃発売だそうです。

 

 

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