姉の結婚8巻(フラワーコミックスアルファ)

“本気”の不倫の終着点は…?アラフォー世代の純愛ストーリー完結!

 

【あらすじ】
離婚が成立した真木誠から正式に結婚を申し込まれた岩谷ヨリ。だが、離島での開業準備を進める真木に、一度はあきらめたはずのドイツ留学の話が舞い込んできた。
再びの別れとすれ違い。その末にヨリが選んだものとは・・・!? 不器用で純粋な大人のラブストーリー、愛と感動の最終巻!
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続きは感想 ネタバレ注意

つ、い、に完結しましたー!!姉の結婚!!!

本屋で手にした時、“人生が二度あっても”という帯にゾクッとしました。
よかった、ほんとよかった。ヨリが幸せになれて。7巻ではまだまだこれから真木先生の離婚話が続くのかと思ってましたが、もう奥さん(元・妻)が出した離婚届けで解決してたみたいです。
と、なりますと…もう真木とヨリの愛は溢れっぱなしです。

 

最初、まだ真木が離婚したと知らなかったヨリは『ただ愛して愛されたかった あなたとも結婚できなくてもいいと思ってるのよ ただ好きなの それでいいの』と言うと…

 

 

 

 

 

(引用元 姉の結婚8巻)
8
真木『もう耐える必要はありませんから 迎えにきましたから どうか僕の妻になってください』

 

 

盛り上がるふたりは止まりません〜!!真木先生の相変わらずのヘンタイっぷりというか、深い愛というか…ヨリのカラダ中に歯形…痛いわ…!というヨリに、

 

 

真木『ずっとこうしてやりたかった 何十年も…俺のものに…俺だけのものに……』

 

と、涙を流す真木。
そしてヨリは…
私はこの瞬間がずっと怖かった 得ることが得れば失うということが でも今は知っている 怖さを乗り越える方法を 信じること あなたが教えてくれたことよ

愛してる 愛してる

 

 

く〜ほんと、親戚の事のように嬉しいよ〜。やっぱり物語はハッピーエンドが一番!!って、まだ終わらなかったー!!そんなに引っぱるか〜と思いましたが、結婚が決まった2人にまた新たなる試練が。

 

真木先生に、ドイツで世界的権威の講義を受けて最新の精神科を学ばないか…というオファーが。あ、こんな話前にありましたね。ヨリについて来て欲しいと真木は申し入れ、2ヶ月後からヨリもドイツに行く事に。籍は帰国してから入れようという話になっていました。

 

そして、なんとあの人がヨリの最後で強力なライバルに。真木が働いていた大学の教授の娘であり先輩の花井さん。まさかのラスボスだったんですね笑。

 

 

花井『10月いっぱいまで休暇とったのよ ここ空いてたから借りちゃった』

 

 

真木の身の回りの手伝いをしながら…真木からヨリへの出しておくよう頼まれた手紙を出さずに隠したり、ヨリが心配になって日本から電話すると勝手にでて彼女のフリをしたり、まぁ振り回す、振り回す。

 

そしてついに、いてもたってもいられず約束の日よりも早くドイツについたヨリに…

 

 

花井『学者として生きる為には私と組んだほうが有利なの 愛?人の気持ちは変わるわ 愛が永遠ではないことも あなただって知っているでしょ

 

 

それでも彼に会うと言い張るヨリだったが、『彼を愛しているなら身を引いてほしい』…と。そう言われて愛を信じきれなかった、違うと言いきれなかったと傷つくヨリはそのまま日本に帰国し、行く当てもなくふらふらと船に乗ってしまう。

 

一方、ヨリが約束の日になっても来ず、不安になりながらも信じて待つ真木だったが、ある日偶然花井の部屋からヨリ宛に出したはずの手紙を見つけ激怒…

 

 

 

真木『何を言った?何を言った!』

 


“愛は科学ではないし変わらぬ真意でもない”と科学者としての理論を言う花井に対し、『あなたがそれほどまでに俺に執着するのはなぜだ その気持ちはなんだ』と言い、ヨリを追いかけ帰国する真木。

ヨリを探し、妹のルイ子の所を訪ねた真木だったが…

 

 

 

ルイ子『もうさがさないで もしかしたらお姉ちゃんにとっては…人に愛されることそのものが苦しいことなのかもしれない』

 


そう言われ、居場所を聞き出すことは出来ず…。
え、まさかのこのまま???と思いましたが、最後は、ヨリは帰国以来お世話になっている家の方の頼みで“会うだけ”だと見合いに足を運ぶ。そこに来たのは…

 

 

 

 

真木先生ー!!!知り合いに根回しさせてました…(相変わらずのストーカーっぷり)

 

 

そして最後は…
真木『誰かと一緒にいるのはあなたにとってとても苦しいことなのだと思います しかしその苦しみさえも分け合える間柄を夫婦というのだと…ぼくは思うのです』

 

 

 

真木『まずはおつきあいからはじめていただけないでしょうか』
ヨリ『…はい』

 

で、完結致しました〜。寂しいようなほっとしたような…。もうかっこよくてヘンタイの真木先生が見れなくなるかと思うと少し残念ですが…。
ラストは真木先生の深い、深い言葉と愛でまとめてくれましたね。
こんなに誰かに深く愛されること…誰にでも経験できることではないのかもしれない、けど、話の途中でヨリのセリフにあった様に、愛される為にはまず自分から深く愛し自分自身愛することが必要だということ。愛とは“信じる”ことであるということを学びましたなー。はい。

 

西先生の次の作品も楽しみにしております!!なかじまなかじま3巻も買いましたので近いうちにネタバレ書いていきたいと思います。そして、2月には同作者のマンガ“男の一生”が映画化ですねー。こちらも楽しみでございます。ではでは。

 

《引用元 作品DATA
出版社:小学館
著者:西炯子
掲載誌:フラワーズ

 

 

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